強気な一方、
手が震えていた時にログさんに、帰り道にはお母さんに電話をしていました。
「どうしたの?」
「ついに、いいましたよ、私。辞めること言いました。すっごい、緊張したんだからー!!!!!しかも、名残惜しまれて(上から目線)、”ログさんと別れろ!”とまで言われたんだからね!!ログさん、これからの責任が更に増しましたよ!!!」
「ぇーーーー」
「年収だってちゃんとあったんだから!仕事と収入をなくすんだからね!私は!」と言うと、
「もんらちゃん、ありがとうぼくは、もんらちゃんにリスクを背負わせていることは知ってる。
頑張るから。ちゃんと、頑張るから。」
と、何度も、何度も。「ありがとう」と言ってくれました。
ログさんのためだけじゃない。
むしろ、ログさんが私を救ってくれたんだ。
いつも励ましてくれたログさん。
私は、「将来のための貯金」と言いながら、現実に目を向けずに仕事に没頭していたのは、この私だ。
これからは、新しい生活のために、心を一新して進んで行く。
本当に、新しいことばかりで、怖いこともあるけれど、
二人なら、
大丈夫だよね。

残業の後、8時からの英会話へ行くまでの道のり、お父さんと話すべくお母さんの携帯へ電話をかけた。
「もんらですけどー」
「知ってる~」
「ついに言いましたよー」
「そうか~そうか~、何て言ってたな?」 (お昼にメールで両親には退社を願い出ることを伝えていました)
「ログさんと”別れろ~”とまで言われたよ~」
「あはははははははははは!!!!!!そうなん!?良かったやん!!惜しまれて!”あ~、そうなん、はいはいー”なんて言われんで良かったなー!」
「あはははははははー、だってもんら、頑張ってたもーん
」と、笑いが耐えません。
「でも、もんら、緊張したわー!!!お父さんみたいに出来んわー」
「何言ってんのー!お父さんだって、緊張するで!!!!(今までの親戚の)結婚式のスピーチなんて、すごい緊張しいやるでー!!あはははは!!!!・・・・いた!いたたた!!!」
「!?」
「今、(新年会にもんらが借りた)帯をお母さんの実家へ返しに行ってるところで
、お父さんが運転してんねけど・・・、あはははは!いた!いたいよ!あははははは!
(運転席から抓られてる)」
「相変わらず、仲ええな~
」 そう言っている間も、笑い声はやみません(笑)
「でも、これからが大変やー。収入なくなるし、子供も育てたいけど、どんな人生になるんか不安やわ。」
「そうやで、もんら。これからが大変なんやからな。ちゃんんとログさんのこと支えなあかんよ」
「うん・・・。頑張らな、な。」
「うん!」
「じゃあ、お父さん隣りで運転してるんやったら、電話換われないから、さっきの退職の話、伝えといてー(笑)」
「はーい!じゃあね~」
「じゃーね~」と言って切りました。
これからは、1年、1年の繰り返しじゃなくて、前へ進むばかり、年を重ねるばかり。
気を引き締めて生きて行かなくちゃ。
去年のお盆に、今晩お父さんとお母さんが私が借りた帯を返しに行っている;お母さんの実家で、キミコおばちゃんから、こういう話を聞いた。
「もんらが結婚するの、お母さん、寂しがってたよ」
”え!?まさか、あのお母さんが!?”と思ったのでしたが、キミコおばちゃんによると、
「もんらが、台湾の人らに取られてしまうようで寂しいって言ってたよ」
まさか、お母さんがそんなに私のことを思ってくれているとは思っていなかった。
だから、余計に、「私、両親を悲しくさせてるんじゃないか」とか、「悪いことを犯しているんじゃないか」って気が気でならなかった。
3ヶ月前に退職の申し出をする、会社の規約だけど、
この3ヶ月間とシンガポールへ定住するまで、いったりきたりする家、
ここへも、そうしょっちゅう帰ることは出来ないんだな。
暖かい春、
青々とした夏、
真っ赤な秋、
寒いけど、薪ストーブがあるから楽しみが増える冬、
いよいよ、お嫁にいっちゃうんだな。
そう思うと、一秒たりとも時間をムダにしたくなくなりました。