7-36.jpg7-31.jpgやはり、この7話は、このシーンをまずは冒頭にしないと、いけない((?)ですよねー。
この夜のことが、これから物語を大きく変えていくんですねー。

感想の最初から、7話のラストの話をしてしまいますが(汗)、一人眠りから醒めたタムドクが、キハの残した手紙を読むシーンでの、キハの書いた手紙、
「朱雀は天の定めだと言いましたね?天罰を受けます・・・。あなたと共に生きた後に・・・」
という、このシーンを見ると、毎回胸がジ~ンとくる私です。ドラマとして成り立たないのは分かっているんですが、本当に、このまま2人で逃亡して欲しいーーーと頭の中のもう一人の自分が囁きます(笑)。
7-30.jpgドラマを初めて見た時は、こんなに純粋にタムドクのことを想っているキハが、どうなったらタムドクの宿敵になってしまうのだろう・・・と思ったりもしましたが・・・。


このドラマでは久石譲さんの音楽もその雰囲気をとっても盛り上げていて、久石さんの音楽がなければドラマの雰囲気も全く変わっていると思うくらいなんですが、実はこの2人のシーンで流れる昭和歌謡曲のような曲が、どーしても受け付けなかった私です(汗)。後で「許諾」という曲だと知りましたが・・・。
なんなんだー、この曲ではメロドラマだーーー、全く感情移入できないーーと思ってしまいました(笑)。・・・・・が、慣れとは怖いもので、何度かこの曲が、これから以降も重要なシーンで流れるのを聞くうちに、いつの間にか知らず知らずに、普段でも口ずさんでいる私がいました(笑)。今ではすっかり、耳に馴染んでしまって、この曲が流れるシーンになると、自分の頭も情感モードになっています~。
7-37.jpgこの難民村でのタムドクは、その直前に臣下には自害を迫られ、そして、心から信じていた女性は、ホゲを王として仕えるつもりだと知り、まさに挫折感と無力感で、心はズタズタに傷ついた状態・・・。

7-43.jpg「自分のために苦しむな・・・」というタムドクの言葉に、夜の書庫で初めてタムドクと会った時、どんなに胸がときめいたを、涙を流しながら告白するキハ。私もあの子供時代のエピソードが大好きだっただけに、この時は完全にキハに感情移入してしまってましたねー


他にこの回で印象的なシーンはと言えば、まずはタムドクとヤン王の場面ですねー。父親のヤン王は王とはなっているものの、最初から自分はタムドクを王にする為の代役でしかない・・・という思いと、ヤン王自身の元々の控え目な性格から、それまでは他の有力な部族長達から侮られていたような存在だったと思います。でも、チュシンの王に関してだけは、無謀とも言えるような決断をしてまで、タムドクに王位を譲る決意をする。
それを知ったタムドクは、国を二分するような内乱を避ける為にも、チュシンの王であるホゲを王に迎えるべきだと、声を荒げながら父であるヤン王に嘆願する。
7-15.jpg自分の母親が、我が子がチュシンの王の生まれ変わりと信じ、その身を守るために、命をも犠牲にしたと聞き、衝撃を受けるタムドク・・・。

この時、ヤン王からタムドクに渡される母親の形見の香水瓶。ストーリーを知っている者にとっては、いかにこの香水瓶がこれ以降、タムドクの心の拠り所になるか知っているので、感慨深いシーンでした。
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そして、ヤン王が自分の息子のタムドクを抱擁するシーンもまた、これが親子が顔を合わせる、そして抱擁する最後のシーンになるんですよね・・・。そう思うと、この時のタムドクは、父親との抱擁を拒否しているので、そこがまた悲しいんですよねー。
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そして、朱雀の神器の目覚めを見て以来、ヨン・ガリョは自分の息子ホゲをチュシンの王とすべく、これ以降、火天会と組み様々な策略を巡らしていくわけなんですが、、まずは3大部族長の息子を密かに拉致する。タムドクは、これでは王が疑われるのは必至と、その話をホゲから聞き駆け付けたキハと、ヤン王からタムドクの護衛を命じられた騎馬隊と共に息子達を解放する為に城を出る。
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しかし、この場面で騎馬隊を率いるチョク・ファンが、まさかタムドクに自害を迫るとは思いませんでしたーー。6話の終わりの場面で、朱雀の神器でチュシンの王を迎える様子を、密かに見ていたチョク・ファン。彼はチュシンの王はやはりホゲだったと確信しているんですねー。国に内乱を起こさせないため、高句麗という国の為に、チョク・ファンからすれば偽の王となってしまうはタムドクに、自害を迫る・・。、普通なら太子に自害を迫るなど、想像だに出来ないことのはずなのに・・・。
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この時、タムドクはそんなチョク・ファンに、こんな汚い手を使ってでも王となろうとするのが、チュシンの王と言われるホゲが本当に命令したことなのか・・・とチョク・ファンを見据えて言うんですが、このシーンでのヨン様は本当に気迫満点の演技でしたねー。あっさりと、自分の地位もホゲに譲ろうとしていたところを見ていた後だけに、気概のあるこの姿には、タムドクのもう一つの顔を見せてもらえて見惚れていた私です(笑)
ところで、今回、この吹き替え版を見て、やはりこのシーンは、ヨン様の自声の方が断然いいと思いましたね~。迫力と気迫が全然違う!荻原さんの優しい声の限界(?)。まぁーーそう言いきってしまっては、駄目だとは思いますが・・・・率直な感想としてやはり・・・(笑)7-45-1.jpg




