数週間前に花をつけていたイロハカエデは、
今では果実の翼がはっきり見られるようになりました。
葉に黒い顆粒状のものが見られたので、周辺を探すと
体長30mmほどのシャクガの幼虫が見つかりました。
帰宅して、イモムシハンドブックとネットで名前を調べました。
頭部は茶褐色で側面は黄色。鬼門が黒色環で囲まれる。
これらの特徴から、チャバネフユエダシャクの幼虫と思われます。
ハンドブックには「成虫が初冬に出現する冬尺蛾の1種。
幼虫は初夏によく見られる」とありました。
見かけた個体は大きさから見て老齢幼虫の様です。
間も無く落ち葉の下などに潜って蛹化し、
暑い夏をゆっくり過ごすことでしょう。