一昨日の日曜日に過去の投稿でも紹介した、『構造動作トレーニング』 の指導者である中村孝宏さんに自身の身体を個人的に確認していただきました。

 

 

 

以前から体の左右差を感じており、特に右の股関節の動きが悪いと自身は考えていました。ただ、実際に見ていただいた結果は自分が思っていたのとは少し違っていました。感覚と実態にズレが生じていたということになります。

 

直立の姿勢で背骨の位置を確認していただきましたが、胸郭が右側にねじれて?いるということでした。さらに左右後ろ方向に体をひねると、左側は明らかに動きが悪いことがはっきりとわかりました。しかも、左にひねったときに左足に体重が乗る感覚がなく、右に体重が乗ったままで、左足に重心が移動していないことがはっきり自身でも認識できました。

 

さらに肩を体側に沿って下げる動きをサポートいただきながら行いましたが、左の動きが明らかに悪く詰まった感じで右ほど下がらない状態です。

 

最終的にはいろいろな動作を行っていただくことで、左右差が徐々に解消されていきました。過去に多くの方を診られた経験のなせる業だと感じました。ただ、この左右差については自身でもある程度は理解していました。というのも少年団の代表が以前整骨院を開設しており、お世話になっていた時に指摘されていたからです。

 

 

 

約9年前から5年ほど毎月診てもらっていました。操体法に沿った施術になります。まずは台に座った状態で背骨の位置のチェックから始まり、左右に体をひねり具合、でん部の体重のかかり方の左右差をまずは確認してから施術を行っていました。

 

この時と同じ状況だと思っています。5年間診ていただく間に左右差は徐々に解消され、レース復帰も果たすことができました。最終的に代表の整骨院は閉鎖となりました。4年ほどたちますが、私の身体は完全にもとの状態に戻ってしまったと感じています。

 

このことはシューズの底の減り具合からも裏付けされます。私自身は底がすり減って履けなくなったシューズを捨てずに保管しています。以前から右足の外側が左足に比べてすり減り方が大きいことはわかっていました。右外側のシューズの減り方が以前より顕著なっていることに、最近のことになりますが気づいていました。

 

 

理由についてははっきり分からなかったのですが、今回指摘をいただいて腑に落ちたというところです。全体の動きのバランスが悪いことが原因だということになると思います。この理由は長年の習慣の結果だと思っています。中学校時代の写真を見ると首が左に傾いており、バランスが大きく崩れていることがわかります。

 

毎日片道3キロを歩いて学校を往復していました。学校のカバン結構が重たかった記憶がありますが、常に右手でカバンを持っていた可能性があります。当時は週休2日ではありませんので、日曜日を除いて3年間この動作を繰り返していたということです。右側の違和感はランニングだけではなく、日常動作の積み重ねが原因ではないかと考え始めています。普段の行動をあらためてチャックする必要を感じました。

 

ランニングにおいても、左右の足に均等に体重を乗せることが必要になると思います。実際にどのように確認すればよいのか難しいところですが、脚の動き、上体の動きが明らかに違って見える場合は何らかの問題があるといえるでしょう。

 

 

 

中村孝宏さんは私自身の身体の状態を確認されて、東京オリンピックで入賞した大迫傑選手を引き合いに出されていました。ゴール付近では右肩が下がり後方に引けていることに気づかれたとようです。一流選手でも理想の動きをすることは難しいということになるのではないかと思います。

 

今回指導をいただいて強く感じたことですが、自身の身体を客観的に判断することは難しいということです。自身の身体をどこまで理解できるか、挑戦する価値はあると考えています。