本来ならば昨日の「父の日」に関してのブログを更新するのが適当だと思いますが、供給が間に合ってそうなので止めておきます。
そもそも唯一の遺伝子継承者の娘からコンタクトがないのでこっちから連絡するのも烏滸がましいと思いましたが暇な休日ですし何より寂しいのでラインをいじってみました。
まぁぼ「今日は何の日でしょう?」
むすめ「日曜日ですが、何か?」
僕は心が折れました。
そんなわけでこの話はここまでです。
なので、別の話を。
せっかく本日は業務中に更新できる環境にあるのだからもうちょっとお付き合いください。
キーボード入力音でイカれたハーモニーを奏でます。
大丈夫ですよ。
たまに中指で額をコツンと叩いたり眉間に皺を寄せ鋭い眼光で工事資料に目を移す仕草を散りばめればどうみても施工計画などを作成しているようにしかみえません。
こうみえても私だってプロなのですから。
(↑だから仕事しろってば)
実は午前中病院へ行ってきました。
診察の内容等深刻な話は置いといて(全く深刻でもないし、つまらないから省きます)、病院で処方待ちをしていた時のことです。
「まかべさん、まかべしゅんさん」
受付から呼び出しにおそらくその場に居合わせた私と同世代の男女はほぼ同時に顔を上げました。
なんというときめいてトゥナイトしちゃうような名前でしょう。
恐らく「しゅん」という名前をつけたのはこのアニメなりを観て育った母親、「まかべ」という珍しい苗字へ嫁いだ時から男の子ならこの名前を命名しようと思ったであろうことは想像に難くありません。
ですから。
ですから、少なく見積もってもラージヒルK点越えは確実だろうと思われる躯体、丁寧に相当数のオブラートに包んで言わせていただくなら「ぽっちゃり過剰系」おじ様が「あ、はいはい、僕です」なんて立ち上がった時はその方の加齢臭以上に気まずさが漂ったね。
こんなはずではなかった。
彼の親や彼自身の声亡き叫びが聞こえるようでした。
(Fin)
あ、いやいやFinじゃなくてさ、命名というのは存在に意味を持たせる重要な儀式だと思うのです。
それこそ僕も悩みに悩んだわけでして、果たして最終的に娘に名づけた名前、他の誰でもない存在を導き出したプロセスというのは、まぁ、はっきり言ってどんなに悩んで決めたという事実があろうとも親の自己満足という側面も持っていますから仮に「ねぇ、私の名前はどうやって決めたの?」なんて聞かれた時はこう答えても良いわけです。
「世界中のしあわせを独占できる名前を考えてたら出来上がりました」
するとくすっと笑い僕の耳元でこう囁くんだ。
「一人分でいいんだよ」
そうだな。
それでもそこに存在してくれるだけでいい。