躁状態の私は、身内の夫に厳しくなりがち。人がいいと言うか八方美人というか(お義父さんも同じ性格)、それで仕事で無茶振りも引き受けてしまう。そして身体がだんどんと弱り、結果、よく体調を崩す。

 そんな夫には「家に着く時間が9時を過ぎる時は報告すること」で、残業時間を意識して欲しいのと、安否確認をしていますが、忘れっぽい。

 注意して暫くはきちんと報告するけれど、時間が経つとなあなあになりがち。

 そこで躁状態のタイミングになると、「連絡する約束どこいったんだ!」とキレる。

 そして、帰宅してからガミガミと「心身に悪いから、ちゃんと断れる人になれ! 私を理由にして(夫の職場は休職に入る前に発作がひどくて呼び出しが多かったことから、私の状況を知っている。)「妻が調子悪いから帰宅しま〜す」って気軽に言えるようになれ!」と叱ります。

 じゃないと、毎日11時帰宅という有様。

 最近はちゃんと意識して、早めの帰宅を心がけるようになり、9時は過ぎるけれど10時には帰って来られるようになりました。ちょっと進歩。

 しかし一方で私は、早く眠れるようにと昼寝を少しにして0時前に布団につくと、逆になかなか眠れなくなる。特に翌日に外出するような予定があると。

 今回は伸ばしっぱなしでパーマも取れた髪をなんとかしに美容院に行こうと思ったのですが、超絶眠れない。

 たまに布団から出て牛乳を飲んだりトイレ行ったりしてみるも、眠れない。

 結局、夫が仕事に行く朝の8時まで起きてしまう。これがデイケアのある日だと、眠らずに行くことになる。

 外出恐怖症? かというくらい。

 寝つきの悪さや、すぐに目が覚めてしまうということを主治医に相談しても、「もう睡眠導入剤と眠りを深くする薬は出しているから、これ以上はダメ。」と却下されてしまう。眠りに関してはマジで困りものだから、薬を増やして欲しい・・・。生活リズムがいつまで経っても整わない。

 そんな私に、仕事疲れがあろう夫が「よく眠れるように」と、たまに「サロンかな?」といった感じで、暗いところに間接照明だけつけて、アロマオイルでボディーマッサージをしてくれます。肩凝り酷いからありがたい。

 感覚過敏のせいで指圧は、特定のお店のスタッフさんじゃなきゃ無理なんですけれど、掌で押して揉まれるのは大丈夫。夫も分かっているのでそういうことはしない。

 ジブリのオルゴール曲を流していて、雰囲気も良い。

 いい感じな雰囲気になるので、つい雑談もする。

 今回は料理がテーマでした。もともと「結婚したのはなんでー?」とたまに聞くんですけれど、いつも「いざという時頼りになるから(倒れた時に介抱してあげて病状の判断も的確だからだそう)。」と言うのですけれど、珍しく別のことも言っていて、「家に遊びに行った時、出してくれた料理が意外(とはなんだろう)と家庭的で。味噌汁と生姜焼きで。」と言っていて。

 「そんなん簡単じゃん。」と言うけれど、「味噌汁に入っている具とか、生姜焼きの作り方とか。うちとは違うけど美味しかったし。肉じゃがとか、ケーキとかも作ってくれたよな。」なんて言っていました。

 でも、結婚するときに条件として「料理は嫌いだからしない。」と言ったのですけれど、夫も「まさかここまで本当にやらないとは思わなかった。」(年に一回あれば上等レベル。)と言われました。料理はできても嫌いな家事の一つなので。掃除や整理整頓はまあ好きな方ですけれど。

 夫にも「あなた、独身時代の家も酷かったよね。カビだらけの客用ふとんを大事にとっていてさ。『捨てろ。』って言っても『使うかもしんないし』って。誰に使わせるねんと思ったよ。」「物を捨てられないタチだったから・・・ちなみに、メイが帰った後のベッドにムカデが出てくるということもよくあったよ。」

 と、聞きたくなかったことを聞きました。ひっどい家だ。付き合っていた頃はだいたい毎週末、夫の家に泊まりがけで遊びに行っていましたが、土曜も仕事があるので忙しく、その間は私が掃除したり料理したりしていたのですけれど。ほんと埃だらけの家でした。巾木にありえない量の埃が乗っかっていたところとか。

 そんな思い出話に花を咲かせつつ、マッサージを終えた夫は眠りにつき、私は昼夜逆転現象中なので眠れずに今に至ります。ほんと、お風呂も工夫して入るようにしてるのに・・・。眠りやすい身体になりたい。