支援1から
いきなり寝たきりになってしまった
近所の散髪屋さんへ行った帰りに、
道に置いてあるプランターに足をひっかけて
前向き転倒
散髪屋さんが医療知識のある親切な方で、
店を出た後も気にしてくれて
ゴンっという物音を聞いて
父を救い、救急車を呼び、私に電話をくれた
その転倒で
コンクリートで顔面をぶつけ、鼻骨折
そして神経を損傷してしまった
現場に到着した時は
父はすでに救急車に乗っていて
まさか麻痺になっているなんて
思ってなかった
鼻折れた！？
くらいの驚き
旦那、
救急車で先に父に付き添ってくれた
私は警察に色々と話をして
子供のこと急いで済ませて
その後
病院に行くと
指が動かない
足も動かない
手を握ってみてください
と先生に聞かれ動かそうとする
けど
肩と肘しか動かない
父、手は動かないと答える
立てますか？
と先生に促され
立ってみる
けど
立てない
足、ひきずってる
なんとか右足は力入ってる
父、立てないと答える
言葉は、大丈夫そうでほっとした
でも
体幹も無理そうで
なんだか だらんとなってる様子
顔面もボロボロで
自分で把握しようとして
手を動かしてる父、
車椅子の袖を握ろうとしても
腕が思うところに動かない
なにも掴めず
ただ
膝を回してる
膝を
回してるだけ・・・
理解が追いつかなかった
この病気になってから、
心配する日々で
保護帽をかぶろうよ
首の骨が折れるよ
って
この日も昼に言ったところだった
でも
去年の夏からずっと
心配するほど喧嘩になって
親子の関係も悪くなって
だから少し
最近は
軽めに注意しかしてなかった
散髪屋さんへ行くこと
夕方だったのに
寒かったのに
止められたのに
送っていったのに
自分で帰るって
なんで止めなかったんやろ
喧嘩になっても
迎えに行けばよかったのに
明日にしたらってなんで言わなかったんやろ
なんで迎えに行かなかったんやろって
後悔ばかりが残る
進行性核上性麻痺の診断がついてから
たった8ヶ月やのに
まだ歩けたのに
リハビリ頑張ってたのに
麻痺になってしまった
後悔しても戻れない
その日は
家に帰りたいって父が言ったから
とりあえずオムツを買って
帰宅
旦那がいてくれて助かった
旦那も軽く頸椎痛めてるのに
かかえてベッドまで運んでくれた
ありがとう
帰って
分からないまま
とりあえずベッドまで必死で運び
オムツをはかせて
着替えをした
めちゃ重かった
着替えも
92歳のおばーちゃんと全然違う
おばーちゃんは立てるから
オムツも簡単に変えれるけど
寝たきりの介助は大変なんやって痛感
父も疲れたから
寝ようってなったけど
腕がずっと
回ってる
自分の意思じゃないのに
上に上がってくる
頭の上で踊ってるみたいに
回る
おろしてくれって言うから
おろすけど、すごい反発
力一杯抑えて、やっと落ち着く
でもまた、腕は上に、
上がってくる
自分の意思と関係なく
回る父の腕
寝返りをしたいと頼む父
寝返りさせても
倒れてくる
お腹の筋肉がないみたい
足が寒いって言う父
右足はあったかいのに
左足がすごく冷たい
まるで血が通ってない温度
なんとかしたい気持ち
大丈夫って信じたい気持ち
この後の恐怖を考えたくない気持ち
混乱したまま
子供の頃ぶりに
父のベッドに入り
添い寝をした
寝返りが倒れないように自分の体で支えた
腕が暴れないように 上がらないように
自分の手で押さえ込んでぎゅっとした
左足の温度が戻って欲しくて自分の足で挟んだ
子供の頃
おねーちゃんと3人で寝たこと
思い出して泣けた
いつも寝かしつけしてくれた父
これ以上後悔しないように
気持ちを入れ替えて
先のこと考えないと
残された時間
会話できる回数
目を開けてくれる回数
一回ずつ大切にしないと
明日には言葉を発してくれない日が
くるかもしれない
2020年6月
父
進行性核上性麻痺 PSP と診断
病気のこと
病院の事
探す中で
ブログを書いてくださっている方の
具体的な内容がとても参考になり助かりました
貴重な情報をありがとうございます
私も
微力ながら
闘病されている方の参考になればと思い
記録します
あまりたくさん更新はできないかもしれないけど
誰かの助けになれば幸いです
最初に症状が出たのは2～3年前頃
父と私と旦那は、同じ職場
最初に気が付いたのは旦那
転ぶし、歩き方がおかしい
パーキンソン病をまず疑ったけど
検査しても違うという結果
確かに症状を見ても何か違うなあ
老化やったらいいね・・
という感じで年月が過ぎていった
初期症状
2017-2018頃
よろけて転ぶ
言いたい内容と違う言葉が出てしまう
「パソコン」と言いたいのに「パン」と言ってしまう
「たまご」と言いたいのに「たこ」と言ってしまう
言葉の頭の文字が同じなのに
全く違う言葉が出てしまう
当時は
最近あかんな～と言って
職場の皆で笑ってた
転倒は
仕事が忙しくなると
慌てて転んでいた
周りが違和感を覚えるような
平坦な場所での転倒だった
少し文字が汚く大きくなる
書けなくなる症状も出てた
まだまだ
介護なんか
遠い先の話だった頃