久しぶりに一般の方向けネタ！

本日は神奈川県立がんセンターの山田耕三先生に

「胸部X線写真・CT画像読影のポイント」をテーマに

セミナーをしていただきました。

その内容はHPのセミナー報告に詳細を記すとして

今日はひさしぶりに、非医療関係者（一般の方）が

今まで医療行為等を受ける中で「そういえばこれは

何のため？」と改めて感じると思われることについて

書いてみたいと思います。

まず、健康診断では必ずと言っていいほどおこなう

胸の写真（胸部X線）。

大体は検査着や下着になってレントゲンの機械の

前に立ちますが、その前で直立ではなく機械を上から

抱くようにして構えさえられます。

さて、なぜでしょう？？？？

別に密着させるのが目的ではありません。

胸のレントゲンは主として肺の病気を見つけるためです。

では、肺はどのくらいの大きさでしょう？？？

肺の上部は鎖骨や肩甲骨の上まであります。

下部は息を吸った場合と吐いた場合で異なりますが

横隔膜（おおざっぱにいえば肋骨の下くらいまで）

まである大きな臓器です。

左右に1つずつありますが、左右非対称で大きさも異なります。

では最初の質問の回答ですが、なるべく肺全体を診るため

鎖骨や肩甲骨がじゃましないように腕や肩をあげるという訳です。

何気なく取らされるしぐさにも理由があるわけです。

次に「大きく息を吸って…止めて…」と天の声が聞こえてきますが

これは肺に空気をたくさん入れて肺を大きくさせ、より病変を

見つけやすくするためです。

しかし、大きく息を吸ったつもりでも体調によって肺の大きさは

異なってしまいます。

できることならば毎回同じ肺の大きさでレントゲンを撮って

毎回同じ医師に診てもらうと（写真を送れば別の医師でも可）

前回との比較から病変が見つけられやすくなります。

ちなみに息を吐き出しきったところでレントゲンを撮るケースもあります。

もし影があったら・・・・・・・・・・・・。

影と言っても肺のレントゲンで主要は白く写ります。

現在は２ｃｍ以下のガンだったらほぼ手術で完治するそうですが

発見が遅れて主要が大きくなればなるほど生存率が下がります。

そのためタバコを吸う方、家族で吸っている人がいる方は

しっかりと検診を受け、相応の年齢の方はCT（X線よりはるかに

発見が可能です）検査を受けるようにしましょう！

肺がんはサイレントな病です。血痰を吐くことなく「風邪かな？」と

咳が出るから、あるいは肩こりや腰痛から発見されることも多いです。

また、背中に近いところのガン腫瘍は胸のX線では遠くにあるため

影がぼんやりとしか写らず、見逃す事例が少なくありません。

少しでも変だと医師が感じた場合は自ら率先して精密検査を

することが大切です。

そして、早期発見のための検査は他のガンにも言えますので

せっかくいい医療機器がそろうのに検診率が他国に比べて

極めて低いこの国の悪習を無くていきましょう！！！

（康）

ＤＶＤ大量発売！

今まで弊社制作で販売していたＤＶＤは筑波大学徳田教授の

「ソクラテス・メソッド カンファレンス　シリーズ」の４本だけでしたが

先週新たに４本のＤＶＤを発売いたしました！

１つは、札幌医科大学の松浦武志先生が北海道勤医協病院に

居るときから続いている「ヒヤリ・ハット　カンファレンス」を収録したもの。

タイトルは『まさかの胸背部痛』です。

徳田先生のカンファレンスと違い、後期研修医の先生がヒヤッとした経験を

ＳＥＡという手法を用いて振り返りを行うもので、松浦先生の名ファシリエートで

カンファレンスは笑いが絶えず、その中でもしっかり心に刻まれる構成です。

のこり３本は、弊社設立記念のＫｉｃｋＯｆｆセミナーを収録したもので

第１部は筑波大学総合診療部の前野哲博教授の講演でテーマは

「よりよき家庭医・かかりつけ医を目指して」

第２部は花見川中央クリニックで家庭医をされている北垣毅院長の講演で

「家庭医療最前線　外来診療におけるピットフォール」

第３部は両先生の対談と来場者からのＱ＆Ａになっております。

