ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)/J. K. ローリング
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勝手に採点 ☆☆☆☆


ご存じ人気シリーズ第五弾。


ダンブルドアはヴォルデモートの謎を解くべく最上級生となった
ハリーに対して直接授業を行うことに。


記憶術によって除々に明かされるヴォルデモートの誕生秘話。
そして彼を倒すための重要な秘密を彼等は握る。


親友ロンとハーマイオニー、ハリーとジニーとの恋愛模様や
マルフォイ、スネイプの裏切りなど盛り沢山な内容で最終章へ向け
つき進む。


終始いらだっていた前作と異なり、ハリーもだいぶ大人に。
ダンブルドアとの個人授業によって、ヴォルデモートを倒す
「選ばれし者」として急速に自立していく。


魔法学校の授業風景やクディッチの試合、ハグリットとのかけ合い
など楽しげな描写は極端に少なくなり、最終章での対決に向け、
ヴォルデモートの魔の手が魔法学校の至るところに現れる。


何といっても最大のクライマックスは、スネイプの裏切りによる
ヴォルデモートの死。


どうもこうあっさりと片付いてしまうと何か裏がありそう。


最終章ではハリーの死も予想されるだけに、一段の期待と一抹の
不安を覚えながら最終章を待ちたい。

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名もなき毒/宮部 みゆき
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勝手に採点 ☆☆☆


「誰か」に続く杉村三郎シリーズ第二弾。


元編集者で今はある財閥グループの広報室に勤務する杉村。


問題児の彼のアシスタントが社内でイザコザを起こしクビ
にしたことから始まる嫌がらせ。


会長から直々に処理を任された彼は、紹介されたある探偵を
尋ねたところ・・・。


読みはじめた途端、前にも読んだ設定と思いきや、「誰か」
続編。


しかし、前作のそこはかとない暖かい雰囲気とは一変し、
連続殺人とそれに絡む主人公の生臭い話。


何の関係もない主人公に、事件関係者の母と娘がいやに
まとわりついてくる非現実性、不自然さががとても気にかかる。


さらに、警察の捜査の網をらくらくと掻い潜る神出鬼没の元
アルバイト女性もありえない設定。


そして極めつけは連続殺人事件の犯人を主人公自ら割り出し、
自供させ、自分で警察へ連行中になんとその女性が自宅で娘を
人質に取って立てこもるなんて!


あまりにもドラマティックな展開に空いた口が塞がらず。


また、土壌汚染やシックハウスに関するうんちくが多く、こじ
つけ気味に「毒」に結びつけるあたりの展開は強引。


殺人事件やRPGゲームを扱う題材はもう飽きてるし、展開が強引
過ぎてついていけないので、ヒューマニティに焦点を絞った
暖かい題材を選んで欲しいもの。

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