廃棄予定の化粧品をアップサイクルして、
建材として再利用する取り組みが行われた事例があります。
今回はこちらの記事を参考にしました↓
ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社は、
廃棄前の自社化粧品を、なんと建材へと再利用していました。
2022年10月にリニューアルオープンした本社オフィスでは、
自社化粧品約4400個をアップサイクルした建材を用いています。
こちらはリップグロスが再利用された壁紙です。
鮮やかな色合いがグロスの色だったのかなぁと考えるとなんだか夢が広がります💄
他にもアイシャドウが再利用された照明など、様々なものにアップサイクルをした結果、
2022年には2019年比で約50%もの廃棄物削減を達成できたようです!
これはとても大きな数字だと思います。
その活動は自社オフィスから外部へと広がり、
2023年11月〜2024年1月にかけ、廃棄予定のパウダーファンデーションから作られた
タイル建材を活用した2つの学生寮が竣工しました。
廃棄される予定の822個のパウダーファンデーションを材料に、
東京ガス不動産がタイル建材を製作しました。
これらは「ラティエラアカデミコ三鷹」という学生寮の一部に用いられました。
とても艶が美しいタイルで、パウダーファンデーションからできているなんて
想像もできません。
パウダーファンデーションを鉄板で熱して油分を取り除き、
タイル基材粘土と混ぜ合わせて焼き上げているようです。
このような作業をより単純化できれば、
自宅で自分で作業し、インテリアやちょっとした雑貨にアップサイクルすることも
可能になるのではないか、と少し考えました。
自分が建築の勉強をしていることもあり、
今の研究内容とこんなところでつながりがあるとは思いませんでした。
化粧品のアップサイクルにはまだまだ可能性がありそうです!