交野市倉治
「なかがわ音楽教室」です!
生徒さんのほぼ全員が目標にしている
「合格」
私が、「合格シール表」を作ってるから尚更その意識が高いのだと思います。
最近この「合格シール」や「合格」についてほんとに考えさせられるようになり、廃止や年齢制限も視野にいれるようになったほど。
というのは、
「本当に音楽を楽しんでくれているのか?」
ということです。
合格だけしか見えてないと、その曲を楽しむことより先に「合格さえもらえればいい」
という意識が強くなってしまう。
合格にならないことが、本当にダメなことだと感じてしまうのです。
もちろん、その子の年齢、レベルにより、
合格までの期間は個人差がありますが、
音楽というのは、
目には見えないけど、
大きなキャンパスに絵を描くようなもの。
少しずつ仕上がっていくものです。
家で下書きしたものをレッスンで色塗りしていくものという例えがわかりやすいかもしれません。
自宅練習が少ないと、
仕上がりが遅いのは当然のこと。
どんどん色がつき、仕上がっていく過程も、ちゃんと楽しんで欲しい。
これが、できるようになると、本当に音楽を楽しんでいる人になったということです。
そうなると、自然と、
「合格シールなんてもういらない」
と、なるんですよね。
本当に曲を味わってる子は、
合格になった曲もレッスンに来てグランドピアノで弾きたいようで、「弾いていい?」と、気持ちよく弾いてる。
お気に入りの曲には印をつけて、
忘れないよう、いつでも弾けるようにしてる姿が見られて、その子は5年生ですが
「シールのことなんか忘れてた!」
と言ってシール卒業しました。
中学、高校生が年々増えてる当教室。
中学生以上に合格シールは不要だなと、見ていて思います。
合格にこだわらない、
仕上がるまでの過程を楽しむには、
私の指導の仕方が大部分を占めると思っています。
一回のレッスンで合格する!
という目標を掲げてレッスンに来てる子もいて、
悪いことでは決してありませんが、
合格できなかった時に
「なぜできなかったか?」
も一緒に考えてあげること。
レベルが上がるほど、合格への道のりは長いので、そのことも教えてあげないことには、ただただ結果だけに打ちひしがれて終わってしまう。
仕上がるまでの過程も楽しんでくれる精神を養うことが、「合格」よりずっと重要だと思っています。
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