No.521 老後の生活設計にFPがお役に立てる3つのこと

 

今回は、老後の生活を設計するのに、

ファイナンシャルプランナー(FP)が、

お役に立てることが様々あります。

 

そのなかで、

老後を迎えるのにあたり、

必ずしておいていただき

またFPとしてお役に立つことのできる

 

3つのことをお話しいたします。

 

 

--------------------------

(1)ご自身の行程を描く

--------------------------

ひとつ目です。

 

これは一番大切なことです。

 

老後の生活を迎える前に、

老後の生活を描いておくことです。

 

退職前は、何かと忙しくて、

 

老後の生活はその時になってから考える。

 

という方もみえます。

 

 

しかし、これまでは主に自宅と勤め先を往復し、

勤め先では創造的な業務に携わっていた方でも、

 

退職後は、

一日の生活をすべてご自分で作成すことが必要で

そのために時間も労力もかかります。

 

すぐには出来るものではありません。

 

 

なかには、

退職後は、すでに旅行に行く計画があるといわれ、

実際に旅行に行かれる方もみえます。

 

しかし、なかには

行きたいところを行きつくすると、

その後、することが無くなってしまう方もあります。

 

 

退職後、毎日の生活はその生活が始まってから考える。

 

または、退職後の直近の計画は持っていても

その計画の実行したら

次に何をしよう。

 

 

つまり、体系的な老後の計画を立てておかないと

考えている間に、

歳はだんだんと取って行ってしまいます。

 

それとともに貯蓄は減っていきます。

 

心細くなるという方もいるようです。

 

旅行に行くと言った

ワンポイント「点」の計画だけではなく、

 

その後の生活も含めた

体系的な「線」の計画も必要なのです。

 

 

年金の収入と今までの蓄えで

今後どのような生活ができるのか?

 

歳をとってから悩んで、

このような状況になってから、

 

FPに相談にお越しいただいても

善後策を提案することは、

率直に申し上げて難しいです。

 

 

つまり、現役の間に

老後の生活をどのように送りたいのか、

 

実現できるかは二の次に

送りたい生活を描いてみることです。

 

 

FPは、描いた生活に、

老後の生活をしていく上で、

必要であろう経費を加えていくことができます。

 

 

-------------------------

(2)無駄をなくす

------------------------

次に、FPといえば、

 

未だに保険を販売している人

 

と思っている方もいるようです。

 

 

確かに、家計支出の無駄をなくすのに、

注目するのが、

 

現在加入中の保険商品の内容と

固定費として毎月家計から支出される保険料です。

 

必要以上に保険に加入している場合、

 

見直しをして保険料の負担を減らす提案をしますので、

FPが保険商品に関わっていることは、

間違いはないかもしれません。

 

 

FPは、

その他にも、住宅ローンを借り替えるのに

この借換えは有効なものか、

その検証をします。

 

 

無駄をなくす意味では、

 

資産を相続する場合に、

 

子どもが歳をとってから相続をしても

有効な相続にならない場合があります。

 

有効な相続とは、

例えば、子どもが住宅を建てる時に

お金の援助をすることです。

 

子どもに援助して、

自分たちの老後の生活が成り立つためには、

いくらまでの援助ならいいのか?

 

その金額を算出するのもFPです。

 

 

----------------------------------------

(3)家計収支のシミュレーション

----------------------------------------

3つ目のFPの役割として、

 

通常、退職後に急に家計収支を抑えることは難しいことです。

 

 

特に支出の方は、

 

いままで勤めていた間は、

ある程度時間の拘束もあり、

毎日使うお金も決まっていたでしょう。

 

しかし、退職の生活では、

 

すべて家計からの支出になります。

 

また、時間の拘束からも解放されます。

 

従って、外出をすればするだけ

家計支出が増えていきます。

 

自宅にいれば、

それだけ光熱費も増えるでしょう。

 

 

どのくらい増えるのかを予測するためにも、

 

現在の家計収支の具体的な、

・収入、

・支出

・貯蓄額

それに、その他の資産などを含めて、

 

旅行に行くならいくらまで、

家の修繕の予算はいくらまで、

毎月の家計の支出はいくらまで、

 

今後の年金として家計に入る収入や

現在の貯蓄を取り崩していくにも、

 

細かい金額まで出して計算すると、

生活をしていくのが面白くなくなりますので、

 

おおよその金額を算出して、

 

生涯、安心して生活できる

 

基本的な

家計収支の額をシミュレーションするに、

FPはお役に立てるのです。

 

 

-------------------------------

設計は退職までに完了すること

-------------------------------

繰り返しになりますが、

 

退職後、勤める必要がなくなり

生活の環境は一変します。

 

 

家計の収入は、

年金が中心になると当然ですが

現役の時代よりは減ります。

 

中には、退職後、

65歳になって公的年がもらえるまで

収入が激減する

と予想できる方もみえるでしょう。

 

しかし、支出の額は退職後の大幅には減りません。

 

 

ひょっとすると、上記のほかに

医療費や介護の費用などが増えて、

現役の時代より増えるかもしれません。

 

 

そこで、客観的に家計収支を見ることのできる現役中に、

老後の生活を

設計しておくことが大切なのです。

 

 

 

 

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

 

老後の生活に入ってから

 

老後の生活の設計は出来ません

 

現役中に

時間的なゆとりを持ってすることが肝です

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第347号)
Photo by photo ac