夫には「ADHDかな?」と感じる言動があります。

 

 私自身が心理検査を受けた際に自分の見立てとは異なる結果(自閉症スペクトラム)が出ていたので、あまりあてにはならない見立てですが、以前WISC-Ⅳを受けた児童の検査結果が私の見立てと同じだったのもあり、あながち間違いではないのかなと思っています。自分を見るより、他人を観察・分析することが仕事な私なので。

 

 大人の 「注意欠如・多動症(ADHD)」とは?特徴や治療を解説! | NHK健康チャンネル

 

 上記のサイトを読みながら夫の行動を振り返ってみます。

 

①多動性・衝動性

 ・目的のない動きをする

  →いつも一つところにじっとしていることが少なく、ゲームをしていたかと思えば家事をしたり、いきなりお菓子作りを始めたりと動きが忙しない。たぶん45分間座って授業を受けるという行為も苦痛に感じるタイプ。

 ・感情が不安定になりやすい

  →病気が発覚する前の私に比べても、物事に落ち込みやすい。イライラしたり、怒ったりすることはありませんが、かなり心配性で何事もすぱすぱと決める私に「本当にそれでいいの?」「やばくない?」とストップをかけてきたり、不安で悩ましい表情になったりすることが多い。

 ・過度なおしゃべりや不用意な発言

  →不用意な発言はありませんが、おしゃべりなところはあります。というか独り言が多くて、テレビを見ながら何事か話していると思ったらたまに私に話しかけていて「何の話?」「観てなかったの今?」となります(テレビ観てねーの分かるだろ。)

 

②不注意

 ・注意を持続させるのが難しい

  →コロナの影響でリモートワークになった際に、家では集中力を切らすことが多くてかなりストレスを溜めていました。また、その前後も家に仕事を持ち込んだ際には、あまり長続きせずに合間合間に休憩をはさむこと多々でした。

 ・ケアレスミスが多い

  →これはあまり感じませんでした。私が相対的にミスしやすい性質だからか、夫の方がしっかりできていると見えます。書類作成が仕事だからでしょうか。

 ・片付けが苦手、忘れ物が多い

  →これは頷くばかりです。交際時も、別にごみ屋敷と化しているわけではないのですが、クローゼットに物をつっこんで片づけた気になっており、収納道具に興味を示さない人でした。それに当時住んでいた夫の部屋はわりと広めなタイプだったのですが、それでも埃が酷く、交際当初は気を遣って掃除をしていたようなのですが、角には埃の塊があるような感じです。なので、週末婚もどきをしていた時は、暇な日中に掃除(巾木にはたっぷり埃が積まれていたのを覚えています)して、「どうだ!」と見せても、「俺、掃除してたつもりなんだけどな~」と返されていました。それに、忘れっぽいのもあり、うっかり何かしら忘れ物をしては取りに帰ってきたり、「あれ買い忘れてた・・・。」「やり忘れてた・・・。」というのは多いです。それでも、私の趣味嗜好をおおよそ覚えられるあたりは、ちょっと違うのかもしれませんが。

 今は片づける場所、収納道具選びは私が一任し、出したものは元の場所に戻すことができる夫なので(それでも忘れがちな面を意識して夫の洋服収納ケースにはラベリングしています)、「〇〇はここに置くようにしてね。」と言われると忠実に守るようにしています。

 

 ↑夫の仕事着と野球関係、私服関係とその他もろもろが詰め込まれたクローゼット。マンション住まいですが、夫の生活スタイルに合わせてわざわざ元々あった収納スペースを改造してまで作ったもの。

 

 ただし、掃除に関しては、床拭きを任せると、蛇の道のようにまっすぐ進んで折り返して・・・を繰り返すのが正道だと思いますが、夫は円を描くような適当な拭き方をして、拭いた床面積は半分にも満たなさそうなことをして「やったぞ!」という顔をしています。生理などで体調が悪い時に寝ころびながら何度か様子を観察して「またか・・・この人の視野ってどうなってんだろう・・・うちのクラスの子たちの方がうまく掃除するぞ・・・。」と思います。なので自動ロボット掃除機を導入した次第です。メカ丸に期待。

↑メカ丸。

 

 以上が夫の「ADHDかな?」でした。おそらく検査しても数値は微々たるバロメーターで出る程度だと思いますが、一緒に生活していると、その傾向を感じざるを得ません。また、他人の感情の機微に疎いところがあるので、私が「自閉症スペクトラム」だと分かった時に「この人にもこういうところはあるよな・・・。」なんて思ったので、そっち方面でも傾向があったりするかもしれません。

 

 ですが、まあとにかく頼んだり、任せたりしたことは、本人なりの精一杯で対応しようとしてくれているので、今はそれでいっかと思っています(私が心理検査を受けた時に「あなたも受けたら?」と勧めてみたのですが、「俺はいい・・・知るのが怖い・・・。」と一般的な保護者のような反応を見せていたので)。

 

 それでは、そろそろ休みも明けますね。変化に弱い私が早く仕事に順応できるようにと祈りながら締めたいと思います。