お葬式に行ってきました。

 

姉の嫁ぎ先の姉の旦那さん・・・ってややこしいですが、ともかくそういった間柄の方が事故で亡くなったということで、縁遠くではありますし左程懇意でもなくお互いほとんど会話もなかったですが、尚且つ会社の忌引き規定外でありましたが、ほんと「が」が多いですが、前日の通夜並びに本日、告別式と参列させていただきました。

 

(訳)

姉が「立場がネェから嫁ぎ元代表してオメェぐらい参列しろ、てかオメェしか旧家の人間もういないけどサ、わかったか?返事は聞いてネェけどヨ、明日の朝刊載りたくネェなら選択肢ネェぞ、コラ」と恫喝してきたので、怖かったので参列了承しました。

 

「10時半告別式だから、9時までには来て待機してろよクズが」

 

と姉から心温まるメッセージが届いたので、無視して10時半ギリギリに到着するように車を走らせました。

道中私は思いました。

 

『あのクソビッチとはいつか決着を付けねばならぬな・・・』

 

と。

なあに、どこの姉弟関係でもあるような所謂「不倶戴天」という微笑ましいアレです。

まぁ、そもそも「姉より優れた弟など存在せぬわ」など宣うイタイお人、私は某主人公宜しくこれまでスマートに対処してきたわけですが、なにかにつけて優劣付けたがるその姿勢、私は加齢に、じゃなくて華麗にスルースキル発揮できたわけですがかつて私の娘にまで「いとこでもうちの娘と差がつくものね、あ、親が離婚してるからかw」と嘯いた時などは霊長類一温和な私も「屋上へ行こうぜ・・・久々に・・・切れちまったよ」と血管震わせるのをせせら笑うように「おばちゃん、父さんと母さん離婚してなくても私こんなもんやから」ってケラケラ笑う娘に苦虫を噛んだ表情の姉を見る私は文字通り某テレビ番組を視聴しているソレでした。

 

「え?これなんていうスカッとジャパン?」

 

とはいえかつては仲の良かった姉弟に何があったのかなんてのはきっと別の機会に語られるのであろうから割愛します。

 

(。・ω・o)

 

話を戻します。

式場に到着しますと、流石に名士らしく参列者の数が多すぎて「私ってばいなくてもわかんなくね?」と思いましたが、「キタヨ」アピールしておかないと後でどんな罵詈雑言言われるかわかったものではないので、その絶好の機会たる「一般参列者焼香」の儀まで虎視眈々と、ではなく粛々と式に列しておりました。

 

故人は51歳。

早すぎる死です。

中学生になる彼の息子の表情は伺い知ることはできませんでしたが、推して知るべしです。

突然、親の訃報を知る衝撃というのは私も母の事故で経験ありますが、況や思春期の少年をや。

胸が痛くなり、涙を抑えることができませんでした。

 

・・・。

 

というのが、開始20分ぐらいです。

以下不謹慎かもしれませんが、心の声です。

なにせ、告別式は長丁場。

しかも、坊さんが5人。

(私の母の時は3人だったような)

延々なのか本当か、時の流れは続くのか・・・ってぐらいレクイエムを奏でる5名のパーティー。

 

「えっと、坊さんひとりが~円だから・・・わお」

 

なんて、傍白は優しいくらいで眠気とシンクロして様々な雑言が脳内で飛び交っていったが本当に不謹慎なので割愛します。

私は悪くありません。

きっと、列席に座れなかった私以外の立ち見参列者も同じように思っているはずです。

きっとそうです(←クズの世迷い事です。ごめんなさい)。

 

開始1時間30分オーバーで一般参列者焼香の儀盛大に開演。

(↑書き方が不謹慎に見えますが気のせいです)

私は姉の姿を見つけると目くばせしてサムアップしたり、さながら欧州サッカーのゴールパフォーマンスよろしいPR。

姉は気づいたもののあきらかにキ〇ガイを見るような目で愛弟を蔑する始末。

 

なんにせよミッション達成の私を親族バスに乗り込む前の姉が襟首捕まえ放ったさ。

 

「明日の朝刊載ったぞテメェ!」

 

※ねえさま、ねえさま、すみません、脚色しました。