教員は長期休暇にも仕事があるんですって前にも言ったような気がしますが、春休みも例に漏れず仕事があります。人によりけりだけど、年度末の出勤では、指導要録の最終点検、新年度に来る教職員の受け入れ準備、送別会、個人情報の破棄、卒業学年は卒業生記録文書をハンコを使ってアナログにポンポン押していったり、新年度の学年クラスの最終チェックとデータ入力したり・・・と、色々あります。
事前に計画的にしていなければ、教室の片付けもあります。新年度になったら転出・退職する方々は大荷物(正規職員はかなり私物、と言っても教育関連のもの)になるので、段ボールなどに詰めて車必須。車が手配できない人は自腹で引越し業者に依頼することもあります。私は子供に手伝ってもらいながら計画的に片付けていたのでやることなかったのですが、それでも今の学年で使っていた資料と教育書、埃除けの仕事着や給食時のエプロンなどを洗うために大荷物を抱えて車でなんとか持ち帰りました。
あとはお世話になった方々とお礼を交わしておしまいです。
この作業をしていない方々は、春休み中に来校して、片付けて、次年度その教室に入る方のために片付けて、ゴミ捨てします。
ちなみに、転出・退職する方々は今までの思い出とお礼などのスピーチしていくのですが、「組みたくねぇ」と思っていた男性職員がよーやっと転出してくれるので脱力しながらスピーチを聞いていたのですが、彼は話し方が独特で、話の最後の方になると笑い混ざり?になって「何喋りたかったのか結論がわかんねぇ!」ってな感じになります。(そんな話し方をしているから授業は不評だったし、面接でことごとく落ちまくって年嵩な新卒になったんだろうなぁと思いました。)
しかし、今回ばかりは最後にビシッと決めていました。「では、最後に。好きな言葉は〜(早口過ぎて聞き取れなかった)、嫌いな言葉は一期一会です!」と言いました。
言っちゃいました。・・・学年だよりのタイトルにその四字熟語使っていた学年がいたのに。
私も学級だよりに使ったことがあります。この出会いを大切にしましょう、って意味ですけど、本人的にはおそらくまた出会いましょうとか言いたかったのかも知れませんが、最後の最後にケンカ売って来やがったなーと思いましたね。学年・学級通信の定番の文言なのに。ていうか、他の学年がその四字熟語を使っていたの気づいておらんかったん? と、アホさ加減に顔が引き攣りました。使っていた学年も引き攣っていたことでしょう。
でも、やっと離れ離れになれる・・・と安堵しました。最後はハンドクリームの詰め合わせ(もちろんこちらも学年でお金を出し合ってそれなりのものをプレゼントしましたが)を渡して来たのですが、なんと包装されていない。こういう時は礼儀として御礼のフダついたラッピングをしていくもんだろが〜!包装ナシだったのオマエだけだ〜!!
と、常識はずれさに呆れながら、(ていうかハンドクリームて定番過ぎてもらい過ぎて沢山あるんだよな・・・)出て行ってくれてせいせいしました。
他の皆さんは呆れつつ、毎年のようにお叱りを受けてもケロッと同じ問題行動を繰り返す(トイレで業務時間中にタバコ吸っていて、犯人が判明して一回叱られたのにまた繰り返して当時少しだけ厳し目だった校長に叱られてやっと辞めたなどなどなど)「コイツに何言っても無意味だ」と受け流していたのを、私はどうしてもそういうところに目がついてしまってイライラするたちで流せなくて、同じ学年を組んでからは何度泣かされたか。
次に組む人は一部は分かっていて、その人たちはこんな私のために組ませたような配置で有難いのですが、一部は外部から来る方なので、どんな人かな・・・とひやひやしています。今まで組む人たちにはある程度恵まれて(ない時もあって2年目の時なんか主任の仕事をさせられていた)いたので、今度は安寧を求めたい! と思っています。やっぱり、組む人によって精神安定が変わりますからね。そんなお荷物な私が言うのもなんですが。
