当日は緊張して一睡も出来なかったので、

身支度をしてる段階では眠かった…


障がい者センターは家から車で20分ぐらい。


建物はとても大きくて立派で綺麗で、

私はこの場所に来るのは10年前のテストを受けた時以来の2度目。


着いてさっそく母とは別々になり

私だけ担当の人と個室へ


テスト内容は10年前と似たような物だったけど、10年前より問題数も非常に少なく、1時間半ぐらいで終わった。

10年前は3時間はかかったはず。


簡単過ぎる問題もあれば…いや、殆ど簡単だった気がする。


「花、咲く、女の子」この単語を使って文を作って下さい。

とか

担当の人が短い簡単な文を読むのでそれを正しく復唱出来るかとか。


さすがに簡単過ぎる。


積み木が沢山詰まれて形が作られてて

何個の積み木が使われてるかとか

これは立体的に考えて、見えない部分の積み木も数えられるかどうかって問題なんだろうけど、数が多く形も複雑になるとちょっと時間は掛かったけど、でも多分全問正解出来たと思う。


難しくて答えられなかったのは

やはり漢字を書くのと、数字を使う問題だった。


漢字に関してはサッパリ出て来ない。

1問も書けなかった。


数学の問題は文章問題で、

バスに何人乗ってきて、途中何人降りて、

終点で何人降りました。最初に乗ってた人数は何人でしょう?みたいな問題が何個か。


いやぁ、わからん。

計算方法があるんだろうけど…わからん。


「%」なんて出てきた問題もあった。


でも全体的に見て私はかなり出来たなと感じてて、最後に担当の人と日常生活の話しをするんだけど、私が


「もしこのテストの点数が良かったら私は普通の人として生きて行くことになるんですか?」って聞いたら

「そうなります」と。


えぇ……マジで……


軽度知的障がいって数値的に微妙だと思うから、もしちょっと調子よくていい点数が出ちゃったら、普通の人として生きて行くことになっちゃうのか。

普通の人ってか、ボーダーってやつかな。


担当の人が点数を出しに行ってる間、

普通の人として生きて行くの難しくない?

って頭の中パニックよ。


で、割りとすぐに担当の人が戻ってきて

「障がい者手帳が新しいデザインになって、古いのは手書きだったんですけど印字タイプになりました。これで障がい者手帳が身分証明書として使えるようになりました。お家に届くまでは古いのを使ってて下さいね」と。


ん?


「今までと同じ等級になります」と。


おお、良かった!

良かったって言うのも変な話しかもしれないけど、現実的に考えて自分自身が普通じゃないって自覚があって苦労してるのに、普通の人ですよって診断されたら困るからさ。

手帳があれば支援受けたりも出来るから。


そしてまた次は10年後とのことです。


これって軽度だから10年毎なのかな?

軽度ならもしかしたら今回みたいに

軽度か普通かの微妙なラインだから?


県によっても違うみたいですよね。