謎、と書きましたが、これはもう

 

これかー!

 

と言うおおよその理由を発見しました。

 

以前国際詐欺についてアップしました。そこでは、

 

同棲の友達が少ない、とか、ある程度自由になるお金を持っているなど

 

具体的な例を挙げました。

 

でも、潜在的にだからといってなんで海外の青年に?

という不思議は拭えませんでした。

 

私自身も、日本男性とは数名真剣恋愛をしてきたつもりでしたが、

どうも私は彼らに「舐められる」気質だったらしく、どうも結婚までに辿り着けませんでした。

 

そこに、

 

いやいや、そんなに自分を卑下するもんじゃないよ、もう少し大人になるだけでいいんだ

 

とかアドバイスをくれたのは当時のFecebook友達であり遠恋が続いた元彼でした。

 

結局蓋を開けると彼自身が大人でなかったため別れたのですがw、結婚に至ったのはスペイン人の今の相棒ですから、私もいわば、これから言う国際恋愛において詐欺に遭いやすい傾向の要素は持ち合わせていたかも、と思うのです。

 

そもそも、国際恋愛を推奨するコーチングの人には、

 

欧米人男性は年齢を気にせず、年上女性でも抵抗がない男性が多い

 

と言う触れ文句を大きくかざすことが多いです。

 

それゆえに、詐欺グループは、それなりの社会的地位や資産を目論んで近づくのですが、

 

女性の方も、この「年下男性が、年上の私を求めている」と言うセリフを鵜呑みにして婚活において一縷の望みに賭けるわけです。

 

私はそう言う女性の望みを浅はかだとは思いませんし、成立すればとても良いことだと思います。

現在では、コーチングをはじめ英語が話せなくても結婚までサポートしてくれる人や機関があるからです。

私自身も、海外での生活経験がないのに国際恋愛にハードルの高さは感じませんでした。

結婚してからは「アヴィラの城壁より高い」と感じたものですがw。でも努力の積み重ねいかんでなんとでもなります。

 

詐欺に遭わないようにするには、強く疑っていくしか方法はないです。そして、

 

過剰に夢を見ない

 

と言うことです。しかしこれが一番のネックだと言うことがわかりました。

 

日本人男性しか結婚相手に選ぶ気がない人の方が多い中、なんでそんなに欧米の金髪や碧眼男性に憧れを持つのか、と言うのは、そもそも幼少から思春期の少女の時代に見聞きしたロマンスが元だと思います。

 

私たちの時代、「りぼん」や「なかよし」「少女コミック」などの少女漫画雑誌全盛でした。

現在の恋愛コミックを見ると、等身大の日本人の同級生や先輩を描くラブコメが多いのですが、当時は、たとえ日本人青年だといっても画風が金髪や青い目、8、9頭身の長身で描かれていたりしたのです。

しかも、そこの主人公は典型的な日本人少女たちで、背もちんちくりんでメガネ、シャイな割にどこかの角で青年たちにぶつかったりしてきっかけを得て、付き合いだす、なんてものがもう山ほどあったのです。

 

恋愛ものに関しては、ロマンスファンタジーにどっぷり浸かり、自分の家の周囲にはないお花畑や大きな公園でのプラトニックなデートが多く、心理描写も今の漫画に比べるとさほど複雑じゃありませんでした。

 

青年たちは常に穏やかで物分かりがよく、いざとなれば体を張って彼女を守るのですが、

 

まあ、現実そんな男性はいないわけでw。

 

でも、時を経て、大半は20代には一度の結婚を経ている40代を超える女性たちが第二の人生を考えた時、

 

若い子ばかり追いかける日本人男性を捨てて、欧米の男性に接して見ませんか?

