3月30日_2回目のグランドサークル 7日目1 キャニオンランズ国立公園・アイランドインザスカイ | アメリカ研究留学日記 in メリーランド

アメリカ研究留学日記 in メリーランド

夫の研究留学のため、夫婦と子供一人で渡米しました。
東海岸、ワシントンD.C.近郊のメリーランド州に住んでいます。
英語が苦手な夫、できない妻、知らない子供のアメリカ奮闘記です。

今日は早起きして、キャニオンランズ国立公園のメサ・アーチという展望所に日の出を見に行きます。朝5時に起き、身支度を整え出発。当然辺りはまだ真っ暗で月も輝いていました。

 

メサ・アーチの駐車場に着く頃には、うっすらと空が明るくなっていました。日の出に間に合うように急げ!(写真の中に主人の後ろ姿があるのですが分かりますか?)

 

日が昇る前なのでとても寒く、持っている服で出来る限りの厚着をしましたがそれでも寒いー!私の手先はキンキンに冷えました。

 

そしてメサ・アーチの前に到着しましたが、すでに数人が日の出を見るためにスタンバイしていました!アーチ越しに見る日の出で有名な場所ですが、これではいい写真は撮れそうにありません。

 

仕方ないのでアーチの前は諦め、アーチ左手の岩場に行きました。アーチの周りにはカメラを構えた人がたくさん集まってきました。

 

しばらくすると朝焼けが始まりました。

 

渓谷の方はこんな感じで、うっすらともやがかかって幻想的です。

 

アーチの前にはさらにたくさんの人が集まってきました。あそこにいたら人影がたくさん写ってしまいそうです。

 

太陽が見え始めました。光がさして渓谷はさらに幻想的な風景に。

 

周りの岩は朝焼けで赤く染まっています。

 

日の出と朝焼けはあっという間に終わってしまいました。人が少なくなったところで、アーチの前で撮影。このアーチ越しの日の出を撮りたかったのですが、そのためにはもっと早起きしないといけないみたいです。

でもこの写真も十分綺麗!

 

しばらくメサ・アーチの写真を撮った後、車に戻り体を温めながら朝ごはんを食べました。寒かったー!

次はトイレ休憩も兼ねてグリーンリバー展望台に向かいました。一旦太陽が昇るともう空は真っ青。朝焼けって本当に一瞬です。

 

グリーンリバー展望台では、広大な大地とグリーン川、そしてグリーン川によって削られた複雑な渓谷を眺める事ができました。自然が長い長い年月をかけて作り出した壮大な眺め。自然の大きさを感じます。

 

さあここからはハイキングの時間です。まず最初は、ホエールロック・トレイルというハイキングコース。昨日と同じく、距離は短いですが岩を登っていくようです。私はすでに及び腰・・・。

 

歩き始めるとすぐに前方に岩が見えてきました。あの上を歩いて行くようです。

 

道は砂地から岩場に変わりました。

 

そして、大きな一枚岩を登る事に。私はもうすでにへっぴり腰。周りに視界を遮るものが何もないので、転げ落ちそうに感じるのです。昨年末に日本で行った、高御位山の百間岩を思い出しました。あそこほど高くはないんですけどね。

 

軽快に歩く二人の後ろで、身をこわばらせながら歩く私。この怖さはあなた達には分からないでしょう。

 

ここは一番の難所でした。この岩を降りた先が下り坂なので、転がり落ちそうな感覚が最高潮に達しました。こんなトレイル二度と嫌だ!高所恐怖症じゃなければ何てことなんですけどね。

 

結構高い岩を歩き続けます。まだ続くのー・・・。早く終わってほしい。

 

岩の上を歩き始めてから30分も経たないうちに、岩の先端に着きました。たった30分でしたが、岩の登り下りを繰り返し、時にはここを登るの?と言いたくなるような坂を登ったり、私には長かった!

 

先端から見た風景はこんな感じ。主人は満足そうですが、私は精神的に疲れました。

 

そしてまた来た道を引き返します。怖いから早く帰りたい!

 

今度はさっきの難所を登ります。この通り、結構高くて急なんです。

 

岩を下りて振り返ると、なるほどクジラのような形をしていました。あの難所は右上にポコッと出ている部分だったようです。ホエールロック、岩登りが楽しいトレイルですが、私には恐怖のトレイルでした。

 

この後昼ご飯を食べ、もう一つのトレイルを歩きます。

 

次に歩くのは、アプヒーバル・ドームというトレイルです。クレーターのような地形が見られます。このトレイルには、歩いてすぐの所に最初の展望台が、さらに奥に進んだところに2つ目の展望台がありますが、もちろん2つ目まで歩きます。

 

さあどんどん歩きましょう。

 

最初の展望台には15分程で着きました。

 

クレーターのように、ここだけ突然ボコッとへこんだ地形をしています。なぜこのような地形になったか、隕石説と隆起説があるようですが未だに結論は出ていないそうです。

 

最初の展望台でしばらく遊んだ後、2つ目の展望台に向けて歩き始めました。

 

最初の展望台までは普通の道でしたが、ここから先はさっきのホエールロックのようなつるっとした岩場になりました。嫌な予感・・・。

 

ホエールロックと違って足場が広いので怖くはありませんが、たまに細い道や高い所を歩いたりして、私にはやや苦痛でした。

 

また岩の登り下りを繰り返し、最後に狭ーい道を通って、ようやく平地に着きました。

 

最初の展望台から20分程で2つ目の展望台に着きました。先程とは少し違った角度から景色を眺められます。

 

ふと、周りにある岩を見て、娘が「亀みたい!」と言いました。なるほど、亀に見えます。

 

岩を見ると登るのが主人。亀の岩に登って写真を撮り始めました。

 

岩の上からはまた違った角度の景色が見えたみたいです。遠くの瑞々しい山もはっきり見えています。

 

この後主人は、岩の上にいた人と長いこと話し込んでいました。下で待っている私と娘は暇だったので、近くの木で遊んでいました。握手しているみたい?

 

そろそろ戻りましょう。帰りに、行きにスルーした大きな岩に登り写真を撮りました。この岩を登るのも私には結構怖かったので、感謝してほしいものです。

 

これでキャニオンランズ国立公園のハイキングは終わりです。最後に、これまで無視して通り過ぎていた展望台に行きました。ハイキング狂の主人が、苦労して歩いた先にある景色にしか興味を持たなくなり、車で簡単に行ける展望台を無視するようになっていたのです。それはあまりにも勿体ないと説得し、少し立ち寄りました。

 

展望台からは、はるか下にあるオフロードコースが見えました。ホワイトリム・ロードというキャニオンランズの渓谷を走る道です。今私達がいる高さの所から、崖を下りて渓谷に出る事ができるのです。主人はあそこも行ってみたかったと言いましたが、今回のスケジュールでは無理でした。

 

これでキャニオンランズ国立公園は終わりです。どこを見ても素晴らしい景色でした!

キャニオンランズ国立公園を後にし、次の目的地に向かいました。