【2021/4/27】


夕食を食べ、入浴から寝るまで、何も異常は見られなかった6歳4ヶ月の次女。

寝てしばらく経った頃、ガバッと起きたので「眠れない?どうした?」と聞くと「違う」と答えて私に擦り寄って来た。

何となく吐くのでは?という予感がしたので、身体を起こしてやると夕食に食べたものを一気に吐き出した。

念のために熱を測るが、36.2℃だった。
そしてまた横になる。

10分くらい経っただろうか…。
目を見開き、少しずつ黒目を動かすが視点が合ってるようには見えない。
黒目は上の方に行っていた。
話し掛けても視線はこちらに向かず、天井をジッと見ている。

私はこの時、寝ぼけているとしか思っていなかった。
でもこの時からすでに痙攣は始まっていた。

また吐きそうに見受けられたので、上半身を起こして背中を擦り、「吐いて大丈夫だよ」と言うも、また黒目をゆっくりと動かすだけ。
そのうち瞼を高速で動かし、パチパチと始める。
左手が少しずつ動いて、何か言葉を発している様子を見せる…でも何を言っているのかさっぱりわからない。
そして頭をカクカクとし出し、全身を小刻みに動かし出した。
奥歯をギシギシ言わせて身体を突っ張らせる。

ここではじめてこれが痙攣だと思った!

夜間診療を受診しようと夫を呼ぶ。
夫はその様子を目にして「これは救急車だと思う」と…

すぐに救急車を呼び、私は痙攣する次女をベッドに横にする。
夫が次女を抱きかかえ、私は上着を羽織って保険証など一式用意。

上着のファスナーを上げる手が震えてしまい、思うように上がらない。
もうダメかもしれない。
頭を過る最悪の事態。
まだ小学校に上がったばかり。クラスのお友達の名前も何人かしか覚えていない。
それで終わりだなんて!
たった6年しか過ごしてないのに…

そんなことを思いながら、外で救急車の到着を待った。