 

などと言われれば、まあ、昔のコミックを思い出して胸が高鳴るわけです。

 

東京で夜な夜なパブを徘徊していた頃、そこで知り合った欧米男性たち曰く、

 

日本女性は、なぜか自国でモテなかった自分に声をかけてくる。一人だけじゃない、複数。そうなれば、僕らも誤解するじゃないか。。

 

もう「入れ食いは」彼女たちのせい、と言わんばかりでしたが、実際はそうです。

 

当時私はも30代超えていましたが、週末パブで知り合った常連と飲んでいると、カウンターで本を読んでビールを飲んでいる私と同世代の女性を見かけることがありました。そして、日本人男性が声をかけると怪訝そうに体を退け、外国人男性が声をかけると朗らかに返答をするのです。

 

しかし、これは本当に危ないことで、ビールを1杯頼むごとに男性の方が横柄になり、様子が変でももう断りが効かない女性は仕方なく誘われるままに飲み続ける。最後には男性が足元がおぼつかない女性を抱き抱えるようにして出ていく。。

 

こう言う光景を何度も見かけました。あまりにも強引なので、間に入り男性に殴られそうになったこともあります。(友人たちや店員さんが収めてくれて難を逃れました)そして女性を強く叱って駅まで送ったことも1、2回だけじゃありませんでした。

 

怖い目にあった女性でも、送る道すがら「どうすれば外国人男性とお付き合いできるんですか?」などと尋ねる懲りない人もいて、どんだけ執着するんだ?と思ったものです。

 

でも実際恋愛ではない道から逃れる方法は、

 

嫌なことは断ること

 

それだけです。途中で引き返せない、ではなく、気がついたら即断る、逃げる、防衛策を備える。

 

恋愛に到達する出会いはそんなものとは違うところにあるものです。

そして、実際寝食を共にしないと、相手の本性というものは全くわからない。

 

だから、SNSだけでお金かして、と言われたら断るべきです。後で返す、なんて言われても断る。

 

だって、日本人男性なら、たとえばお隣さんでさえ醤油すら貸さない人いるじゃないですかw、それなのになんで、見たこともないガイジンにお金振り込むんですか。結婚の約束するの、おかしいでしょ。

 

でも彼女たちにはおかしい話じゃないんです。だって、

 

SNSのプロフに映る写真の男性は、

 

あの少女漫画で見た男性たちにそっくりなんですもの。

 

そんな人たちが私を裏切るはずない、愛してるって何度も言ってくれるし、人生で初めて釘付けになったのは君だよ、とかも言ってくれる。

 

ファンタジーが目の前に現れることで、憧れが現実になった、などと錯覚しない冷静ささえあれば、

 

詐欺と本当の恋愛の対象の見分けは簡単につきます。

 

実際の恋愛対象は、いびきもかくし、クソもする。日常だからそれを隠さない。機嫌が悪くなることもあるし、自分勝手だったりもする。でも、詐欺と違うのは、

 

お金をせびったり、振り込まないと結婚できない、とは言わない。あなたの困ることを頼んだりはしないです。

 

本当にあなたを愛している男性は、むしろお金は踏んでも悔いが残らないほど持っているフリをし、人に頼らずも、手元にはカードもあるし現金もある、と言うもの。

 

万が一詐欺のように、なんらかの事故が起きてお金が足りなくなっても、そんな恥ずかしいことで彼女を悩ませたりしないプライドがあるんです。そんな時は、友人や親に頼むもんです。

 

もし、あなたが今付き合っている男性に「お金を振り込んでほしい」と言われたら、まずは

 

親御さんか身近な人に頼んでみて。私はお金がないの。

 

と言うかもしくは、なんとしても自分が払わないで済む方法を提案してみてください。相手は最初は食い下がって頼むでしょうが、連絡がなくなれば詐欺、2、3日後までに

 

なんとかなった!

 

と言ってくれば恋愛対象です。その後も頻繁に連絡をしてくるようでもそれ以上は相手にする必要はありません。自分でなんとかできない男性を一生養うなんて詐欺じゃなくてもごめんですよね。

 

とにかく、少女漫画は卒業しましょう。あれはファンタジーなんです。