偏りはあるけど、色々観させていただいて、私個人は二次元という越えられない次元から三次元に現れてくれてありがとうございますって気持ちが強いんだけど。
動いているだけでも奇跡って思ってる。
ちょい前に戦国BASARAのDVDで光秀役の谷口さんの話をぽろっと聞きまして、ちょっとだけ悲しくなったので書いておきたいなぁって。
どんなオーディションを受けて、俳優さんがどういうキャラ作りをしているのかは私にはわかりません。
でも多分、俳優さんはキャラクターのイメージを壊さないように演じてくださってると思います。
そうやって壊さないように演じてくれている中、自分色を出して演じている方もいますよね。
一例に出すと、三日月宗近役の鈴木さんは「虚伝・燃ゆる本能寺」と「再演」では演技が若干違って見えます。さらに言えば、「義伝・暁の独眼竜」では三日月宗近の貫禄というものがすごく出てますよね。
そうやって、俳優さんはキャラを壊すことなく自分をどこまでもキャラクターに似せて、なおかつそこに自分の色も加えて演じ切ろうとしていますが。
谷口さんはBASARAを卒業されましたが、演じた最初の方でかなり色々言われたそうです。ざっくり言うと「似てない」だとかそういう類の。
だけど、速水さん(光秀の声優さん)が「一緒に光秀を作っていきましょう」と言った、その言葉に救われたそうです。
鈴木さんは某番組で言っていたことがありますが「声優さんをただ真似てしまうとただの声真似になってしまう…(確かそんなニュアンスなもの)」と。
刀剣乱舞、というゲームにはスチルしか無いしセリフも限られている。その中でいかに三日月宗近を自分なりに昇華して動かすかをすごく考えているなと思いました。
すごく、すごくキャラクターのことを考えてくれているって。
声優さんも俳優さんも命を吹き込むことには変わりがありません。
自分の好きなキャラクターが動いている、喋っている、生きている、それだけではダメなんでしょうか?
私はキャラクターに命を吹き込んでくれているたくさんの人にありがとうございますって伝えたいです。
考え方は人それぞれだけど、私はそう思うよ。
思うけど、演じてくれている人の頑張りをないがしろにする発言は控えましょうっていう話です。
好きなものを否定されるのは悲しいしつらいことだと思ってるから。
よろしくお願い申し上げる。