最新号のジャンプは旦那が月曜に調達してくれて、早めに帰宅してくれたら夜に読んで、遅ければ次の日の朝に読む(今は呪術廻戦とDr.STONEとあやしもんくらいしか読むものないので)のですが、職場の先輩から貰ってくるスタイル。それが2日続けて持ち帰り忘れていてぷんすかです。

 

 

 ~ここからネタバレ有り~

 

 

 2話の内容は正直、期待外れだなーって感じでした。原作が好きすぎるからでしょうか・・・原作と話の流れや伏線の敷き方が全然違っていて、特に風呂光役の方を活躍させたがっている制作側の意図を感じました。こうなると、今後の話も刑事側が出張ってくるオリジナリティな展開に進んでいきそうだなーと思いました。話によっては刑事組が出て来ず、今回の話で登場した重要人物や、後の話で出てくる重要人物の2者に色々巻き込まれる(刑事組とももちろん絡むことも多くありますが)展開が多いんですけど・・・。

 

 今回はバスジャックから話が始まります。バスに乗って美術館の印象派展に行きたかった整は、乗る予定のバスが思ったより早く着ていて飛び乗る①(原作との相違点)のですが、バス運転手や一部の乗客たちにぎょっとされます。

 

 そうして途中でリラという女性が「いつも通る道と違う」と言い出し、整も美術館行きか運転手に確かめようとしたところでバスジャック犯にナイフを突きつけられて「バスジャックだ」と宣言されてしまいます。

 

 ②イケメンで高身長の男性に袋を投げつけ、連絡手段の取れるものを乗客から回収していきます。また、黒い布を投げつけ、全員に窓に目隠しするように要求します。

 

 全員にバスジャック犯が名前と職業を名乗らせた後、整は犯人にも「名乗れ。目的を教えろ」と要求。犯人は目的は語らず、「犬堂オトヤだ。」とキレながら答えました。

 

 ③ここで風呂光がバスジャックの通報があったけれど、どの路線のバスも問題がない事を青砥や池本に報告します。風呂光は青砥の「いたずらだろ。それよりあの仕事しとけ。」との指示に従って黙って働きます。犯人と運転手は高架下にバスを停め、何やら作業を開始します。オトヤは「おしゃべりしてていいぜ」と乗客たちに言います。

 

 ④オトヤはトイレのあるパーキングにバスを停め、「トイレに行ってきていい。ただし逃げたら、ここの全員が死ぬ。いいか逃げたヤツのせいで死ぬんだ。」と語りますが、整は「あなたのせいです。ここで起こることは全てあなたのせいで起こるんです。責任転嫁しないでくださいね。」と語ります。そうして最初に降り、トイレを済ませた後、池本から以前もらっていた携帯番号の書いたメモを持っていることに気付き、現在の状況を書いて石を下敷きにしておいていきます。しかし、何者かの手によって(服の袖でちょっとわかっちゃうんですが)ビリビリに破かれてしまいます。

 

 ここで刑事パートに入り、青砥から「風呂光、オマエ何で現場に連れて行ってもらえないかわかるか。」と尋ねられ、「女だからですか。」と答えます。しかし、青砥はため息をついて出ていきました。

 

 トイレ休憩が終わったのでオトヤに急かされ、運転手は慌ててバスを走らせるのですが、自転車に乗った人物を轢きそうになります。自転車の人物は転げてしまいますが、何とか事なきを得つつも、そのまま走り去っていきました。

 

 オトヤが「何やってんだ! 殺すぞ!」とキレ、柏という女性が「やめてください!」と言い出すも、「何で殺しちゃいけないんだよ。」と乗客一人一人に問いかけます。みんなが否定する中、整は「罰則はあるけど人は殺してはいけないというきまりはない。戦時下になれば人を多く殺した人の方が褒められる。今もそういう場所はある。人を殺したいならそういう場所に行けばいい。でもなんで人を殺しちゃ、の時点でさくっと殺されます。ここは秩序を重んじる人達だからこそあなたは殺されていない。あなたは水泳大会に棒高跳びがしたいと言っているようなもの。大変迷惑なんです。人を殺したいのならそういう場所に行けばいい。ただしそこではルールも何もないです。ただし、もしそういうところに行きたくない、自分だけ殺されたくないというのなら、それは劣等感の裏返しです。そもそも人を殺してはいけないという話ではないんです。」と語り、オトヤを激昂させ、切りかかられます。

