夢とは小さな「たい」の積み重ね。「カツカレー食べたい!」から始めよう ≪続きを読む≫
2月15日(金) 19:00 提供:新刊JP
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こうして自らのビジョンを次々に実現し続ける心屋氏が、このたび新刊『心屋流 ちょっと変わった夢の叶え方』(学研プラス刊)を刊行した。
(構成/福島結実子)
◆「私、カツカレー!」から始めよう
――今回お話を伺って、夢がない人は、無理して見つける必要はなくて、夢がないまま平和に生きればいい。そう言っていただけると、「夢は何?」と聞かれても「うーん、今はないな」って平気で言えるような気がしてきました。
心屋:それはよかったです。
――ただやっぱり、「夢=生きがい」という気がしてしまって、夢があったほうが人生、楽しそうだし、充実しそうだなとは思います。今までのお話を聞いてきて、そもそも「夢」って何だろう? という疑問も浮かんでしまったんですが。
心屋:夢とは「たい」です。「したい」「行きたい」「会いたい」「見たい」「聞きたい」「食べたい」……の「たい」という「好奇心」なんですよね。生きがいレベルの夢が欲しいという人は、こういう小さな「たい」をつかまえずに、大きな「たい」をつかまえようとしてるんですね。でも本当は、まず自分の小さな「たい」を感じて、叶えてあげることが大事。
――本当に小さなことでいいんですか?
心屋:たとえばカフェで、みんながミルクティを頼んでいるとき、自分だけロイヤルミルクティって言いづらい。「じゃあ、ミルクティでもいいか」って、そこでちょっと自分を押し殺すんですね。でも、そういう自分の本当の気持ちを叶えられない間は、大きな夢も生まれないし、叶うこともないでしょう。
――小さな「たい」が、大きな「たい」につながっている、と。
心屋:そういうことです。……「みんなはお茶だけ頼んでいるけど、お腹が空いているからカツカレー食べたいな」ってね。…… 我慢しようと思えば我慢できてしまう、小さな欲求を満たすことが大事。
――まわりのみんなはお茶だけのつもりなのに、自分はカツカレーというのは勇気がいりますね(笑)
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心屋:うん。で、そうなるためにはひとつ、覚悟しなくちゃいけないことがあります。それは「あなたって変な人ねえ」って言われる覚悟。裏を返せば、「私は空気読めないし、ちょっと変なんですよ」っていうのを、世間に認識させてしまうということ。そうなると、「私、カツカレー!」って言ったときに「わ、出た〜!」って歓声が上がったりして、喜ばれるようになる(笑)
――そうなったら、もっとラクですね!
心屋:しかも、みんながお茶している目の前でカツカレーなんか食べたら、みんな匂いにやられて「私もカツカレー食べようかな」「私はキーマカレー」なんて言い出すかもしれない。自分が正直になれば、周りの人もちょっとずつ正直になって、その場の幸福感が底上げされる可能性もあるんです。
◆夢は叶ってもいいし、叶わなくてもいい
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心屋:きっと「挫折が怖いから夢を持たない」っていう人も多いでしょう。「叶わない夢を持つくらいなら、夢がないって思っていたほうがラクだ」と最初から自分を低く見積もって、諦めてしまっている。
でも、おもしろがっていれば、挫折が怖くなくなって、ポワンと夢を持っていられるんです。叶ったらおもしろいし、叶わなくても別にいいか〜って。
――夢は叶わなくてもいいけど、叶ってもいい。さらに気持ちがラクですね。
心屋:あと、もう1ついえるのは、「夢を叶えるんだ!」って思って、その夢だけを見て一直線に走るより、「どっちでもいいや」って思って日々、おもしろがっていたほうが、びっくりするくらい大きなことが叶う場合もあるんです。
――夢を描くことで、かえって叶うことが狭まるかもしれないんですか?
心屋:そう。10の夢を実現させようと思ったら、10の夢を叶えるための行動しかしないでしょう。本当は20の夢でも30の夢でも実現できるかもしれないのに、夢によって自分のポテンシャルに天井を設けてしまっているということです。……
――夢っていうのは、自分が想像できるなかで最高のことだから、逆に言えば、それ以上のことは実現しづらい、と。
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◆「がんばる時代」から「楽しむ時代」へ
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心屋:……「夢を叶えるぞ!」ってがんばっていると、どうしても、その過程は苦しいものになりがちです。結果、夢が叶ったとしても、喜びを感じるのはその瞬間だけで、今度は、転落する恐怖を味わうことになりかねません。
そういう生き方がいいか、日々の小さな「たい」を大事にすることで、つねにほんわか幸せでいる生き方がいいか……。
それは好き好きだけど、何か知らんうちに大きなことが叶ってしまうのは、ほんわか幸せタイプのほうかなと思います。
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心屋:生来、夢をがむしゃらに追いかけたい、努力したいというタイプの人は、そういう生き方をすればいいと思う。
そうじゃない人は、日々、小さな欲求を満たし、楽しみながら、平和に生きていこう。そのなかで「あ!」というものに出会ったら、それをおもしろがってみよう。そんな感じでいいんです。……
夢は、~したい、という気持ちであり、その小さな正直な思いを積み上げていくことが大切なのですね。
覚悟という面では、私はすでにバッチリなので(笑)、最初のハードルは低いかも。
ただ、レストランなどで皆と同じ注文をするのは、自分だけ別のオーダーをして、後から皆が食べている物が美味しそうだと残念な気持ちになるから。
我慢するというより、快感を味わう<不快感を避ける 合理的選択だと個人的には思っています。
小学生の頃から、何かを成し遂げるには、努力と才能が必要であり、自分にはそのどちらもないという思いから、「夢」を抱いたことがなかった私。
「叶っていもいいし、叶わなくてもいい」
夢に対するそういう考え方、いいですね。
この齢になって、「夢」はあった方がいいな~と実感しています。
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