田舎の小さな村に住む
中学生たちにとって
修学旅行というものはまさに
夢のような存在だった。
彼らの村には小学校しかなく
中学校も含めた
大きな街や都市に行く機会は
ほとんどなかったからだ。
ある日
村の中にある小さな図書館で
偶然一冊の古い本を見つけた。
その本には神秘的な絵と
定規の形をしたポータルが
描かれていた。
本には、「このポータルを通ると
まるで魔法にかかったように
想像もできないような場所に
繋がるだろう」と書かれていた。
興味津々の中学生たちは
その本を手に取り
ポータルの絵をじっと眺める。
そしてついに
彼らは一つの決断を
下すことにした。
「修学旅行は、このポータルを
通ってどこか遠くの
場所に行こう!」と。
旅行の準備をする間もなく
彼らはそのままポータルに
飛び込んでしまった。
目の前に広がったのは
たくさんの光と色彩が
散りばめられた空間だった。
彼らは恐怖を感じることなく
その美しい景色に感動した。
ポータルから出た先は
どこかの異文化を持つ国だった。
彼らは街に出て
美しい建物や
新しい食べ物を堪能した。
また、その国の中学生たちと
交流し、お互いの文化や
言語を学び合った。
次は、広大な自然に
囲まれた場所にポータルが
繋がっていた。
彼らは山々を登り
湖でカヌーを楽しんだり
森の中でキャンプをしたりした。
自然の中での冒険は
彼らにとって忘れられない
経験となった。
そして、最後のポータルの先は
未来の世界だった。
そこでは、最新のテクノロジーや
宇宙旅行が日常茶飯事と
なっていた。
彼らは宇宙船に乗り込んで
宇宙を飛び回り
惑星や宇宙人との
交流を楽しんだ。
修学旅行が終わり
彼らはポータルに戻る時が来た。
しかし、村の小さな図書館に
戻ると、ポータルはもう
存在していなかった。
彼らは悲しみに包まれたが
同時に心にはたくさんの思い出と
成長が残った。
彼らは後日
そのポータルの存在を
村の人々に話し
村が国内外の人々との交流を
深める機会を作る
きっかけとなった。
そして、修学旅行の物語は
他の中学生たちの夢や希望を
育む伝説として
村の歴史に刻まれていくのだった。