スウィーニー・トッド:パク・ウンテ

ラヴェット夫人:オク・ジュヒョン

ターピン:ソ・ヨンジュ

アンソニー:イム・ジュニョク

トビアス:シン・ジュヒョプ

ジョアンナ:チェ・ソヨン

 

 

題材が題材なだけに、観劇後に少し気分が悪くなっちゃったり食欲がなくなっちゃったりと、「好きな作品」と言い切るのには躊躇してしまう演目なのですが・・。

でも、何故か上演が決まると観たくなっちゃうんですよね~。

「スウィーニー・トッド」は、私にとってそういう「摩訶不思議」な作品です。

 

 

今回観劇してみて改めて思ったのは、「ソンドハイムの音楽」の魅力です。

不協和音や変拍子などの居心地の悪さが独特の世界観を構築していて、それだけでなく美しいメロディも散りばめられていて・・。

二重唱や三重唱も様々なパターンがあって、それぞれが登場人物の心情を雄弁に語っているように感じられました。

聞けば聞くほど中毒性が増していく音楽だと思います。

それを歌うまさんたちが情感豊かに歌ってくださるので、楽曲を追っていくことで様々な感情と同化できるような、そんな不思議な感覚を味わうことが出来ました。

 

 

ウンテさんのトッド。

何だかとっても格好良かったです。

随所に笑い声が起こっていましたが、どっかんどっかん笑いを取っていくスタイルではなかったので、全体的には落ち着いたというか少し重めの雰囲気のトッドでした。

どちらかというとクールビューティー(?)な印象だったので、なおさらラストの慟哭は胸が痛みました・・。

 

 

ジュヒョンさんのラヴェット。

緩急自在で表現の幅も広く、瞬発力と切り替えの早さも兼ね備え・・。

コメディエンヌの才能もあるんだ~・・と改めて感服しました。

ビードル役のジョフィさんとの掛け合い、めっちゃ面白かった!

ウンテさんとの息もピッタリでした♪

 

 

アンソニー役のジュニョクさん、トビー役のジュヒョプさんもとっても良かった!

ヨンジュさんのターピンも相変わらず気持ち悪くて(←褒めてます)すっごくイイ声で、素敵でした。

 

 

カテコでは力持ちのジュヒョンさんが、あのウンテさんを横抱きにして捌けていくというwww

客席も大喝采でした。

不思議な魅力の「スウィーニー・トッド」。

なんだかんだ言って、すっかりハマってるみたいですwww