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こんにちは。花井美代子です。
新年あけて第一弾の仕事は、
医療関係者向けの、
言葉遣いに関するテキスト作成です。
普段から「ビジネスマナーのひとつ」として、
「言葉遣いの重要性」とか、
「正しい言葉遣いをいたしましょう」
などということをお伝えしています。
しかし本当に必要なのは、
“正しい”か“正しくないか”ではなく、
相手とその場にふさわしい言葉遣いか?
が重要なのだと思っています。
さて、今回テキストを作るにあたり、
いろいろな本や資料を読み漁っているのですが、
その中に弘前学院大学の今村かほる先生の、
方言と医療コミュニケーションについて、
書かれたものがありました。
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津軽方言では,痛みを指す単語が複数ある。
「イデ」はぶつけたときのような一過性の痛み,
「ヤム」は持続痛,
「ニヤニヤス」は腹部の鈍痛といった違いによって
これらの言葉は使い分けられており,
津軽出身の医師であれば,
「イデノガ ヤムノガ ドッチダ?」と聞く。
(2011.04.25 医学会新聞)
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主に“標準語”というものを使う者にとって、
津軽地方の高齢者の言葉は難しいだろうというのが
想像できます。
しかしこれを読んで、
三重県の県庁所在地出身の私が・・・
「え?理解できる!」
と思ってしまったんです。
わたくしの両親は昭和一桁生まれ。
小さな漁村で漁師をしていました。
その地域では、
ぶつけたような痛みは「イタイ」
神経痛というかジーンという感じの痛みは「ヤメル」
お腹の調子がシクシクというより気持ちが悪いような、
ムギュ~って感じの(よくわかりませんよね)痛みは、
「ニヤニヤする」
いかがでしょうか?
先の今村先生が書かれた津軽の言葉に似ていませんか?
三重県でも中部、南部は関西の言葉の影響が強いので、
関西の方ならわかる言葉かもしれませんね。
このように、言葉でのコミュニケーションは、
「正しい言葉を使う」のが目的ではなく、
「相手が理解できる言葉を使う」のが重要です。
もちろんそこには、相手の気分を害さない、
相手に失礼ではないということも含まれます。
世間では『マナー警察』などと言うイヤな言葉もありますが、
自分目線ではなく、
「相手がわかりやすいかどうか?」
「相手にこちらの真意が伝わるかどうか?」
を考えた言葉を使うようにしたいですね。
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