↑漫画の山を枕に居眠りアオちゃん。漫画は河原和音さんの新しめのやつ。小説はドギツイ内容が好みなのに、漫画は色々なジャンルが好き。
こうなりたいというロールモデルの女性、それも定年退職からの再任用の方がいます。
あんまり愚痴らしい愚痴も言わなくて(気を許した人? にはちょっぴり言う。)、そこがまたイイ感じの共感性をもたせてくれる隙になっているというか。仕事はいつもパーフェクト。愚痴は少し言ったとしても、みんなの前では不満を漏らさないようにしている。気遣いがめちゃくちゃできていて、気配り大臣。私が体調も限界になりつつあって、早退が増えた頃に組んでいて。その時に、「今日の天気からして、メイさん、調子悪いんじゃないの? 早退した方がいいんじゃない?」とか、「めまいするでしょ。高所作業はこっちでやっとくし、いいから帰っちゃいなよ。」(「いやいや、自分のクラスの子に手伝ってもらってやってもらいますし!」と言っても、翌日には「◯先生と流れでやっちゃった。ちゃちゃっと終わったから気にしないで〜。」と言う。)とか、会議に出られない私のために、自分のレジュメに丁寧な字で必要事項を記入しておいて、私のレターケースにコピーを毎回忍ばせておいてくれる。お礼を言いに行く度、「自分のために書いたものをコピーしただけだから気にしない〜。分からないところとかある? 出てきたら聞いてね?」とさらっとフォローしてくれる。
当時の主任が、これまた余裕のない人たちで・・・小さいお子さんを育てているというのもありつつ、最初の年の主任は初めて主任を担当した方で。そりゃこちらに気を配る余裕はないよね。と思いました。
ベテランさんとは次の年も一緒に組むことができて(特に自分からお願いしたわけではなかったけれど、一緒にしてあげた方が良さそうと言う校長の采配? それともベテランさんが自分から申し出てくれた?)、その年の主任は何度か経験はあるものの、子どもを甘やかしてあだ名で呼ぶスタイルの、どこか昔気質のようなそうでないような指導スタンスの方で。
重めの特別支援傾向にある子ども達は、対応を比較的得意としている私がなるべく担当するようにしていたものの、そもそも特別支援が必要な子が多い学年でした。でも、受け持った一年目は、一人以外目立った言動がそんなにない状態でした。
主任の学級には私が元々受け持っていた、調子に乗るとダメダメになっちゃうアスペルガーとADHD気質な子がいたものの、保護者の方と面談を重ねて言動を分析しつつ、年度末には『今はもう周りに合わせて気遣う言動ができるようになりましたね〜。』『あの子も、もう個別指導計画いらないと思うんですけど。なくしていいですかね?(母)』『そぉですね〜。今は特に支援しなくても、普通に授業受けられていますし。担任としては、なくても大丈夫と判断します。』『じゃあなしで!(母)』(※個別指導計画とは、通常学級や支援学級、支援学校にいる『支援を要する』と判断されたお子さんに、保護者の方からの相談に応じて『どういう子になって欲しいか』『どういうことが得意で不得意か』といったようなことを書いて、進級時に新担任が新たに付け加えながら作成し続けるもの。)という感じで、対応さえ間違えなければ問題行動もなく、むしろ学級を盛り上げてくれるタイプになっていたので『まあ、この子はちゃんと引き継いでおけば大丈夫やろ〜。』と思っていた、そんな、各学級から『大丈夫やろ〜』と思われていたような子達が集められたクラス編成になっていたのですが。
上記のような対応をする方だったので、子ども達が調子に乗って甘えに甘え、本来なら発現しないような問題行動が噴出する。→授業中に5人くらいの子が立ち歩いているor泣き喚いているor寝っ転がって癇癪を起こすという学級崩壊という・・・。
早退しちゃう分、お子さん等がいる方々の代わりに、朝は子ども達が教室に入ってくる昇降口が開く15分前くらいに出勤していたのですが。自分のクラスの子達とコミュニケーションを取りつつ、宿題を見たりなんだりしていると、高確率で「メイ先生! ◯くんが椅子投げてます!」「メイ先生! ◯くんが暴れています!」と呼ばれるようになりました。最低でも週に一度はあった。私が隣のクラスかつ、持ち上がりの先生だったから呼びやすいのだと思います。主任はお子さん小さいから、いつもギリギリ出勤・・・早退する分のフォローになっているのなら、いいんですけど。
