ナイトメア・ビフォア・スモーキング

2006-06-21 Theme: ニッキ

ボクはあまり夢を見ないタチである、なんつーような事を言うと、多分お偉い学者さんだの博士さんだのは、こぞって、「そんな事はない。誰でも夢は見ている。ただ忘れているだけだ」ってな感じで反論してくるだろうから、言わないけど、とりあえず、ボクは夢を憶えているという事が、本当にできない人間なのである。


それこそ、夢を見た、という事実さえ忘れちまったりなんかしてるもんだから、上記のように、ボクは夢を見ない、なんて思い込むのも無理ない話、まあ、これはこれで、ある意味幸せなんだろう。


とある国のどこかの誰かさんが、毎日自分の夢を詳細に日記に付けていたらある日気が狂った、っちゅう話をどこかで聞いた事があって、それが事実なのか都市伝説なのかまでは、ちょっと分からないんだけれども、とにかく夢を憶えているというのは、あまり精神衛生上よろしくはないようだ。特に悪夢の場合。


ボクが今でも強烈に憶えている悪夢は、小学生の頃見た夢で、お父さんが悪の首領に改造人間にされてしまうというものであった。

話だけすると、何ソレ? 怖い夢、ソレ? なんて思う人多々であろうけれども、これがまあ、子供心には大層怖かったんである。

手術台の上むっくりと起き上がる、頭にフランケンシュタインみたいな手術痕付けたボクのお父さん! お父さーン!


って、ガバッと起き上がって汗びっしょり、ああ、夢か、って安堵、という漫画みたいな目覚め方をしたのは後にも先にもこの1回だけである。だから強烈に憶えているわけなんだけれども、憶えている、っつったって、そんな日がな1日その事が頭から離れないというわけでもないし、何かの拍子に、ああ、あんな夢、あったあった、と思い出す程度だ。


今日は悪い夢を見た。

だからそんな昔見た夢の事を、ふと思い出したのだ。


今日見たものが、悪い夢と言っていいのかどうか、本当はよく分からない。妙にリアルであったり、でもどこか馬鹿げている、そんな感じの夢で、まあ、夢ってのは大概そんなもんだけれども、ともかく、その夢の中ではボクが傷付けた人が泣いていて、ボクは夢の中で、ああ、申し訳ないなあ、と思い、そして目覚めてからそれが夢だと気付いた後で、ああ、申し訳ないなあ、と再び思ったのだった。


何故なら夢に出てきたボクが傷付けた人、というのは、現実のボクが過去に傷付けた人で、それをそこまで引きずっているつもりは自分でもないンだけれども、たまたま夢に見ちまったもんだから、ああ、何かブルーだ、ってアンニュイな朝、タバコとか吸いながら自分の浅はかさを反省とかしたりしたんである。


全く、こういう夢に限って、よく憶えている。


どうせなら楽しい夢を見たいものだけれども、ひょっとしたら何度も見ているかもしれないけれども、悲しい事に、そんな夢の記憶はちっともボクの脳に残っていないのだった。


高校の頃よくつるんでいた友人は、夢の中で自分の意思どおり自由に動き回れるという特異な能力の持ち主で、「オレ、夢の中に河童の友達がいるんだぜ」って言われた時には、何か、とても羨ましかった。


ボクの夢の中にいるのは、悪の首領とか改造お父さんだとかプレスリーのバラバラ死体とかそんなんばっかりで、本当に、夢も希望もありゃしない。


仕方ないからタバコなんぞふかしつつ、今日は徹夜で原稿とかするつもりなんだけれど、次に眠った時には、何かこう、大金持ちになって豪遊する夢とか見たいなあ、ってな事をひしひしと思ったりする。


でも、現実には仕上がってない原稿が、夢の中で仕上がった、っちゅう夢だけは、見たくない。


夢の中では嬉しいだろうけど、現実には、できてないじゃん? 原稿。

だから今必死でやってんじゃん?


