名古屋駅 風来坊(手羽先)
名古屋駅ビルともいえるエスカ地下には、多くの飲食店が並ぶ。
名店や人気店も多く、その中の一つであるこの店も名古屋名物が味わえる人気店だ。
この日は午後飲み。
昼が軽かったので、美味しいものをつまみながら一杯やることにした。
まずは手羽先と手羽元の唐揚げを注文。
冷えた生ビールを飲みつつ料理を待つ。
ほどなくして手羽先、続いて手羽元が登場。
手羽先は小ぶりで食べやすく、甘辛の味付けがビールにぴったり。
手羽元は、手羽先に比べて肉の食感がしっかりしていて、まさに鶏唐の風格。
ビールを2杯飲んだところで、玉子焼きと焼き鳥も追加。
どちらも名古屋コーチンを使っていると聞けば、期待は高まる。
再びビールを飲みつつ待っていると、料理が到着。
焼き鳥は名古屋コーチンらしい弾力があり、軽く塩で味付けされたシンプルな美味しさが光る。
玉子焼きも濃厚な味わいで、これもまた満足度が高い。
名物の手羽先はもちろん、どの料理も外さない。
気軽に入れる雰囲気に駅近という立地。
やっぱり良い店だ。
【名古屋と手羽先】
名古屋といえば「手羽先」。
いまや全国区の名物だが、根っこは名古屋の外食文化の中で育ってきたローカルフードだ。
もともと鶏の手羽先は、焼き鳥屋でも“あまり使われない部位”だった。昭和30〜40年代、名古屋の居酒屋や焼き鳥文化が広がる中で、手羽先を揚げてタレを絡める調理法が生まれ、これが現在の「手羽先唐揚げ」の原型になる。
ここで一気に広めたのが、1963年創業の風来坊。
店主が、余っていた手羽先を“まかない”で揚げてタレを絡めたところ好評となり、これを商品化したのが名古屋手羽先の始まりとされる。甘辛いタレ、スパイス、カラッと揚がった皮の食感という組み合わせは、この時点でほぼ完成していた。
その後、昭和〜平成にかけて名古屋の居酒屋文化が一気に広がり、手羽先は「ビールに合う名古屋メシ」として定番に。
名古屋は濃い味好きで知られる地域性もあって、甘辛タレ&スパイスの手羽先は地元にぴったりハマった。
平成に入ると、世界の山ちゃんが台頭。
山ちゃんの特徴はスパイシーな“幻のコショウ”。風来坊がタレ寄り、山ちゃんがスパイス寄りという二大派閥ができ、名古屋手羽先の人気をさらに押し上げた。
いまや名古屋には手羽先を出す店が数多くあり、専門店から居酒屋まで幅広い。
毎年5月には「世界の山ちゃん・風来坊プレゼンツ 手羽先サミット」が開催され、全国の手羽先店が一堂に会するほど、街ぐるみの名物に育った。
名古屋めしの中でも、味噌文化とは別の流れで進化したのが手羽先。
「余り物」から生まれたレシピが、今や名古屋の顔になったというのが面白いところ。
🍻風来坊の手羽先でビール↓↓↓






