Dav Cohen! | うまれかわる、からだ。マシンピラティス metamorphose

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座学からはじまるマシンピラティス教室。「マンツーマン授業」で進む塾方式のちょっと特殊な教え方をしています。

グループレッスン
カルド都筑横浜 火16:00〜17:00『ストレッチ』
カルド溝の口 日18:00〜19:00『ストレッチ』

 オーストラリア在住の理学療法士、Dav Cohen氏が来日されました。ポールスターのカリキュラム・ディレクター、つまり教科書を作っておられる方です。わたしはコース・モジュール(S6/R6)参加、プライベート・セッション見学、3ワークショップ受講と、ここしばらくDav浸けの日々を送っておりました。Davさんの素晴らしさと、彼への感謝の言葉は、長すぎるのでブログでは割愛いたします…ぽっ

 わたしがコース生であった当時のS6を担当してくださったのも彼で、"energy medicine" のレクチャーで著しく感動し、ポールスターでよかったと100回くらい思ったコースだったので、今回のリテイクは外せないと鼻息荒く参加してまいりました。ああ、今回もよかったです。

 "The Science of Stretching" "The Physics of Pilates" ピラティスを始めた頃に必死で勉強していたことの復習と、それらを考えながらセッションの中で応用していくこと。復習、応用、復習、応用の繰り返しだなあ。

 "Open the Gait" さて、これは8時間に及ぶ歩行についてのコースです。わたしは歩行が苦手です。自分が苦手な分、人のアセスメントをするのも苦手なのです。けど、この度の受講により、苦手のままでいてはいかん、とにかくやりまくろうという変化が起きましたので、よかった…足

 まずは自分のアセスメントができなければ、人にも提供できないですね。誰よりも自分の身体の歴史を知っているのは自分なので、人に見てもらったいくつかの点を、線に繋げて考えることができます。

 わたしがこれまでに歩行をアセスメントしていただいた経験は、去年の夏、ルネサンスで行われたポールスターのカンファレンスでと、個人的に理学療法士の増渕喜秋さんに歩行を視てもらい、FootworkでFixしていただいたことがあります。

 それらのアセスメントでは、どちらもほぼ同じことを言われていたのですが、今回は歩行をビデオ撮影してもらったので、自分でも歩く様子を見ることができました。ほんとだ、ヘンだ!!やっとみなさんに言われていたことが分かりました…。

 わたしの歩行時に起こっている現象としては、
・骨盤が左右にぶれる。
・両足とも背屈ROMが充分になく、つま先が離れる時に回外に逃げている。
・特に右脚の遊脚時にぶん回し運動が起こる。

 ざっとこんな感じです。

 そして思い当たる節としては、
・幼少時からの運動不足により、下肢の筋力が弱い。
・特に最近は歩いておらず、大腿四頭筋が弱い。ぺろぺろ。
・右の大腿直筋がぺろぺろすぎて、なんと膝蓋骨が垂れ下がってきていて、膝の伸展時にひっかかる。
・ピラティスのおかげでコアおよび上半身およびハムストリングスの筋力はついたため、まだなんとかなっている。もしそれがなかったら、もっとぐにゃぐにゃぐらぐらの歩行であろう。

 …ひどい~。

 よい立位、よい歩行というのは、骨盤/仙骨から上半身は上に伸び、下半身は下に伸びているのがよいと思うのですが、下半身の筋力不足により、脚が地面に向かって伸びる力が失われているのです。だから、下半身に向かって骨盤/上半身が刺さってしまっているような感じなのだな。これでコアの力がなかったら、上に引き上がる力もなく、全身が下に向かって垂れ下がるような感じになってしまうでしょう。ピラティスやっててまだよかった…汗

 増渕さんに見ていただいた時に、「もっともっとコア使って上に引き上がって」と言われまくり、「わ~これ以上無理だ~Running」と思いながら歩いていたのですが、このような現象が起きていたためなのですな。前に見ていただいていてよかった~!改めてありがとうございますペコリー

 上半身を引き上げるだけでは限界があり、課題は下肢の筋力アップなのです。そうすればもっと「筋力によって脚で地面を押せる、脚を伸ばせる、従って骨盤が上がる」ので、引き上がった状態で歩行できるのだ。

 下肢が伸びずに落ちてきているから、背屈に制限もでてきてしまうのだろうと感じる…。底屈のROMはいいんだけど。

 これらを改善していくには、ピラティスよりも、歩くことなんだよなあ。もちろん、ピラティスは身体の使い方の要素としてとても大切なんだけど、それを利用してちゃんと歩くこと。ピラティスでは、立位のエクササイズやスクワットなどもあるけれど、下記のような歩行の要素はなかなか得られない。

・足が地面をヒットする、刺激が入る
・片足で体重支持をする、もう一方は遊脚になりバランスを取る

これらの反復運動に勝る筋力アップはないでしょう。
 
 なぜ歩かないかというと、うちにはお散歩とお留守番が嫌いな犬がいるからです。このハンデをどうするか~。J240x320-03599

 とにかく、自分の身体のポテンシャルを生かしきれていない、自分の身体にも伸びしろがあるんだなと、ビデオを見てよく分かりました。

 そして、現在の身体のポテンシャルが生かしきれていないだけでなく、子供の頃からもっと運動をしていたら、筋肉、骨に刺激が入って、きっともっと背も伸びていたんだろうなあ。

 こういう筋力不足から起こる現象は、手技では対処しきれないものだ、と思いました。セラピストがわたしの状態をよく把握してくださったとしても、筋力をつけられるのはわたし自身以外にないからです。それで「先生、なんとかしてください~」と言われるのは、困るだろうなショボーン

 身体への勘が鋭く、手技を受けることで「こことここが繋がった!」と運動連鎖が感じられるような人でも、それだけでは足りない。やっぱり地味に相当きつめの筋トレを続けていかないと、身体は作られないでしょうねえ。がんばりましょう~!



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