ってなわけで、そろそろ、原稿に戻ろう。



これから眠る人は、おやすみなさい。良い夢を。

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ハンマーガール

2006-06-14 Theme: ニッキ

振り回されるのは、まあ、嫌いではないんだ。
ボクはマゾヒストだし、些細な不幸や労苦は楽しめる人間ではあるし。


しかしながらここ2週間、振り回されっぱなしの現状、現実、これじゃボクだって心が折れる、って弱り果てたタイミングで、飴と鞭、へこたれたボクに嬉しい言葉をサラリと投げかけてくれたりなんかする彼女、単純なボクは懲りずに頑張ろー、って気になって、心機一転、また振り回され続けて日は過ぎる。


ハンマー投げのハンマーなら、最後にはポーンと投げ出されて、記録更新、数十メートル、それで目的果たしちゃったりするわけだけど、ボクはハンマーじゃないから投げ出されても困るし、ずっと持ってて欲しいし、かと言ってダラーンとぶら下げられても彼女の重荷になってしまうだろうし、だから、とりあえず、振り回してもらって全然構わないんだ、遠心力でちょっと軽くなるじゃん? って、例え話、でもあんまり振り回されると千切れちゃうよ! ボク結構脆いよ! というような事を、伝えようか、伝えまいか、迷いつつ、グルグル回されている、今。


「ちょっと一発殴ってくるわ」


っちゅうて、連絡が途絶えた彼女、ボクは止めたけれども、止めたンだけれども、行ってしまったわけで、彼女の無事を祈るしかボクにはできないんだ。

全く、気が強いというか、責任感が強いというか、まあ、腕っ節も強いんだけれども、そんな彼女にほとほと感心しつつ、ボクは彼女の連絡を待つばかりで、本当に、無事に帰ってくりゃいいなあ、とか、普通、役割、逆じゃねえ? ボクが勇ましく出かけてく方で、オンナノコがそわそわ待つ方じゃねえ? とか、寂しいなあ、とか、思った。


と、あんまし細かい話をするわけにもいかないんだけれども、まあ、今、なんか、そんな感じの状況にいて、疲れたり喜んだり笑ったり泣いたりを激しく繰り返しつつ、ボクは大事に大事に愛を育んでいる、っていう、そういうお話。



早く、連絡、来ないかな……。

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姉の結婚

2006-06-12 Theme: ニッキ

29歳の姉は、30代という大台に乗るその日一ヶ月前にして、嫁に行った。
めでたい事である。


結婚式に出席するためにボクは帰郷したのであったが、礼服など持ち合わせておらず、またわざわざ揃える気もないわけで、最近購入したスーツにシャツ、ネクタイ、赤いトンガリブーツを身に付けて、これで万全、などと思いきや、どうも、結婚式に出席する親族としては、間違った格好であったようだ。


久方ぶりに会う親戚のお歴々、ボクを見ていう事にゃ、「お洒落じゃのう」「格好ええのう」とか何とか、まあそれが半ば以上皮肉込めての言葉である事は、頭の悪いボクにも分かるんである。騙されぬのである。


左手に刺青、右手に馬鹿でかい指輪とかして、厳粛な結婚式中、ボクだけがどう考えても場違いなチンピラなのであり、周囲キョキョロしてちょっと反省しつつも、しかし自分を偽るなどボクにはそんな器用な真似、できないのであるから、これはもう致し方ない。
猫は犬の皮被っても猫なんであるから、猫のままの方が楽なのだニャア。
猫猫猫猫。犬犬犬犬。


っちゅうわけで、おめでたい結婚式、「で? お前はいつ結婚するンだ?」っちゅうて、親戚の伯父さんやら伯母さんやらに問われつつ、まあ、いいんだ、そんな事は。今日はおめでたい日だもの。ええじゃないかええじゃないか。って、誤魔化した。とりあえず。


あとボクの本を読んでる親戚のオンナノコ、「恋愛モノの続き書いて、ってトモダチが言ってた」って、なんか、今書いてるもの完全否定な感じでちょっと寂しい。


おじさん、これでも今まで書いた小説、全部恋愛小説のつもりで書いてンだぜ。
って、言おうと思ったけど、やめた。


その上、新郎側のお母さんにまで「小説お書きなんですか。今度読みます」とか言われて、うへえ。読まれても。困る。こんなの。変態って思われる。

と、ちょっと心配になりながら、帰宅、どろどろした三文出血恋愛小説「pulp」の完結篇を書いている今。



良い結婚式だった。

姉は幸せになればいい。
義兄は姉を幸せにしてあげるといい。
そんでもってボクに時折美味しいケーキを贈るといい。
義兄さんの実家はケーキ屋さんなンである。そしてボクはケーキが好きなンである。
だから必然的に義兄さんも好きだ。実に理に適っている。原因と結果。需要と供給。


全く、世の中はうまい事できている。
だからまあ、この先、ボクの人生もうまくいくんだろう。

人の幸せ見て不安になるボク、けれどめでたい日にはこんなポジティブな考えもできるのだ。



おめでとう。お幸せに。

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