絵や音楽はその人の心を映し出すなんてよく言うけど。。。
まさしくそうだと思う時とそうじゃないと思う時がある。
自分の為に描いたものは「自分自身の心」を描いているからで、
誰かの為に描いたものは「誰かを想う心」を描いているから。。。
誰かを想って描いた絵には「優しさ」が宿って、
自分の為に描いた絵には「辛苦」が宿る。
誰かの為に描きたいと思う心に、自分自身の為に描きたいと思う心が葛藤する。
僕の心の中を曝け出して気づいてくれた人は何人いただろう。
僕が今のような抽象的な絵を描きだしたきっかけは「ある人」だけど、今はその絵達がその日の僕の心を映し出す鏡のような絵になっている。
赤黒い絵が最近多いのは、心の中に「怒り」が満ち溢れているから。
青黒い絵が多くなるのは、心の中に「悲しみ・寂しさ」が満ち溢れているから。
無理に笑おうとするのはそこに芽生えた感情が燻っていて、どうしたらいいのか分からなくなっているから。
だから混濁してしまう。
いつか、描きたいのは「誰かを想って流れた涙が絵になればいい」って思ってる。
今の僕には到底無理な絵。
いつか描けたらいい。