大変でした。
悟っているから人間界で全て素晴らしいことばかりとはいきません。
なぜなら、私たちは集合体として、それぞれが学びあいながら創造していますから、記憶を取り戻した人間ばかりでもこの劇場は面白くなくなり、経験、学びも愛以外には起こらなくなり、肉体を持って経験出来ることがとても限られてしまうのです。
しかし、今は目覚めていたり、記憶を取り戻しつつある人たちが増えて来ているのは事実だと思います。
愛の世界が出来るのは、私たちの最終目標ですから、私は素晴らしことと思いますが、なかなかならないのも事実ですね。
記憶を取り戻していないのは、私の家族も同じでした。
父が亡くなってからは、天国から地獄に落とされたように生きてきました。
母の闘病生活や、親戚の闘病生活、取り巻く周りの人たちの裏切りや、子育ての問題、皆さんと同じように大変苦労しましたです。
私自身も8回の手術を経ての今があります。
介護を続けているのと一緒ですから、無理をし過ぎてほとんどが整形手術で、後は子宮摘出です。
何故か、全身麻酔がほとんどですが、こんな時は全く何も起こらないのです。
ただ、痛みに関しては不思議と我慢が出来るタイプで、翌日の朝には普通に動いてました。
母は64歳で癌で亡くなりましたが、4年間の闘病生活の中で少しずつ変化していきました。
今まで魂とかそんなものは無いんだ、死んだら何もなくなると言っていましたが、亡くなる1ヶ月前に私に魂はあるのか?死んだらどうなるのか?
と聞くようになりました。
私は思い出した限りと、経験から魂の存在や会いたい人に会える、すなわち母にとっては先に35歳で旅立った父に会えると話しました。
母は、その頃からしきりに私に占い師でもやって人を助けたらどうか?と言うようになりました。
私は母に、指紋が違うように1人も同じ人間はいないこと、統計学はあくまでも統計なんだと話しました。
最後にシャンプーをしてあげたとき、母はなんてあなたの手は優しいんだろうと涙を流していました。
彼女の人生もまた、大変苦しい部分の沢山な旅だったなと思いながら、感謝の気持ちでいっぱいでした。
私に向けられた辛い言葉や罵声や行動も、全て私の成長の為だったんだなと一番大変だった母としての役割をしてくれた魂にありがとうの気持ちですし、私がやってあげられる全てをやったという達成感もあり、お互いにお疲れ様でしたの一言です。
そして時は過ぎ、娘が離婚して帰ってきました。
彼女は私が普通ではない。宇宙人ではないかとよく言っていました。
彼女の周りを見ても、探しても母さんのような人間はいない。もしかして母さんは宇宙人なのかと最初に聞かれたときは笑って、実は宇宙船が壊れて部品も無くなったので帰れなくなったと言って大笑いをしていました。
結婚した頃の彼女は、先生ということもあり、こうでなければならない、ああでなければならないと、とっても型にはまった考え方や、行動をしていました。
やがて、疲れ果て離婚して帰って来ると、相手が悪いと色々と愚痴をこぼす日々が続きました。が、私はどちらも悪くてどちらも子供なんだと話をし、スピリチュアル的な神との対話という本を薦めました。
私も話題の時に読んだことがあり、とても真理に近いことが書かれていることと、私の体験から導いた学びとほとんど同じような感じでしたので、少しでも変われるチャンスになればと思っていました。
何日も何日も彼女は読み続けて、悟りまではまだまだですが、とても優しい顔つきになり、今まで人の悪口や愚痴を言っていたのがなくなりました。
彼女の中に、大きな変化が起きました。
彼女は小さなことは気にならなくなり、人の悪口も言わなくなりました。そして、自分らしく生きることを始めました。
今は、一学期の頃の私はひどかったと自分自身を客観的に見ることができ、そして他人や生徒に対しても思いやりを持って接するようになりました。
たった数ヶ月での変化は本当に素晴らしいことです。これからも傲ることなく経験を重ねて学びに変えて行って欲しいと思います。
皆さんも沢山の苦しみの中にいらしゃる人もいるかと思いますが、全ては自分を悟りに導く経験であり、学びであると考えてみませんか。
きっと、嫌な自分から本来の自分らしさで生きて行くことになるかと思います。
自分らしく生きるということは、楽なことではないかもしれません。
そして、自分らしく生きるということに誤解のないように、明日少し付け加えながら、私を見た霊媒師さんの話に移りたいと思います。
読んでくれてありがとうございます。一緒に目を覚ましていきましょうね。(^▽^)