〜つづき
いわゆるトロフィーワイフをとっかえひっかえ妻にしてきた男という印象だが、少なくとも現在の夫人であるメラニアさんについては、ただのトロフィーワイフではないことがわかる。
頭の良さ、性格の良さ、思慮深さが行動の端々からうかがえるのだ。
考えてもみれば夫婦は似たもの同士でつがうというのが基本である。
似ているというのは顔や外見もさることながら、物の考えかたや学力までも含まれる。
大リーグ、ドジャースの公式SNSで大谷翔平選手と奥さまの写真が公開されたが、顔と笑顔、身長のつりあいなど、あまりの似方に皆納得するしかなかっただろう。
そんなわけでトランプ氏の歴代の夫人たちも、トランプ氏と同様の持ち主だったと推測する。
ではなぜトランプ氏が同じ夫人と添い遂げず、3度も結婚したか。
これこそが氏の繁殖成功の最大のポイントだ。
もし最初の夫人と生涯にわたって仲良く添い遂げたなら、子は3人で終わっていたに違いない。
しかし2番目、3番目の妻を得、それぞれ1人ずつの子を得た。
そうして子の数を5人に増やしただけでなく、遺伝的バリエーションをつけた。
ここが最も重要な点だ。
もしただ1人の妻の間に5人の子供をもうけていたらどうか。
何らかの伝染病がはやったとき、遺伝的にバリエーションがないと全員が助からないという可能性がある。
しかし子に遺伝的バリエーションをつけていれば、少なくともその危険性は避けられるのだ。
「常識」が左右する世界
一夫多妻が許される社会であれば、トランプ氏のような富豪は同時に複数の妻を持っただろう。
しかし一夫一妻しか許されていない社会では、結婚、離婚を繰り返す、シリアルモノガミー (連続的一夫一妻) が子に遺伝的バリエーションをつけるためのとっておきの方法だ。
トランプ氏は経済的、政治的に成功するだけでなく、このような意味で繁殖にも成功しているのである。
トランプ氏はただの粗暴で特殊な人物なのか。
トランプ氏のようなリーダーとどう向き合うか。
力がものを言う厳しい国際社会で、日本には平和ボケから覚め、常識ある自立した戦略が問われているように思う。
〈コイのエサやりの話は知らなかった。
そういうことか、、まことにマスコミ…マスゴミのトランプ嫌いは度を超えている、それは左曲がりの日本のマスゴミ等の安倍晋三元首相嫌いと同じだ。
〝繁殖の世界での大成功〟という論。
ここからが非常に面白かった!
似たもの夫婦…確かにそういう相手を誰もが無意識に選んでいるのかも知れないし、次第にそうなっていくのも事実のようです。
〝遺伝的バリエーション〟なるほどね。
これは、よく一つの団体が飛行機移動などの時、同じ便に乗らないという方法をとるのと発想としてはよく似ている。
トランプ氏がそんなこと…伝染病…のことを考えての離婚結婚をしたわけではなく、結果的にそうなったとは思いますが。
〝シリアルモノガミー〟…なんて言葉初めて聞きましたが、連続的一夫一妻、、つまり一夫多妻の縦軸ということですね。
これはしかし、多分、異論反論も出てくるかと思いますが、こうした危機は、日本の今の皇室において現実的問題だと思います。
昔だったら皇室も一夫多妻的な発想を実施して、世継ぎを確保したようですが (大名などは家が続くかどうかが最大の問題だったので当然のようにしていた) 今はそういうわけにもいかない。
竹内久美子氏は皇室のことにおいても、男子のY遺伝子のことでいろいろ述べていますが、自分などはなるほどと思うことが多いものの、皇室を聖化している方々は眉をひそめていますね。
トランプ氏との向き合い方…つくづく安倍さんが亡くなったことが悔やまれてならない、、トラさんをコントロールできたのは安倍さんしかいなかったのだから〉