廃虚の旅 3・赤別荘の主 | もぐもぐたんのブログ

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通称「赤別荘」

でも別荘ではない。


大正時代に建てられた豪邸だ。

ただのお金持ちの邸宅だと思っていたが

発見した書類から思いがけない事が明らかになる。




































この一族は、金貸しを生業としており

庶民から巻き上げた法外な利息や、

農民から取り上げた田畑で私腹を肥やしていった。


更には村を牛耳る村議会議員にも一族でなっていた。

もう村中誰も逆らえない存在だったのだ。










支払いが滞った者には裁判を起こし

農民から取り上げた田畑は、すぐさま所有権を一族に移転登記

さらには小作料を払えなくなった農民にも、払えなければ

他の田畑を取り上げるぞと裁判。


そうやって庶民を泣かせて暴利を貪っていたのだ。


この家の家長は、当時の華族の流行だった狩猟をたしなみ、

全国津々浦々の鴨を撃つ大会に出場。

東京や名古屋の銃砲店からカタログを取り寄せていた。


この家も、代々庄屋か、小藩の大名家からの華族だったのだろう。

各地の華族が競って洋館を建てていた時期とも合致する。


巻き上げた財産で高台に建てた闇金洋館から、

平民達を見下して美酒に酔いしれていたのだろうか。


そんな一族も敗戦による農地解放で一気に財産を減らす。

取り上げた田畑は元の持ち主に返し、高利貸しもできなくなった。


昭和40年代には住む者も居なくなり

ひっそりと闇時代の幕を下ろしたのだ



昭和40年の固定資産税17200円

所得税0円。つまり、昭和40年には収入が全く無かった。


その後、税金すら払えなくなったらしく、納税督促状が何通か残っていた。


家を継いだ子息は、この辺鄙な場所にある洋館を手放し

便の良い町へ降りたのかもしれない。

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