パパのこと | 聖霊からのメッセージをあなたへ

聖霊からのメッセージをあなたへ

思考が消えた深い瞑想状態の時に降ってきた言葉を書き留めております

高い視点からのメッセージがみなさまの幸せ、そしてこの世界が愛と優しさに溢れますように


「本当にただの親バカなんだけどさ、
オレ、娘達のこと可愛いくて
しかたないんだよね。
世界一可愛いと思ってるんだ」


ある事情で離婚し、お子さんと離れて
暮らす大切な友人クローバーキラキラ


その彼の言葉を聞いてから

少し前、私は、自分の父親を思い出し、
とても心があたたかくなることがありましたブーケ2


私が三歳のときに父は家を出たので、
いません。
だから私には父の記憶がほとんどありませんガーン


残ってる記憶は少し淋しいもので、

家族で仲良く遊んでいると、
なぜかケンカが始まり、
幼かった弟と私がやめてと泣き叫んでも終わらなかったことや、

父が家を出て行くお別れのとき
などでした。

父は「ぜったいについてきちゃだめ」
と言うと、私を抱きしめてから、
家の前の坂をゆっくり歩き出しました。


「パパー!」大きな声で呼ぶと
足取りが止まり、一度目は私の方に
戻ってきてくれました。

二度目も、戻ってきてくれました。

でも、三度目は、

どんなに私が大声で呼んでも、

道端に転がって泣き叫んでも、

パパは足早に坂をおりて

もう二度と
戻ってきてくれることは
ありませんでした。



お酒と暴力と借金が原因でした。

そんな父でしたが、私のことだけは
大変可愛いがってくれ、私が大きく
なった頃、母がこう教えてくれました。


「パパはね、お前にだけは手を
あげなかったんだよ。
お前がどんなイタズラをしても、
ミユキは悪くない、って必ず
かばってね。
ミユキだけは目に入れても痛くない、ってよく言ってたもんだよ」


とても嬉しかったけど、
でもそう言われても、やはり会ってた
記憶が薄いので、実感としては、
正直なかなかピンとこないものが
ありました汗


やっぱり物心つく前の記憶は
どうしても難しい(>_<)


でも、自分の子供と離れて暮らす
その友人が、

「娘達が可愛いくて仕方ない」
と、笑いながら、でも少しため息混じりの様子で話すのを聞いていると、


「ああ…もしかしたら、きっと私の父
もこんな感じだったのかもしれないな」と

なんだかまるで擬似体験をしている
ような感覚がして仕方ありませんでしたえっ


そして、きっと ぜったいに父から
愛されていたのだろう、という
確信のようなものが生まれて初めて
芽生えました


出逢いっておもしろいな、と
思いましたキラキラキラキラ
いろんな縦糸と横糸が交じりあって


ある人の悲しみが、ある人の心の傷を
癒す優しさへとつながっていたり


いつ、どこで、それは起こるのか
それは誰にもわからなくて


私はどれだけの糸をつむげるのだろう
そして、つむいでもらうのだろう


私がこの世界を旅立つときには
悲しみも優しさも、ぜんぶ入り混じった
大きな布が織られてるといいな虹


みんなでつむいでいけたら
いいなあコスモス