ようやく都知事選挙も終わり、ジンクス通り

現行維持の小池さんの最速当確が出て「まあこんなもんだろう」と言う結果でした。

 

 

さて、今日はテレビシリーズレビュー。「SEE」。

 

このシリーズ、我が家では久々のヒットだったんですが、

あんまりレビュー芳しくないんですよね。

 

主演は野生派武闘役を演じればピカいちのジェイソン・モモア。

今回も彼の殺陣はお見事でした。

 

この映画、舞台は未来なのですが、

観てみると風景は文明が無かった頃の世界そのもの。

 

驚異的なウィルスによって人類が皆もう目になってしまう世界を描いています。

 

そこで見えない世界が常日となった人々が、

コミュニティを作り知恵や経験で賢明に生きているのですが、

その中で「見える」人々は魔術師と呼ばれ村で迫害されたり、

大きな組織では「見える」武器として未来の希望とされたりします。

 

モモア演じるババが、目の見える男性との子どもを妊って

追われてきた女王の妹マグラを救うところから話が始ります。

 

彼女が目が見える双子を生んだ後、

姿をくらました父親が突然現れ、子供達に教養を与えます。

古い書物で知恵をえた彼らは、強力な子孫を求める女王の軍に捜索され村を追われます。

野山をさ迷い、父親の居場所を探し双子は同じく「見える」兄弟達に会います。

 

そして、「見える」コミュニティを造る実の父親、

しかしその密かな野心が徐々に明るみになります。

 

双子達は、実の父親や義理の兄弟達の営みの中で、

育ててくれた両親からの愛情や家族、仲間の大切さ、

慣れ親しんだ「見えない」世界の生活とのギャップに戸惑いはじめます。

 

ここまでは本の序盤です。

最後まで本当に目が離せないシリーズでした。

 

家族愛やハンデの中で仲間と戦う知恵、

「見える」存在の力がテーマとなるお話。

 

とても面白かったです。

 

勿論、役者さん達は実際目は見えるのですが、

今まで見たことのない想定世界、その発想と演技や描写はとても見事でした。

 

彼らの生活や身なりや持つ武器、道具は非常に原始的なのに比べ、

老築化しているものの、建築や施設や機械などは私達に皆れたものが残る風景、

と言うのも興味がありました。

 

そして後半でダイナマイトが「新しい大量殺りく武器」として現れます。

 

これまでも、SFもので資源の欠乏や核兵器投下で世界が荒野になる設定の映画やドラマはありました。

でも、ウィルスによって遺伝子が変化、人間の生体異変故に文化が後退するなんてアイデア、本当に意外でした。

 

正直、ほとんど戦闘シーンばかりなんですが、

監督とモモアはきっと「座頭市をお手本にしてるな」と言う部分が垣間見れました。

また、制作陣は少し日本テイストを意識してる気がしました。

 

なんたって、双子の名前が「ハニワ」と「コフン」ですしw。

 

Apple TVオリジナルシリーズ、Youtubeでも視聴できます。

「SEE」、オススメです。