私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。
はじめましての方は、第1話から見ていただけるとうれしいです☆
あの日から私は順調に、
仕事と学校と部活をこなしていました。
そんななか、
前回夜景を見に行ってから2週間程経った頃、
また太田先生に誘われて、
一緒に帰ることになりました。
「今日は真っ直ぐ帰ろうね」
先生はそう言い、
車を真っ直ぐに走らせています。
先生は今日も上機嫌で、優しいです。
ニコニコしながら先生はまた聞いてきます。
「なおこー、好きな人教えてよ」
「嫌ですよー」
「○○か?」
「違います。」
「なら▲▲か?」
「全然違います。」
「なら垣内先生か?」
「?!なわけないでしょ!」
場が和みました。
「なら誰やねん?」
「……」
私は、
言ってはダメだと思っていても、
溢れてくる想いを
打ち明けないことが苦しくて…
でも言ってはいけない…
高校生なんか相手にされる訳がないし。
そんなふうに考えを廻らせていると、
もう自分の意思とは関係なく
涙がぽろぽろこぼれてきました。
先生は運転に集中していて見ていない、
はず……
と思っていたけれど、
びっくりした顔をして
こっちをチラチラ見ています。
私はもう耐えられなくなって、
思わず呟いてしまいました。
「私、
先生のことが好きです。
相手にされなくてもいいんです。
先生に彼女がいたって、
好きなものは好きなんです。
付き合いたいとかそんなこと思わない。
ただただ、好きなんです。」
言ってしまいました。。。
先生は私の言葉を聞くなり、
車を咄嗟に道路脇に停めました。
【次へ続きます】

