　前の病院に比べて通院頻度が上がりました。月２〜3回。

　カウンセリングは主に社会精神福祉士の方がやってくれていて、穏和な感じでしっかり話を聞いてくれて、適度に指摘してくれる。人から指図受けるのを苦手に思う私でも、素直に（表面的には）話を聞ける。

　今回、前回の通院の間で発作が４回起きました。今までは予期不安があってからの発作だったのが、３回は不意打ちで、自宅で倒れました。夫がいたり、いなかったりして。シチュエーション的には、どれもリラックスしているタイミングで、急にハッと胸が苦しくなって、過呼吸みたいになる。よだれが出る。話せなくて、パニックになった時は、仕事中の夫にラインで助けを求めたけれど、何の意味もない。救急車呼ばれかけ、夫には「もう仕事行くな！」と言われる始末。

　最後の４回目では職場で起きてしまいました。T2（英語とか、プログラミングとか、専門家と一緒に授業をするとき）の方が児童達に解説しているとき、（なんかくるかもこれ・・・）と慌てて避難先の校長室に赴き、管理職はそれぞれの仕事で現場に行っていたので、とにかく事務さんが「休んでいなさい。」と校長室という人目のないところに一人になったのが良くなかったのか。

　私、かなり学がなくて、特に理数が苦手。さらに言うと、用意する道具が多くて工程も多い理科なんかはそうとう苦手。算数は経験でなんとかなりますが、理科は久しぶりに受け持った学年だったのもあって、「あれ・・・これ、どういう風に展開すればいいんだ？」と赤刷り（教員用の指導ポイントの書かれた教科書）と睨めっこして、ぶすぶすと理解力のなさに「自分終わってる・・・私これでも中堅なのに？　ここのところ低学年が多かったから、高学年の指導力が落ちた？」と負のスパイラル。更に、以前、中性脂肪が多いと言われてからダイエットも軽く始め、食事制限もしているのに、どんどん増える体重に頭はげるかと思うほど悩む。これも負のスパイラル。

　これらと、「他のクラスより授業遅れているんじゃ」「年内に授業進度が間に合うか」の焦りも加わり、あーっとなっていると、八つ当たり対象が自分になる。手の甲を掻きむしる癖があって、やっている時は「自分はなんてダメなんだ」「中堅なのに」「足手纏いすぎる」「ダメダメだー」とぐるぐる考えている間に、気づけば手の甲が引っ掻き傷じゃなくて、皮がズル剥けでリンパ液が出てくる感じになります。

　どれぐらいの時間そうしていたのかわかりませんが、事務さんから「私が調子崩して休んでいるから教室のフォローを」と学年に伝えてくれていて、主任が様子を見に来た時に「わっ。だめだよーやめなよー！」と私を止めてきて、手が悲惨なことになっているのを見て「ああ・・・またコレだよ・・・。」と気づいてぼーっとしている間に、主任に手当て（養護も出払っていた）してもらいながら、「情けない話なんですが、授業がうまく展開できるかとかで悩んじゃって・・・。」と愚痴を溢すと、「そういうのはどんどん相談してもらってね、得意不得意はみんなあるからね、難しいなら一緒に授業すればいいだけだからね。大丈夫だよ。」と言ってもらい、少し安心している間に「もう今日は帰った方がいいよぉ・・・。無理し過ぎだよー。」と言われたものの、子供達にまだやらせなきゃならないことが残っていたので、「少なくともそれが終わってからにさせてください。あと少し休んで、そして子供の前に出たら平常心保てますから。」と断ってから、少し復帰して必要なことを済ませ、後は代替要員の方に任せて帰宅。

　この自傷行為も、「これ以上自分を傷つけないようにしましょうね。間違っても、窓ガラスとか硬いものなどに当たって、もっと酷い怪我を負うことがないようにしましょうね。」と言われました。ちなみに傷跡は子供に指摘されたとき、「めっちゃすごい勢いで転んだ。」と適当に答えました。

