ホタルの散舞が見られてお肌にいい温泉がある!
と教えてもらい調べると、
嬉野の山間にすごく惹かれる宿があり、一人で一泊することになった。
「えりさん、ここから嬉野ですって!」と友人。
嬉野に入ると、
途端に雰囲気が変わった。
まるで境界線があるかのよう。
神聖な感じがして、
どんどん心が澄んでいくように感じる。
緑豊かな山
美しい川
茶畑や棚田など
見るもの全てが美しく優しくて、
母の胎内にいるかのような、とても安心できる土地、嬉野。
ホタルの舞うポイントのすぐ近くに
そのお宿はありました。
嬉野マジックなのかな?
はじめて来たのに、
ありのままの自分で居られるお宿。
送ってくれた友人とお茶をいただき、お風呂をいただき、
食事の時間が遅くなり、ホタル鑑賞の一団はもう出たそうで・・。
女将さまが直々に私一人を連れてホタルスポットに案内してくださる運びとなった。
車を運転する女将さまに「嬉野はいかがですか?」と聞かれ、
「とても神性な感じがしました。」と答えると、
しばしの沈黙。
あれ?と少し気になったが、
嬉野の四季を紹介してくださり、あっという間に到着。
夜9時半のこの場所は真っ暗闇。
川のせせらぎを聴きながらホタルが飛ぶ光景は幻想的な世界だったが、
女将さまと二人、
じっとホタルを見つめていることによってぐっと癒しが深まるようだった。
つい昨日まで、観光バスが入ってきてこの場所は人でごった返していたそう。。
おお!
ここでもラッキーガールを再認識♪
帰り道、女将さまのお話を聞いていたら、
嬉野に神聖さを感じるわけがだんだんわかってきたような気がした。
ご縁があって翌日も女将さまとドライブができることに♪
翌日は友人が福岡から私を迎えに来てくれた。
福岡から嬉野まで、
すごく遠いのに、
運転がドキドキ、得意ではないのに、
送り迎えしてくださる友人。
私はこの人に甘えに来たのだ。
だから甘えることを許そう。
感謝の気持ち出いっぱいになるのでした。
今度は私と友人と女将さまの3人でドライブ。
私が行きたいとお願いした場所に連れて行ってくれたのでありました。
女将さまの家系は熊野神社のご住職や御坊様達とご縁の深い方らしく、
旅館を営む場所は御坊様のご指示があったそう。
その地は水神様のご加護もあり、
地下から水がわき、水道水は一滴も使っていないのだとか。
その湧き水は不思議とアトピーや病気が治る方もいるそうです。
でも御坊様からお水の扱い方もご指導をいただいているようで、
謙虚な気持ちを続けて20年、お宿が続いているそうです。
お宿のお湯は4つあって、
それぞれの注ぎ口に龍神様が居られるそうで、
お一人お一人役割が違うとか。
女性用のお湯は2つ。
内湯を「大黒湯」と言って、
良縁を繋いでくださる龍神様。
もう一つのお湯、外湯(露天)は、
「無我の湯殿」と言って、
豊かさを受け取るお湯だそう。
男性用のお湯も2つあり、
それにも名前がついていて、
それぞれの効能があるそうだが、
何だか忘れた・・(男性の方、すまぬ)
女将さまに直接聞いてくだされ!
お宿が気持ちよくてかんさつすると、中庭に
3つの御神体が祀られている場所があり、
木の陰でよく見えない。
でもすごく気になっていたので聞いてみると、
お宿の敷地に大きな石が埋まっていると御坊様がおっしゃるそうで、
それを掘り起こすようにと。
その昔、そのお宿よりも高台にある部落に祀られていた神様のお社になっていた大石が
雨で流されて地下に埋まってしまったそう。
そしてもう一箇所、
あるところに四角い30cmの石と、小さな丸い石があるからそれも祀るようにと。
掘り起こすとちゃんと石があり、
四角い石を測ったら、ぴったり30cmだったそう!
女将さまのお宿は神のご加護を受けながらも、
嬉野の地を守るお役目をしていらっしゃるように感じてならなかった。
あるきっかけで熊野神社のご住職と◯◯御坊様をお招きした時、
嬉野の川から三百体の龍神様が昇ってこられたとか。
その時のお宿の女湯は白く混濁し、
男湯は気泡がぷくぷくと立つ、不思議な光景があったそう。
他にもスピリチュアルなお話をたくさん聞かせてくれて、
ワクワクでした。
昨晩のホタル鑑賞スポットを超えると、
何やら雰囲気が変わってきて、
どんどん軽く開けていく様子。
着いたところは、
想像を遥かに超える広い広い場所で、
すごーい!!!!
日本じゃないみたい!
別世界に来た感じがする!
私と友人ははしゃぎまくり。
天国のような場所で、
絶対に荒らされてはいけないような感じがした。
女将さまがおっしゃるには「普段は見えない海が、今日は見えている」そう。
こんなにはっきりと見えたのははじめてだそうで。
えーーーーーっ?!
とすごくびっくりしたけれど、
とても光栄で、
招いていただいた感じがしてすごく嬉しかった♥
チェックアウトの時間をとおにすぎているのに案内してくださった女将さま。
そのお心遣いに厚くお礼を申し上げると、
今日は忙しくない日だったから、と。
本当にラッキー!この感覚をしっかりとアンカリングしていると、、
女将さまは「お仕事は何をされているのですか?」と訪ねてきたのであった。
ううっ。。
昨日4次元パーラーあんでるせんのマスターにされた質問と同じだ・・。
こんな神性な場面で再び聞かれるとは・・・。
どう答えるか?
と考えそうな場面だが、
案外スルリと「シャーマンをしています。」と答えたていた(笑)
もちろん女将さまは「え?シャーマンってなんですか?」と聞き返してくる。
そうですねぇ。。
「その人が自分らしく開いていくことをお手伝いしています」と告げたのでした。
昨日の違和感はどこへやら。
すごく自分にしっくり来る回答だったと思う。
こうなるともう、
女将さまがどう受け取ろうが全く気にならない(笑)
この心境に辿りつきたかったのかな、と思うのでありました。
そこから少し深いお話になって・・。
少女のように清らかさを持つ不思議な魅力の女将さまですが、
お伝えさせて頂きたいことを伝えると、
瞳の奥にキラキラと輝く強く明るい光が見えて、
あ、繋がった、と感じたのでした。
女将さまが真のご自分と繋がった瞬間に、
喜びと感謝がこみ上げるのでした。
やっぱり今の私はシャーマンやりたいのだなって思いました。
4次元パーラーあんでるせんのマスターも、
千湯楼の女将さまも、
私のお友達も、
私も、
生きとし生けるすべての人が、
それぞれがみんな特別な役割があって生きている。
と感じたのでした。
嬉野の地は、
本来の自分に還る土地。。
龍神様は力強く、
人知を超えたその方の叡智を自然と呼び覚ましてくれるような、
そんなお手伝いをしてくれているように感じたのでした。
嬉野の地を出ると、外界に戻った感覚になりました。
出会った人、
起きたこと、
聞いた話、、
嬉野の全てがファンタジーだったのではないか・・?
という錯覚を感じたのでした。
さて、残りの時間で
友人の髪を切らせてもらいたい。
どこで切る??
切る場所はあるのか??
旅の終盤に近づくのであった
つづく