私は、障害を持った子どもたちを療育する施設で働いています
子どもたちの中には、特別支援学校に通っている子もいれば、地域の学校の支援学級に通っている子もいます
スタッフが手分けし、学校が終わる時間にそれぞれの学校へお迎えに行きます
今日はどこの学校へ誰がお迎えに行くのか、毎日スケジュールを立ててくれているスタッフがいます
そのスタッフが、昨日私にこんなことを聞いてきました
「Sさん(私)、B中学(娘の卒業した中学)へのお迎えはどんな感じ?」
実は彼女は、私がその中学校へお迎えに行くのは辛いと察してくれて、そこへのお迎えは私は無しにしてくれていたんです
私が頼んだわけではありません
でも、その中学校へお迎えに行けば、
娘の同級生がたくさんいる
私がその子たちに会ったらどんな気持ちになるか
娘が通えていない学校に、私がお迎えに行くのがどれだけ辛いことか
ちゃんとわかってくれて、外してくれていたんです
ありがたいですねー😭
本当に素敵な同僚です、大好きです‼️
でも、娘がその中学校を卒業してもうすぐ一年
私が今どんな気持ちなのかを、尋ねてきてくれたわけです
私は、自分でも驚くほどあっさりこう答えていました
「うん、もう大丈夫!行けるで!」
何だか自分でもビックリしました
B中学は、娘が通えなくて、毎日毎日死ぬほど苦しんだ場所
毎日門まで送っていってました
それも、お昼前とか、午後からとか、遅い時間です
教室へ行くんじゃないです
教室へ行けない子が行く、別室へ行くんです
それさえも、娘には大変勇気のいることでした
「やっぱり入れない」
娘が言い、二人で家に引き返す日々…
めちゃくちゃ辛かったです😭
外から、娘の同級生たちが授業を受けているのが見えるんですよね…
辛かったです😭
まさに地獄でした…
そんな地獄のような記憶が蘇る場所です
なのに、昨日同僚から聞かれたとき、
その場所に、もう抵抗なく
行ける!
って思ったんです
ちょっとだけ心の傷が和らいだのかなって思いました
まだまだ思い出すと辛いこといっぱいですが…
人は忘れることのできる生き物だから生きていけるって、本当なんだなーと思いました