　そしてカウンセリングが終わったら主治医と面談なのですが、この方が厄介。入室すぐに雑談しながら年末の話とか、家庭環境の聞き取り（前に詳しく社会心理福祉士の方に伝えてあるんだけどな）をしてきて、いくつかエピソードを語らせたと思えば急に投薬内容の説明をしてきて、「太っているのはねー、クエアチピン（よく眠れる睡眠薬）が血糖値を上げるから、それが大きいかなー。だから定期的に血液検査しましょうねー。と言ってきて、（あれ、めっちゃよく効くからいいんだけどな・・・。）と内心でぼやいていたら、不意に「で、デイケアの件は？　今どうなってます？」と聞かれて、「あの、夫同伴で行こうと思っているんですけどなかなか都合が合わず、（だから冬休みに入ってから行こうかと）」と、言い切る前に「あのねえ！　良いことは先延ばしにしない！　そんなことしていたらどんどん何でも先延ばしにしちゃって、治療の意味もなくなるよ！　早く動きなさいよ！」みたいなことを半ギレで言われて言われ、「（え？　ここまで言われなきゃならんこと？　ていうか最後まで話聞いてないし。私もキレていいんじゃないか？）」とぽかんとしている間に、「はい、じゃあ今回はこれで終わりね。次回は２週間後ね。あと、あなた太ることかなり気にしているけど、まああなたの同僚（ここの病院を紹介してくれた人。）はねー。あんなにシュッとしていたのに、何故かすごい太っちゃったけどねー。（いくら紹介とはいえ、他の患者のこと言っていいのか？）あなたは大丈夫だから。（なにを根拠に？）だからあまり考えすぎないようにね！」と笑顔になっていて、キレどころを見失って受付に戻り、なんだあの二重人格みたいな対応・・・。とビビり散らかしました。

　夫にも愚痴混じりに報告しましたが、

　・体重が増える薬で血糖値が上がるのは、甘いもの食べたあとに眠くなるのと同じようなものだからじゃない？

　・俺が同伴したときも急に性格が変わったような言動していたけど、まあ尻込みするタイプだから、感情的には気分は良くないけど、良い方向へと引っ張ってくれていると思ったらいいんじゃないか？

　・他の患者のことを言うのはどうかと思うけどね。それはぜったい本人に言っちゃだめだよ。

　・総合的には、積極的に治療に向けて動いてくれているから、今まで通ってきた病院に比べたら全然いいと思う。

　・早くデイケア先の予約取って、実際に出向く日は冬休みに入ってからにすればいいじゃん。とにかく腰が重いことを指摘しているんだから、動いてますよってアピールすればいいだけだから大丈夫。冬休みなら俺も一緒に行きやすいからね。

　とのことでした。夫がとっちらかった私の感情混じりの出来事を総括してくれるので、ありがたいこってです。薬も、駅近の薬局を自立支援手帳の対象にしているのですが、量がまだ多くて待ち時間が長いため、いつも「明日取りに行きます。」からの、電車通勤の夫にとってきてもらっています。（休日出勤がなくても、一度は家を出ないと気晴らしにならないそうで、薬を取りに行ってくれる。）

　私は超インドアですから、そうやって動いてくれるのもありがい。夫と結婚せずに今を迎えていたらどうなっていたか・・・（独身至上主義者だった私にめげずに結婚したいと求婚し続けて私が折れた形）。

　私は男を見る目だけはあるなあと思いました。見た目はまったくもって好みではないですが（夫は毎日「メイちゃんカワイイ〜！とか、良い年こいて言ってきています。）、やっぱ人間性ですよね。新婚当初は稼ぎも私より断然低くて、転職を考えていた夫に「転職が上手く行こうが行かまいが、私が稼いでて大丈夫だから思いきれ。」と促した結果、今の職場は若干ブラックでありつつも、数年前から私の年収を上回られて・・・腐っても公務員だから、平均年収より高いのに・・・。

　今年のボーナス通知を見せられて、「メイが仕事できなくなっても、金の心配はいらねーぜ！　へい！」とか、なんか半分煽られましたが、夫もストレスの多い職場だからいつ体を壊すかわからないので、それはノーサンキューしときました。公務員の良いところは、休職しても昇給はしないしボーナスもないけど、給料は出るところ。そのお金で、今までできなかった習い事にあてつつ、治療生活を迎えたいです。

　とにかく、通院するたびにひやひやするのはゴメンだな・・・。夫からは、ボイレコ持ち歩けと言われているので、そうしよっかなと思いました。

二重人格主治医〜よく言えば飴と鞭〜