コドモのブログ | 昨日と同じかもしれない今日

コドモのブログ

この間、いちねんせいではないのだけど、中学生のブログやら掲示板書き込みやらでトラブルがあったようなのだった。

特に珍しいことではない…と思うし、ちゃんと(?)発覚しただけらっきー!ってことなのだと思う。


本音を言うと、ブログを作ったり、掲示板に書き込みしたり…というような、つまりインターネットに対して「発信」する行為は、中学生以下のコドモにやらせたくない。

もっと本音を言うと、高校生にもやらせたくない。


実際には、中学生が書くブログや掲示板というのは、そもそも中学生仲間のみのコミュニケーションである場合が多いようだし、中にはもちろん、大人と遜色ない発信ができる中学生だっているのだろうから、「中学生以下書き込み禁止!」なんて言っちゃうのは現実的とはいえない。


にも関わらず、やっぱりやめといた方がいいよなーと思う。

思春期の少年少女は、個人の能力にかかわらず、概ね言語表現が不安定になりがちだから…なのだった。

結構単純な理由だ。


なかなか難しいのかもしれないけど、親がいつでものぞくからね!ということを了解した上でのブログ・掲示板書き込みをするべきなのだった。

コドモにとって、一番切実に実感できる「他者」は親だからだ。

最低限、親に見られて困ることを、インターネットに向かって発信してはいけない(しみじみ)


交換日記みたいなレベルなら、親に対して「見ないで!(怒)」という態度に出てもやむを得ない、というかそれが自然だと思う。

でも、インターネットは、ダメ。


コドモたちに、「不特定多数のヒトが見るんだよ?」「誰が見るのかわからないんだよ?」と言ってもあまり実感はない。

多くのコドモにとって、「不特定多数のヒトたち」とは、電信柱みたいなものだからだ。

電信柱に何を見られても、それを恥ずかしいと思うことはないだろう(しみじみ)


今回、ウチでおきたトラブルというのは、ちょっとコドモたちが叱られておしまい、という程度のコトだったけれど、ひとつ間違うと、慰謝料だのなんだの、というレベルの問題になったかもしれないなーと思ったのだった。

もちろん、そういうトラブルが元で不登校だの自殺だの、ということだって、絶対にないことではないわけで。


コドモがインターネットで発信することを認めるのは、親にとって、ものすごいリスクとなるはずなのだった。

その割に、コトが起きたとき「ウチの子がそんなことしているなんて全然知らなかった!」という親がむしろ多い…みたいで、ちょっと心配なのだった。