 

 すると、熊田というイケメン金髪が整を守り、坂本というイケメンが取り押さえます。乗客が賞賛する中、坂本はナイフを手に取り、「だからキレるなと言っただろ。」「すまん兄貴」とやり取りします。

 

 ⑤坂本もグルで、「引き続き大人しくしててくれるかな。」と言い、整に「みんながルールを守って楽しんでる、そのプールでわざわざ棒高跳びをしたいのが殺人鬼なんだよ。」と答えます。

 

 一方。風呂光は残された現在問題になっている、生き埋め事件連続殺人事件の独自調査を行うことにしました。また、その聴取の中で、整が使ったバス停が共通項になっていることに気付きます。

 

 バスの中では熊田と整が話し合っていました。熊田が右手に時計とブレスレットをしているのを見て、「左利きですか」と問います。

 

 ⑥そうこうしている内に、バスは犬堂家の屋敷へと連れていかれます。

 屋敷に入ってすぐ、巨大な写真が飾られていました。美しい女性の姿です。乗客たちはそれを見て、それぞれぎょっとしたような反応を見せます。

 広間に通され、「ガロ」という名前のサインが入った絵が複数飾られているのを見つけます。それを坂本が「俺のだ。俺の名前はガロだ。」と答えます。

 屋敷の中には食事が用意されていますが、壁には凶器(飾り物)、窓は開けられない、家の外は調教された犬が見張っています。

 そこで運転手が「煙草森です。緊急用のボタンも使えなくなっていて・・・。」と語ります。

 町工場の社員だと語っていたリラは本当はジャーナリストで、「最近連続殺人事件が起きているの。それに巻き込まれるんじゃ・・・・」と言い出します。

 

 刑事パートに戻り、風呂光が、被害者たちが第2~4の被害者たちが、同じ路線バスを使っていたことが分かったと池本に言います。そして、池本は「久能にそうだんしたいのに~」と嘆くと、風呂光は「バス停に姿がなかったからバスに乗っていったと思ったけど、次のバスがすぐに来たんです。バスジャックの通報も、久能くんがバスに乗っている時間帯と一致している。バスジャックに遭っているのでは。」と言い出しますが、池本から否定されます。

 

 改めて風呂光はバス関連の事件がないか調べると、パーキングでサイクリング中の人がバスに轢き逃げされそうになった事案を見つけ、現地に赴きます。すると、トイレの傍に紙片を見つけます。それには「池本」と書かれており、久能がここでバスジャックに遭っていると確信を得て、青砥と池本に報告しました。旧型のバスなので、行き先が追えなかったということも把握しており、バスの行き先はゴルフ場しかないと思ったが、近くに「犬堂家」があること、そして第一の連続殺人事件の被害者が「犬堂杏珠」であることを告げます。

 

 ガロは杏珠を妹だと言い、持病を持っているのに行方不明になっていると聞いて、警察にも届けたが本気で探してくれないので自分達で探すことにした。しかし乗客たちまでたどり着いたが、その頃に杏珠は連続殺人事件の最初の被害者だということが分かったので、乗客の中に殺人犯がいると断定して集めさせてもらったと語ります。

 

 では煙草森もグルだったのかと問われ、生き埋めにされたことを可哀想に思い、協力者になることにしたと謝罪しながら告白しました。

 

 そして整は「僕は終点まで乗ったことないんですけど・・・」と言い出しますが、オトヤから「だからオマエは関係ないんだよ! 勝手に乗ってきやがって!」と怒り、ガロは「真犯人が分からなければ全員死んでもらう。」「誰も名乗り出ないようだな。ではこれまで犯した最も重い罪を教えてくれ。」と問われます。

