9月20日夜公演
オルフェウス:チョ・ヒョンギュン
ヘルメス:チェ・ジェリム
ペルセポネ:キム・ソニョン
エウリディケ:キム・スハ
ハデス:キム・ウヒョン
9月22日夜公演
オルフェウス:パク・ガンヒョン
ヘルメス:カン・ホンソク
ペルセポネ:キム・ソニョン
エウリディケ:キム・スハ
ハデス:キム・ウヒョン
ギリシャ神話の「オルフェウスの冥界くだり」のエピソードを現代風に再解釈した、トニー賞受賞のブロードウェイミュージカル。
韓国では、2021年の初演に引き続いて今回が再演となります。
まずは何といっても、中毒性のある様々なジャンルの楽曲が素晴らしいっ!
その魅力的な楽曲を歌ウマぞろいの韓国ミュージカル俳優さんたちが圧巻のパフォーマンスで歌ってくれるので、満足感がハンパないです。
韓国ミュージカル俳優さんたちの卓越した歌唱力・表現力が遺憾なく発揮される、うってつけの演目と言ってよいのではないでしょうか。
再演の演目ということもあってか、観客の皆さまもこの演目の楽しみ方を熟知していらっしゃる様子。
オープニングの登場人物紹介ナンバーでは大盛り上がりで、手拍子の一体感も心地良かったです。
ストーリーはシンプルなので話に置いていかれることはなかったですが、様々な風刺や暗喩などが存在していると言われていて、私はそこまで深くはこの作品を理解することはできなかったみたい・・。
でも、主軸のストーリーだけでもガッツリ持っていかれましたし、演者さんたちのパフォーマンスだけでなく、演出や照明の妙にも唸らされました。
「完成度の高い芸術作品を堪能させて頂きました!」という満足度がとても高かったです♪
オルフェウス役はヒョンギュンさんとカンヒョンさんのお二方で観劇。
作曲に使命感さえ感じるようなストイックさを持つヒョンギュンオルフェウス。
音楽から愛し愛され作曲は生きることと同義な純粋天然系カンヒョンオルフェウス。
どちらも素晴らしかったけど、私はカンヒョンオルフェウスにどハマリしました♡
カンヒョンさんの透明感のある澄んだ歌声が清らかすぎて、まさに神の領域。
主軸となるララララ~の「Epic」の歌唱は、もうなんだか尊すぎて涙がにじんでくる感じ・・。
その他のナンバーも素晴らしく、力強く歌う所、愛情を込めて歌う所、決意を込めて歌う所、様々な歌唱表現に心を揺さぶられっぱなしでした。
純粋さと切実さが鏡合わせのようなスハエウリディケとのケミも最高!
涙・涙でお互いを思いやる二人を応援せずにはいられませんでした・・。
悲しい結末だけれど、希望も抱かせてくれるラストの余韻も秀逸。
観劇回数を重ねれば、さらに見えてくることも多くなりそうだし、キャスト違いのケミも楽しめそう・・。
「沼作品」の香りが非常に高く感じられる作品でした!
今期はこれで観劇終了ですが、再演があったら必ずまた観に行きたいですっ!!