10-4.jpg吹替え版を久々に録画してからではなく、放送時間にちゃんと見れましたー。
今回は私の萌えシーンが冒頭から連続だったので(笑)、一人興奮(!)しながら見ていました。その萌えシーンと言うのは、5話での感想の時にも書いた、ヨン様の辛そうな泣き顔のシーンなんですねー。
まぁー、その話はまた後で書くとして、やはり、この10話はタイトルにもなっている、タムドクとキハの雨の中での別れのシーンをまずは書かないとーー(笑)。
10-5.jpg本当にこのシーンは切なすぎますねーー。キハが可哀想過ぎる・・・。この場面を見る度にキハは何故タムドクに自分の心情を声に出して伝えなかったのだろう・・・と思ってしまうんですが、まぁ、そうなるとドラマ自体が成り立たなくなる・・・という理屈は置いておくとして(笑)、声に出さなかった理由を考えると、やはり自分を見つめるタムドクの表情の中に、声を出させないようなものを見てしまったからだと思うんですね~。
10-36.jpgここまでのキハは、自分の育った環境を捨ててでも、タムドクの為にと行動してきて、難民村での出来事があってから、はじめてタムドクと再会出来る・・・と逸る心で馬を駆り、教えられていた場所にやって来たと思うんですよねー。、サリャン等の火天会の兵士達の妨害があったとは言え、キハなら彼らなど吹っ飛ばして(笑)しまう力をいざとなれば出せるのに、ただタムドクを見つめながら涙を流すしか出来なかった・・・。それ程、キハが見たタムドクの表情には、キハとしては信じれないものがあったんだと思いますーー。


そして、この10話では、傷心のタムドクの気持ちを思いやる、スジニの存在がとても際立っていたと思いますー。タムドクに疎まれながらも一緒に国内城に戻ってきたシーンでは、何故タムドクが自分達、コムル村の人々と距離を置こうとしているのか、その心の内もちゃんと理解しているんですよね~。
10-20.jpgタムドクのキハへの想いももちろん分かっていて、その気持ちを叶えてあげようと、キハの元に身の危険を感じながらも忍び込む・・・。この時の、タムドクに会えると嬉しそうにするキハの表情とは対照的なスジニの複雑な表情が、スジニのタムドクに寄せる想いを表していましたねー。
火天会の兵士達に襲われた後のコムル村でのシーンでは、信じていたキハに裏切られ、自分の為に、父親やセドゥル達も殺させることになってしまったと、力無くうな垂れるタムドクに向かって、冗談めかしながら、王様になったらそんなことではやっていられない、もっと強靭な心を持たなければ!と励まし元気づけようとするんですねー。そのスジニの言葉に、タムドクもやっと微笑みを取り戻すことが出来る・・・。10-14.jpg10-11.jpg
そして、タムドクからやっとスジニと呼ばれて、「ありがとう」とお礼を言われた時のスジニは、本当に嬉しそうでしたね~。この場面、実際のヨン様のタムドクでは、スジニの名前を呼ぶ前には、何度かスジニを名前ではなく「おい」と呼んでいるんですが、吹替え版でも「おい」の方がいいのになぁ~と思ってしまった私です。吹替え版では「なぁ」でしたが。
10-15.jpgそれにしても、本当にこの10話は、キハとスジニという陰陽2人の女性の、それぞれの想いや立場が描かれていた回だったなぁ~と思います。


そして、冒頭で書いた私の萌えシーンですが、まずは、コムル村で自分のことを王と呼ぶヒョンゴらに向かってタムドクが声を荒げて、自分のことを王などと呼ぶなと言うシーンですね~。その時に流れる久石さんの曲がまた切なくていいですー。今回、吹き替えで見て、荻原さんの声でもこの場面は、すごく良かったですー。萌え~だーー、と一人見ながら言ってしまっていた私です(笑)。
10-2.jpg

次は、天地神堂で父親の棺と対面したタムドクが、父とのことを思い出しながら涙を流し、そして、まるで父親に触れるかのように、冷たい石の棺に触れて静かに佇むシーンですねー。ここでも、久石さんの曲がまた場面を盛り上げて、涙を誘います。
10-8.jpg10-9.jpg

最後は、監督さんも公式ドラマガイドのインタビューで、一番のおススメのシーンだと言っていた、これも天地神神堂での場面ですねー。生き残った近衛隊の兵士から、キハが王を殺したとの証言を聞いた後に、神堂を去る時に石柱を切りつけることでタムドクが見せた、怒りの烈しさ、抑えきれない感情の爆発したこの場面は、監督さんと同じく私も見ていて胸が熱くなりましたー。
10-34.jpg10-1.jpg

今回の吹き替え版では、セドゥル達がコ将軍や父親のフッケ将軍によって、火葬に附されるシーンがそう言えば、省かれていましたー。放送時間に制限があるので仕方ないですが、とても良いシーンだっただけに省かれていたのは残念でした。
10-25.jpg

次回はとうとうカウリ剣の場面のある11話ですねー。タムドクが王として歩んでいこうと決心をする回でもあるので、また楽しみです~。
10-37.jpg

11話の韓国版の予告を最後はどうぞーー。