いろいろと考えて、思ったんです。
絵を描いているのは何故なんだろうとね。
絵や作詞は、僕にとって僕の心を表現する唯一の手段なわけです。
その手段で、僕は誰かの心に何か感じるものを植え付けることができればそれで満足だと思ってます。
何でもそうですが、心から感じることはとても重要で大事なことだと思うから。
だから、あの時描いた絵を、ここに掲載しようと思っています。
見せたのはたった2人。
何か感じてもらえていたのならそれでいい。
本当は、誰にも見せないでおこうと思っていた絵です。
例えるなら、それは「憎悪」に近いもの。
憎悪と、悲しみが入り混じってしまったような絵です。
あの時の気持ちは「不信」を募らせて、「信じてもらえないんだ」という苦しさと苛立ちが心を埋め尽くしてました。
だけど、必死に取り繕って笑おうとした結果、そうなってしまった絵です。
僕が僕の為に絵を描くと、その絵は怒りと悲しみに満ちた絵ばかりが増えていきます。
僕の心は、人間の汚い欲で汚れているからでしょう。
それ以上、染まることのないように食い止めてくれている存在が、「僕を変えてくれた人」「生きる意味と証をくれた人」「楽しさと笑顔をくれる人」達の存在なのです。
彼らが僕にその情熱や熱意を与えてくれるから、「生きよう」と思うから。
エゴでもいい、
僕の生き様を見てもらいたいからだろう。