「本物」であること、「本質」が在ること。 | 人は人、僕は僕。

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 ライブと呼べるライブを視せて呉れたバンドは、「the GazettE」でした。



 彼らのパフォーマンスとステージングを視たことがある人は分かるでしょう。




 その圧倒的な存在に。





 雑誌だけでは分からない、DVDだけでは伝わり切らない空気感。


 それを何も知らない人が体感した時、世界は真逆を向くと僕は思ってます。



 実質、DVDでどれほどすさまじいライブをするのかは知っていましたが、DVDとライブハウス、ハコでは全く違いました。



 視るのと体感するのとでは全く音も空気も全てが違う。






 彼らを目の前にして、彼らの音を爆音で聴き、彼らの全てを感じたその日を僕は忘れることが出来ません。






 僕が上京してきたのは、the GazettEにもっと会いたいと願い、他にももっとたくさんの素敵なバンドをたくさん見たいと思ったからです。





 上京して2年と少し、その間に素晴らしいバンドに出会いました。



 しかしそれと比例するように僕の中で「バンドとは何だろう」という問いを見事に崩してくれるバンドにも数多く出会ったことは確かです。



 伸びる、伸びないはそのバンドがどれだけ上を目指すかで決まることだと思っています。



 見た目重視だけのバンドは、絶対に伸びません。





 音の作り込みも甘いし、ライブパフォーマンスにもそれが現れています。


 見ててとても残念な気持ちになります。


 本気で音楽をやりたいって思う人にはそれなりの「覚悟」があるはずです。


 その覚悟が微塵も感じられないバンドには、僕は間違ってもついていきたくないです。


 


 最近よく耳にしますが、「メンバー狙い」の方も数多く存在しているようです。



 できたら本物の音楽に出会って、共感してください。



 本物の音に出会えたら、「バンドのメンバーにライブやインストで会えるだけで幸せな気持ちになれる」と思うから。




 僕はいつもそうだから。


 会えるだけでいい、一緒に同じものを共感出来ればそれでいいと思ってる。



 目が合うだけで幸せ、

 ライブに行けること自体が幸せ、

 一緒に笑えることが幸せ、

 一緒に歌うことが幸せ、

 同じ空気を感じられることが幸せなんだ。





 綺麗事だと笑う人もいるでしょう。

 邪な気持ちが絶対あるという人もいるだろう。


 

 僕がライブに行くのは暴れたいという気持ちは少なくともあるけれど、根底にあるのは「素晴らしいバンドに出会いたい」からだ。



 
 少し話が逸れるけど、PVひとつにしても、歌詞ひとつにしても、見て、読んで、音に触れて何も感じない人は本当に悲しい人。


 ただの「良い音楽」で留まらないはず。




 the GazettEの紅蓮のPVを見て何度も僕は泣いたし、DirのPVを友達がカラオケで歌いながら見せてくれた時も泣きそうになった。


 DirのPVを見た時は「この映像を見て何も感じない人って哀しい人だね」と友達に言ったことがある。


 京さんが伝えたい想いとか、口にしないものを音や映像でリアリティ溢れる程に表現してる様は圧巻なのに。





 蹲る感覚がその中に在るのに。





 もっと音の深いところに触れてほしい。



 「何故、どうして」


 と考えることをやめないでほしい。




 彼らが音楽で何を語っているのかを悟ることをやめないでほしい。






 自分自身にとって何が「良い」もので「悪い」ものなのかは人それぞれ。







 僕にとって重要なのは「本物」であること「本質」が在ること。






 

 それだけだ。