給持法! 給持法ーーー!!
公立の教職員は残業代がないんです。朝は始業より早く来ないといけない。それより30分以上も前から児童生徒は登校してくるから。行事があるときにはもっと早く出勤する。例えば運動会なんかでは、万国旗を張ったり音響の準備をしたりするから。若い頃は七時、六時半に出勤して、下働き(給湯室のお湯を用意するとか、玄関の掃除とか)とか児童を迎え入れる用意とかしていました。
そして休憩時間という幻の時間はなし。児童と一緒に外遊び推奨。トラブル対応。給食指導。放課後は会議やら、今なら卒業シーズンなので卒業式仕様に校内を飾るなどの作業。
私は教材研究や準備をしっかりした上で授業したいと思っていますが、その他事務仕事など色々な諸々の仕事(数えきれない・・・)があって、本分であるはずの授業準備ができなくて、仕方ないから今までの経験値(全学年を担当したことがあるので)を総動員して、ぶっつけ本番が多いです。
放課後の力仕事などの雑務は若手が振られることが多くて、覚えることも沢山あるのに、教えてもらう時間がなかなか取れず、私以外ほぼお子さんを持っていた学年の中に投入された初任者くんの指導は私がしていた時もありました(病気発覚前)。授業の流し方とか、教室環境の作り方とか、授業参観の用意とか、色々と教えていた初任者くんとはかなり仲がよくなり、2人で帰る時には飲む時間があると、互いに誘い合って(初任者くんからも「飲みに行きませんか」と言うことがあったけど、互いに色気あるようなことは全くなし。私既婚者だし、初任者くんは気になる子いたし。)飲み会。月に一、二度は行っていて、夫とも飲んだことあります。基本的に先輩の私がおごっていたけど、今日は自分払いますよとなったり、じゃあ割り勘でとか、おごってもらうか〜とかやっていました。
そのため、当時は初任者くんに合わせて動いていたのもあって夜9時過ぎまで残業は当たり前。それでも、残業代は出ず、いくばくかの固定の残業代が出るだけ。泊まりの校外学習や修学旅行なんかも、数千円(五千円以下)しか出ない。事前の下調べで現地に赴いても。
特に残業がかなりしなくてはならない若手が一番キツいんですよね。若手だからお金ないためまだ車もなくって、通勤に苦労することもあるし。こうしてどんどん病んでいくカラクリになっているんですよね。
金より仕事量を減らしてくれ! と思うことも多いですが、やっぱり仕事量にお金が見合っていない。地方公務員の中では教員は給料の平均値が少し高いらしいですが、それはベテランクラスの金額ですからね。若手や中堅は、まあ少し多いかな・・・?? くらいですから。校長とか教頭とかもごちゃまぜにされて平均値出されているから、おかしなことになっているんですよ。
だから、負の給持法をなんとかしてくれーーー! と思っています。

