今回は、ある意味、女性であることの宿命とも言うべき「月経痛(生理痛)」をテーマに取り上げました。皆さんが永く付き合っていくべき月経痛をより良く理解し、受け止めていただくための参考になれば幸いです。

 

思春期以降の成熟した女性であれば誰でもが経験し、残念ながら逃れることの出来ない苦痛が月経(生理)の際に感ずる痛み、「月経痛」です。

まず、何よりも、月経痛は女性が常に新しい命を育むために身体を一定の周期で整えているために起こる症状ですので、月経痛をやっかいな症状として憎まないで、恨まないで、嫌わないで、自然なものとして受け止めていただくことが大切です。

 

そして、この月経痛は個人差も極めて大きく、ほとんど苦痛として感じないごく軽いものから、日常生活が出来なくて寝たきりになってしまう程の強い痛みまで様々です。月経痛の程度に応じて皆さんが冷静に、かつ、上手に対応していくことが一番です。

 

 

月経痛についての疑問

 

Q1.どうして起こるのでしょうか?

 

A.なぜ、月経痛は起こってくるのでしょうか?

実は、今現在も「理由はこれだ!」と正確に言うことが出来ず、よく分からないことがたくさんあるのです。で

も、月経の際に痛みを感じる理由が幾つか考えられますので、それについて少し説明します。

 

 

月経は子宮内膜がホルモンの作用を受けて剥がれ落ち、出血するために起こります。その時に子宮のなかでは一種の炎症と似た反応が起き、プロスタグランディン(PGと略します)という物質が作られます。

この物質は筋肉を収縮させたり、神経を刺激にして痛みを発生させる作用を持っています。

 

PGが作られ子宮が収縮するおかげで、子宮内の月経血が速やかに排出されると共に締め付けられるような痛みを感じるわけです。また、月経血が排出されるときに子宮の入り口の部分(子宮頸管)が伸展され、これも痛みの原因になると考えられています。

 

もう一つの大きな理由として、月経血は子宮の収縮に伴って膣から外に出て行くだけでなく、卵管を通ってお腹の中にも出ていきます。そして、お腹の中に排出された月経血はお腹の表面の腹膜を刺激して痛みを生じます

卵管が正常で通過性のある女性特有のこの現象が、実は将来の子宮内膜症の原因と考えられています。

 

それ以外にも幾つか原因として考えられますが、主な原因は以上です。

 

 

Q2.月経痛の程度が、月により違うのは?

 

A.月経の量やお腹の中への月経血の流出量は、各月の月経ごとに微妙に違いますので、当然月経痛の程度も異なります。

一般的に、月経の量が多いときほど月経痛も強いはずです。また、体調、精神状態などご自身の健康状態でも微妙に違ってくると思います。

 

いかがでしたか?

月経痛に関わる悩みは尽きないものです。このミオブログでは、月経にまつわる他の疑問についても追ってご紹介していこうと思っています。

 

 

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