「六龍が飛ぶ」の
ホン・デホン師匠とムヒュル。
カビョルチョでの訓練に
参加することになりました。
なにやらたくらんでいそうな
この表情。
挨拶が終わり立ち去る
偉い人達を追いかけて
呼び止めます。
さて、プレゼンが始まります。
おもむろに股ぐらから
何かを取り出すホン師匠。
その状況を見て皆
「なにがはじまるのか」
と怪しみます。
自著の武術の技法書。
著書を手に、自分には、
武術を教える才能があると
アピールしますが、
まったくとりあってもらえません。
それどころか棒で
バシッと叩かれてしまいます。
ヨンギュからも叩かれて
「そんなのもよけられない」
と一蹴されてしまい、
「練習しろ」と言われて、
素直に「はい」。
…弱い。
この人には
「粘り腰」というものがないなぁ~。
おそらく自分に説得力がないと、
わかっているからなのでしょう。
説得力がない
「見た目」「実力」「プレゼン力」。
特に、
股座から資料を出すなどは、
相手に良い印象を与えません。
つーか、言語道断レベル。
実のところ、
本当に才能の有る師匠なんですが、
まったく人からそのように思われません。
ムヒュルもこの師匠について
強くなりましたが、
実力がないと思いこまされて
いたことが発覚して、
師匠から詐欺師に認識が
改められてしまいました。
ムヒュルの家族からも
詐欺の罪で
使用人扱いされる始末。
まぁ、そのおかげで
家族と一緒にカビョルチョに
来られたんですけどね。
ホン・デホン師匠は、
三韓一の剣士、
キル・テミの師匠でもあり、
キル・テミが三韓一になる前の
三韓一の剣士ホンリュンの師匠
でもあり、つまり、
名のある剣士を
ジャンジャンバリバリ
育てた実績の持ち主なのです。
本当は。
ムヒュルがたまたま
キル・テミと出くわした時、
キル・テミを育てた実績を
ホン・デホン本人から聞かされても、
まったく信じていなかったムヒュルに
キル・テミ本人からの、
まさかの「本当の話」。
当然、聞きたくなるのが
…ですよね。
即答!
酷評!
そしてモノマネ?
完全にバカにしてます。
つまり、ダサいから、
「あの人が師匠」という話を
しないわけです。
ホン・デホン師匠の名前が
世にとどろかないのは、
本人がダサい、センスがない、
という理由からでした。
う~ん、考えさせられますね。
真実を知って、
問い詰めるムヒュル。
問い詰めるムヒュルに、
ホン・デホン師匠は、
何度も言ったじゃないか!
と、反論します。
ムヒュルは、
キル・テミが話してくれるまでは、
まったく聞く耳持たなかったわけです。
真実を知って、
初めて師匠と認め、
ひざまずいて教えを請います。
目指すは出世。
ブレないムヒュル。
これからホン・デホンは、
師匠としての存在を
示していくことになりますが、
人に認められることの
難しさと大切さが、
よくわかるエピソードだなぁと
思います。
私たち視聴者が、
ホン・デホン師匠から学ぶのは、
武術ではなく、
「人は見た目が9割」的なものです。
自分の価値を認めさせるには、
●それらしい風貌、身なり
●説得力のある実力
●身近な人からの評判、人柄
が、必要ということですね。
ホン・デホン師匠は、
教えるのはピカイチ上手いが、
自分は武術がからっきしダメ。
説得力のある実力がありません。
キル・テミが実証してくれて
初めて信頼されました。
ムヒュルが強くなったのも、
ホン・デホン師匠についたからこそ、
ということが、
ようやく理解されるという展開、
これもまた面白いですね。
キル・テミさんも、
こんな人柄ですから、
ある意味説得力ないんですけど、
有名人ですからね。
有名人が言ってくれると、
世間の人は信じてくれますね。
だからみんな
有名人と一緒に
写真を撮りたがるんですね。
説得力、大事です。
|
|



