7-26.jpgそれにしても、ヨン様の横顔&寝顔は綺麗ですねー。この7話を見てマジマジと思った私です~~。


この7話では、キハに恋い焦がれるホゲが、そのキハが自分の憎い仇に想いを寄せていることを知るわけなんですが、この頃のホゲはまだ、正道を歩んで王になろうとしていて、まだキャラとしては魅力がありましたねー。でも正直に言うと、この配役のユン・テヨンさんが、私としてはキハ役のムン・ソリさんと同じく、あまり魅力を感じれず、見ていて残念だなぁ~と思いましたーー。やはりライバルは主役と同じくらいに魅力が(外見も内面も)あれば、面白さは俄然違いますよねーー。
7-33.jpgタムドクの危険を身をもって庇おうとするキハの姿に、戦う女の宿命を背負った姿と共に、タムドクへの熱い想いも伝わってきますー。
7-34.jpg「あの方を守れなければ私も生きておれません」とキハの口からタムドクへの想いを、7話の冒頭のシーンで聞いたホゲでしたが、実際にそんなキハの姿を目の当たりにして、ショックを隠しきれない・・・。ホゲの吹き替えの声は、好きな私ですー。

他にも印象に残ったシーンを挙げると・・・
これまで市井の様子は十分(笑)知っていたタムドクですが、この難民村の悲惨な状況は、それを見たタムドクの心に大きな衝撃を与え、彼らの為に私は何が出来るというのだと・・・呟く。この最下層の人達に対しても心を痛める場面は、これから以降描かれていく、タムドクという人物を通した、理想の王としての姿の片鱗が窺われたシーンだったと思います~。
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あと、コムル村での評定のシーンは私としはツボなシーンでした(笑)。
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色々な面々がそれぞれの意見を出す中で、17年前にヒョンゴと共にスジニを見つけたザビ城に行ったというヒョンゴン。もしかして、スジニの名前を「鶏にしよう・・・」と言ったあの少年がヒョンゴンですかね~?あと、飴屋さんもここではしっかり修行者の一員として、しっかり隠密行動した報告をしてました~。コムル村の人達は一人一人味のある人物が多くて好きなんですよね~。

そうい言えば脚本の変更でタムドクが着ることがなくなったという、即位式の衣装が映ってましたねー。手作業で一か月かけて刺繍を施したという、この衣裳を着たタムドクさんの姿も、ミーハー感覚では見てみたかったと思う私です(笑)
7-39.jpg↑この衣裳を着たタムドクさんも、すごく美しいと思うので見たかったーー。

そうそう、タムドクが何か大事なことを相手に伝える時にいつもする、相手の肩に手をかけて話すシーンがこの7話でもありましたねー。
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7-42.jpg第三近衛隊の隊長カクタンに、ヤン王の護衛を自分の代わりに頼む・・・と告げるタムドク。何らか重要な要件の時は、タムドクさんは必ず相手の肩に手を置き、相手の目を見て説得するんですよねー。タムドクの無意識の人心掌握術(?)ですかね(笑)。
タムドクと手合わせした後は、その実力を知ってタムドクにすっかり心酔した様子のカクタンは、タムドクの言葉の通り、ヤン王を守るために城に残る・・・。モデルだというカクタン役のイ・ダビさんは、ヨン様と並んでも身長も見劣りしなくてカッコいいですー。

ヤン王を助ける為に、国内城に戻ったキハと、そのキハの帰りを待つタムドク・・・・。7話はそんなキハを大長老が峠の途中で待ち構えていた・・・という何とも気になる終わり方で8話に・・・・。この頃は、キハ、頑張れーー!(笑)と思いながら見ていたので、この大長老の出現には、本当に、あぁ~やっぱりそういう展開になってしまうんだーーと思った私です。


感想の最後は、7話の撮影シーンで・・・・。ドラマでの張りつめた場面とは反対の、楽しい表情がイイですね~。
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