 

 翔から言い出します。「子供のころ大事な友達とケンカして『オマエなんか死んじゃえばいい。と言った。まさか本当に死ぬとは思わなかった。」と、ブレスレットをいじりながら告白します。

 

 次に淡路が「しょっちゅう万引きしていた駄菓子屋が潰れてしまった。いじめられていて、本当は逃げたかった。」と告白すると、整は「どうしていじめられている方が逃げなきゃならないんでしょう。欧米の一部ではいじめている方を病んでいると判断する。だから隔離して癒すべきだと考える。日本では逆で、いじめられている子を逃がそうとする。でも学校にいけないというデメリットがある。DVなんかも同じです。殴られたらすぐ人に言うでしょう。だからいじめられたら『あいつ病んでるよ。カウンセリング受けさせてやってよ』とすぐ言える環境になればいいと思う。」と語り、淡路は「いじめている方が病んでる・・・」と涙します。

 

 リラが指名され、「子供のころ消防車が見たくて空き家が火事だとウソの通報をした。そしたら同じ時に本当に火事が起きて消防車が間に合わなくて・・・」というと、ガロから「君のウソつく癖はそこから来ているのか。本当はジャーナリストじゃなくて町工場の社員だろ」と全員を調べていたと答えます。リラは激昂しながら「こんなちっぽけなことやってらんないって元カレに言われたのよ! 町工場の仕事なんてコツコツやってらんねえ、俺はもっと広い世界を見るなんて言って! そうして大陸に行って楽しそうな写真を送ってくるのよ!」と言います。が、整は「元カレが山奥で完全自給自足している人ではない限り話を聞く必要はない。元カレが乗った飛行機やバスやらだって、毎日コツコツ働く人がいるから動いているんですから。」と答え、「そうね、そう考えたことなかった。」と納得しました。

 

 そして刑事パート。現場に向かうという時、風呂光はお留守番かと思いきや、青砥から「何やってんだ。現場に行くぞ!」と呼ばれ、喜びながら慌ててコートを取り、駆けていきます。

 

 ⑦オトヤとガロが外の犬が吠えたので、警察が来たのかと思って外に出ますが、柏が犯人たちに「みなさんが逃げますよ!!」と叫んで逃げようとする乗客たちを止めます。どうしてそんなことするんだと詰め寄られる柏は、「だってまだテレビが来ていない。じゃないと心配されないじゃないですか。」と嘆き、「普段は心配されていないんですか。」と整に言われると、「はい。私の罪は子供を降ろしたことです。でも夫と結婚前だったので義母に体裁が悪いと言われ、今度は子供ができにくくなったので不妊治療クリニックに通っているところで・・・体外受精なら可能性があると言われました。でもそれは神の領域だと義母たちから反対されていて。」と言いますが、整は「人間にミツバチと同じようにはちみつを作れと言われても無理じゃないですか。それと同じように人間ができる範疇は自然なことです。できることはしたらいいと思う。でも柏さん、苦しい事を捨てるためにより悪いことを望むのはダメです。それがどうなっていくのか、僕はよく知っているので。」と言われて、涙ながらに整に感謝します。

 

 そこでSWATを引き連れた青砥、池本、風呂光が乱入してきます。ガロはオトヤと共に「我々がバスジャック犯です。ここに来たということは、なぜバスジャックしたのかもわかっているんでしょう。」と言い、整は「この中に、連続殺人犯がいます。」と答えて2話は終わりました。

 

 

 ~原作との伏線の相違点~

 

①バスの時刻表よりも2分ほど早く到着したバスに乗ってしまってバスジャックに巻き込まれた整ですが、風呂光は印象派展のチケットを落としていった整を追いかけてバス停に行きます。が、定刻通りにバスが来たので、違和感を覚えていました。しかし、原作ではそもそもチケットを落としておらず、後に風呂光が気づくバスの到着時刻の矛盾もなかったものでした。

