【Mermaid on the Mat マーメイド オン ザ マット】
Mermaid(マーメイド)はベーシックなピラティスで、基礎作りになります!
気がつかないうちに減少する脊柱可動性…。
日ごろ割と運動している私でもそう感じるので、動かす機会が少ない方はもっと固まりやすいであろうと思います
背骨が様々な方向に動いてくれないと、色々なことがやりにくくなってしまいます。
側屈は日常生活であまり出てこない動きのため、エクササイズで補完していきましょう。
行うにあたり心がけていただきたい点をまとめましたので、練習に活かしていただけたらうれしいです
・Axial Elongation / AE=体軸を伸ばす
全てのエクササイズに共通の原則ですが、マーメイドのように座位になると身体は縮んでしまいやすいので、動作を通して背骨を引き伸ばす意識を忘れずに。
・座骨を床に近づける
マーメイドのZ-Sit(脚を横に流した座位)は片側の座骨が浮きやすいですが、床からお尻が離れると脊柱側屈位・回旋位ともに背骨の最大の長さが出ず甘くなってしまうので、動作を通して座骨を床に近づけ続けてください。
・脊柱側屈時に、床に置いた腕の肘を突っ張らない。
動作の目的は脊柱側屈を深めることですが、肘を伸ばしてつっかえ棒にしてしまうと、逆に側屈の動きを制限することになります。肘は突っ張らず、少し緩めてあげてください。
・1. 脊柱Neutral → 2. 側屈 → 3. 回旋+屈曲 → 2. 側屈(飛ばさない、省略しない)→ 1. Neutralに戻る
ピラティスは基本的に「行って戻ってくる」、動作の往復があります。復路(戻り)は往路(行き)の逆の順に動くのですが、特定の動作をうっかり飛ばしてしまうことはよくあります。
マーメイドの場合「復路の2. 側屈」を抜かしてしまいがちなので、せっかくの側屈を深める機会を逃さずに、戻る時もしっかり側屈してください
マットでこの順序をしっかり身につけておくと、リフォーマーでのマーメイドになった時に生きてきます!
・脚のSwitchの時は上体を引き上げる
座位のまま脚を左右入れ替えるのは難易度が高いですが、AE(引き上げ)すればできるようになります!
バランスが崩れてしまうようであれば、「もっとAEが必要なんだな!」と考えてみてください。
脚のSwitchができるかできないかで、自分がAEしているかしていないかの検証ができます
軸の伸長への意識 Axial Elongation↑
脊柱側屈・回旋可動域の拡大
体幹部を動かすことによる臓器の活性化
脚部非対称位にすることでバランス力↑
肩甲骨可動性↑
【楽曲】
Vaganova Ballet Class Music
6. Rond de jambe par terre 3/4
by Iraida Minkus
いつも素敵な曲をありがとうございます