これらＤＶＤのサンプルはＹｏｕＴｕｂｅで閲覧できます。

http://www.youtube.com/watch?v=DzwP8zhNwXk

http://www.youtube.com/watch?v=cjr-LZ5N0WU

http://www.youtube.com/watch?v=cjr-LZ5N0WU

http://www.youtube.com/watch?v=FWff3qXxdgE

また、こちらで販売もしております。

http://mh-support.nsmaker.net/

徳田先生カンファレンス以外はまだamazonで販売されてませんが

まもなく購入できるようになる予定です。

よろしくお願いします！

（康）

何を隠そう・・・！

10月5日は医療・健康サポート株式会社の初めての設立記念日でした。

まあ、それを今頃ブログにするのも私らしい。

当日は昨日誕生日だった社員の誕生会を兼ねて会社でお祝いをしました。

で、酒を少しだけ飲んだだけなのに酔ってしまい当日ブログを書けずじまい。

そういえば10月4日は日野原先生の100歳の誕生日。

ＮＨＫで特番やってるのを見てなぜ先生が多くの医師から慕われているのか

少しだけわかった気がします。

この仕事を始めて多くの医師と出会いましたが尊敬できる医師もいれば

そうとは言えない医師も・・・。

80歳を超えた先生が、生涯教育が大切だと言っているのを聞いて感動した。

セミナーやＤＶＤを販売して医師等のスキルアップ、知識の習得を

サポートしているつもりだが、それらツールで一所懸命勉強してくれている

先生等を見ると感謝するとともに、素晴らしい人達だと思う。

自分もまだまだ学ぶことは多い！

（康）

いまさらですが・・・！

７月のはじめ、日本プライマリ・ケア連合学会の学術大会に行ってきました。

と、10月に報告をしてみる私。

今更やめようかとも思ったけど、予告した手前約束は守らなけりゃ。

7月1日の金曜日、昼頃に会社を出て羽田から新千歳へ。

その足で会場に行って先行の社長と合流。

地下鉄を乗り継いでホテルにチェックインし、すすきのへＧＯ！

北海道と言えばいろいろあるけど「ジンギスカン」を食す。

このときはらーめんやスープカレーをいつ食べようか・・・・・・

と考えていたのに、これが最初で最後の北海道の味でした。

学会は初めてということもあり、いつものワークショップとは雰囲気が違い

少々とまどうも、久しぶりにお会いする先生たちとの再会に感激。

この学会ではブースを出して初めてＤＶＤを発売していることを大々的に

宣伝してきました。

初めてお会いさせていただいた先生も多く、ぜひこの出会いを大切にして

家庭医・総合医の啓蒙と会社の発展を図っていきたいと思います！

（康）

ご無沙汰してしまいました！

ちょっといろいろありまして・・・・・・

ブログの更新が滞ってしまいました。　　m(_ _)m

ネタはたまってますので、そのうち書き込む予定です！

昨日は驚くほど電話が来なかったのに、今朝は電話が

結構かかってきました。

そう、週末のセミナーのお問合せです。

弊社として初めて土日連続開催で気合を入れていたのに

神様は台風を送って激励してくれたようです。

そのため、明日は本当に行いますか？

飛行機が飛びそうにないのでキャンセルします・・・等々。

セミナー運営会社としまして頭の痛い問題です。

しかし、弊社は台風程度では中止をいたしません。

講師の先生のご都合で日程変更などが少々ありましたが

槍が降ろうと今夜のＷカップ予選のサッカーの結果により

日本が北朝鮮に圧勝し、なんか変なものが飛んで来ようと

３日、４日のセミナーは予定通り行います。

たとえ参加者が１人でもおこないます！！

ただし、講師の先生が来られなくなったり、巨大地震、テロ

などにより交通機関が麻痺していた時はご容赦ください。

とへこんでいたら、さきほど長野の先生から明日のセミナー

の申し込みがありました。

○藤先生、生涯教育に対するお考えはすばらしい！

感動のうちに今季はこの辺で！

（康）