ロールモデルのベテランさんも同じくらいに出勤しているのですが、絶妙に教室が離れていたので、なぜかベテランさんが「いつもメイさんにフォローしてもらっちゃってごめんね〜。」と謝ってくれていました。私がフォローしてもらってるし、主任クラスのフォローの件は別の話だと思うのに。主任には最初に「◯くんは調子に乗っちゃうとよくない言動に出るから、甘やかさないようにって保護者の方とも話していたので。そういうふうな指導でお願いします。」「うーん。でも私のやり方があるからー。」というやりとりがあったせいかどうなのか、◯くんが椅子を投げ出すようになってからは申し訳なさそうに「ごめんね。」と言われるようになりました。鬱っぽくなっちゃって、「だから言うたやん。」という反面「まあ不憫よな。」とのせめぎ合い。
話は長くなり、それにそれましたが、まあ、こういうロールモデルの方がいらっしゃっています。
そして、反面教師にせねば。と、思う方がここのところデイケアでいるなあ〜と思うのです。
デイケアでは色々なストレス耐性を身につけるための訓練が行われており、グループでの議論がメインで進められています。
その中で、「うわあ。痛い・・・。」と思う、おじさん達がいるのが現状。
一人目は、私の一回り上くらいの人。自分のこと、「この施設のお父さんみたいな存在だからさ!」と言っちゃう、まさしくアイタタな発言をしちゃう方。
そのわりに、施設のスペシャリストというわけでもなく、議論で「それ、説明されたばかりだけど。なんでおうむ返しで聞くの? 話、なんも広がってなくない?」と、質問モンスター。
相槌がやたらとうるさくて、聞く力が弱い私には「(うるせー! 聞き逃しそう! もうキレそう!)」となる存在。
私が入所したときにはすでにいらっしゃって、「なんでも教えるよ!」スタンスで、何も分からない私は教えてくれることに従っていたものの、けっこう後から振り返ると「え。これ聞いてたのと違うじゃん。」ということが多かったりする。そういうところが私以外にもやらかしていることがある。
私もお節介焼きだから、こんなふうにはならんようにせねば。と、人の振り見て我が身を振り返る日々。
もう一人は、私より少し年下の、おじさんと言ってイイのか微妙な年頃のちょいおじ。
すごく勤勉で、なんでも頑張ります、知識の幅も広いです。ってところがあり、それ自体は尊敬できるんです。
でも、なんというか、例えるなら。もっとわかりやすい言葉で説明できるだろうに、あえて横文字ビジネス用語を使っちゃう系? な人。
それに、風習とか文化とか慣習とかを嫌っていて、年上を小馬鹿にしがち?
それから、自分の周りの人脈がスゴイと披露しがち?
な、人がいるんです。
前述の通り、たしかに努力家で、「なんで挫折してしまったんやろ? 精神病ぽくないな?」と思ったのですが、まあ、こういう性格なら、コミュ力皆無な私でも「同僚なら嫌われたり、嫌がられたりするタイプだよな〜。」と思っちゃいました。
私も「自分すごいとこある!」という点では、上記のように、特別支援対応の得意さに現れていると思います。
でも、それをひけらかすような言い方は現実の場ではしていないです。鼻につくのはわかってる。「どちらかというと不登校児対応が苦手で、特別支援要素のある子どもの対応の方がやりやすいです。」と言う感じ。
私も義理の伯父さん政治家がいるけど、話題に上がらないと言わないし、そもそも名前までは言わない。というか、あんまり言わないようにしています。贔屓の政党とか、逆に批判している政党とか各々にあるから、気まずくなると思うし。特別な場合には話題に出すくらい。
でも、彼はそういうのガン無視で、「◯◯やってる親友が〜。」とか、「〜っていうのがありまして〜。」とか言っちゃうし、「〜って慣習、今時古いし意味ねーって思うんですよね〜。」と言っちゃう。
こんなふうに、アイタタな人にならないようにしたいな・・・既になってたらガーン! だけど。
と、思う今日この頃です。

