私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。
はじめましての方はこちらから見ていただけるとうれしいです☆登場人物紹介してます
風が少し冷たいけれど
潮の香りが心地良いです。
私は先生と伊勢志摩に来ています。
先生なりの仲直りのしるしでしょうか…
先生は小さな旅館を予約し、
週末を利用して
私を連れてきてくれました。
私たちは浜辺に夕日を観に来ました。
「ナオコ、ごめんな」
先生が改まって私に言いました。
あの日 ↓ から
テンションが低めな私を
先生は気にしているようでした。
私は夕日を観ながら無言で頷き、
咄嗟に足元の砂を掴んで
先生に投げました。
「うわっ!」
先生がびっくりするのを見ながら
私は久々に笑って後ずさりました。
今度は先生が追いかけてきて
容赦なく私の全身に砂を投げてきました。
私は先生を追いかけて
また砂を投げます。
私たちは砂だらけになりながら、
夢中になって交互に追いかけ合いました。
ふざけ合いながら、
ふたり笑い合う中で
私は結局、
リセットボタンを押してしまいました。
私たちは
旅館で夕食を取り、
ちょっと季節外れだけど、
花火をしました。
先生は子供みたいにはじゃいでいました。
今でも写真に写る先生は、
花火を持って無邪気に笑っています。
【次へ続きます】