 

②バスジャック犯は早々に乗客に名乗らせていますが、その前に乗客同士で色々と会話が繰り広げられたり、普段はついていないバスのカーテンに気付いて「どうして?」となります。この伏線が後にバス運転手も犯人に頼まれて計画に加担していた(本命の目的とは別に)ことが分かります。

 

③風呂光と青砥のやりとりのシーンは原作にはなく、バスは高架下に停められ、このタイミングでオトヤと運転手によってバスの外装が張り替えられ、単なる観光バスにされます。タイミングが違うだけで、原作でもあった描写でした。また、オトヤが「おしゃべりしていいぜ」も後の伏線となります。ここで乗客たちがおしゃべりしている中で、整以外のほとんどがバスの常連だということが分かります。そして、今回名前が上がった以外にも、定年退職して偉そうなおじさんとコミュ障と自称する太った青年も存在していますが、この2人は2話では深掘りされませんでした。

 

 また、作業が終わってからオトヤから、「名前と職業、目的地、自分の欠点・弱点を一つ述べろ」と問いかけられます。乗客は謎の質問に対し一つ一つ答えていきますが、「池本正雄」と名乗った、イケメン無職の男が「欠点は勇気がなかったこと」と答えます。これも後の伏線でした。また、「熊田翔」と名乗ったイケメン金髪の青年が「欠点は執念深いところ」と答えます。これも後の伏線でした。そこで整は同じ質問をオトヤにも聞き返すのですが、ここはカットされていました。

 

④ここのメモは本来、完全に消失してしまうのですが、後に風呂光が独自調査の際に断片だけを発見しています。なお、バスジャック疑惑が警察の中で話が出るのも池本発信からの青砥が現在起きている連続殺人事件との関連性について疑惑を抱いたものだったのが、風呂光が発見することとなっていました。

 

⑤グルだと知られた坂本も、乗客たちに問いかけるシーンがありました。「自分が思う最も嫌な死に方は何か」です。そこで、ドラマでは後半になって分かる淡路という青年が、過去にいじめられていて、いじめから逃げたくても水の中に突き飛ばされておぼれて以来、おぼれ死にたくないと言い出します。それを聞いた整は「物体は2%だけ水面から浮き出るようにできているから、そういうときは鼻が2%になるようにしたらいい。」と語るシーンがありました。(そんなに上手くいくわけないだろというツッコミもありましたが)

 

⑥原作では途中、バスのカーテンは外して良いと指示され、「翔陽カントリークラブ」というゴルフ場の近くであることを知ります。ここの名前も伏線です。そして犬堂家に着く前に、坂本に名前を尋ねると、「犬堂ガロ」と答えます。この名前もまた伏線です。

 

⑦ここでは本来、柏にバレる前に電話を見つけた整が池本に電話をして居場所と状況を伝えます。そして、警察到着の前に他の乗客の様々な背景が見えてくるようにオトヤとガロが誘導していき、そのたびに整が含蓄ある話をするのですが、ぶったぎられましたね。

 

 

 他にも原作と相違する伏線がずらりとあるのですが、そこまで書くとネタバレしすぎぃ~になるのでやめました。とにかく風呂光! 風呂光! なんですね。原作ではどっちかというと、何かと出てくるのは池本なんですけど。

 

 ていうか今回、ティーバーを手元に置きながらドラマを再確認し、漫画も再確認しの作業を入れての解説をしてみたので、めちゃくちゃ時間かかったし疲れたので次の話を掲載するとしてもやらないかも。ただ、あまりにも1話と乖離した展開だったことにちょっとした憤慨まで覚えたので(ドラマとしてはもちろん面白いんですけどね! でも原作が面白いって言う先入観があったから!)、ちくしょーこんなに違うとこあるんだぞーって気分で書きなぐりました。こんなことしてないで早くねよ・・・。

 

 ということで、なんだかんだ3話目が気になる今日この頃でした。決してドラマ批判ではないということで、あしからず。