2019年7月のアメリカ紀行です。ワシントンDCの観光を続けています。
スミソニアンの博物館を見学した後、アーリントン国立墓地にやって来ました。
アーリントン墓地はポトマック川の西岸で、DCではなくバージニア州に属します。
今回はuber 使って行きました。uberは途中経由地を入れられるので、①硫黄島記念碑→②アーリントンへと行ってもらいました。
1945年大東亜戦争の日米の死闘・硫黄島の戦いの記念碑です。
見てみると、やたら馬鹿でかい!高さ10メートル、幅20メートルもあります。
下の写真で人間と比べてみてくださいw
兵士たちの掲げるアメリカ国旗は実物ですね。
クリント・イーストウッドの映画でも有名ですね。アメリカ軍にとって、この戦いがいかに重い意味を持つかがわかります。
日本陸軍の名将・栗林中将はサイパンとペリリューの戦訓から、徹底的な持久戦で米軍を消耗させました。米軍の死傷者(2万人以上)は日本軍を上回りました。
全ては日本本土への空襲を1日でも遅らせるためでした。
硫黄島の戦い、そして沖縄決戦と続く死闘が両国に厭戦気分を引き起こし、8月の講和へとつながっていったのです。
クリント・イーストウッドが日米両方の視点から描いた硫黄島映画2作です。
アメリカ目線の「父親たちの星条旗」は、この像のきっかけとなった写真の、意外ななりたちがわかります。
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日本目線の「硫黄島からの手紙」は渡辺謙さん主演でした。
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クリント・イーストウッドは黒澤明を超えたね。
つぎに「アーリントン国立墓地」に向かいます。建国以来30万人以上の英雄がここに眠ります。
まずはビジターセンターでセキュリティチェックを受けます。
さまざまな展示も見れる。
衛兵さんのお人形です。
このビジターセンターを通り抜けて墓域へと向かいます。
墓地は広大なので、ここから出る循環バスに乗ろうとしたんですが、チケット売り場がよくわからないので、歩くことにしました。
一面、墓地です。すごい。
円の中央には「敬意を払って、静粛に、」と書かれています。
ここが有名な「ケネディ大統領の墓」です。1963年ダラスでパレード中に暗殺されました。
隣にはケネディ夫人ジャクリーン・ケネディ・オナシスも眠ります。(1994年死去)
墓の背後には「永遠の炎」が灯されます。
またテラスを囲む大理石の壁には、ケネディ大統領就任時の有名な言葉が刻まれます。「国家が国民に対して何をしてくれるかでなく、国民が国家に対して何が出来るか問いたまえ」
ケネディ墓地から見える高台に「アーリントンハウス」がありますが、どうも工事中?
ここは南北戦争の英雄リー将軍の邸宅だそうです。
リー将軍は敗軍(南軍)の将ですけど、その高潔な人柄が愛されアメリカ全体から英雄視されています。日本で言えば、西郷さんみたいな感じかも。
さて次に「無名兵士の墓」に向かいます。
無事「無名兵士の墓」に到着しました。
「無名兵士の墓」は身元確認出来なかった兵士たちが埋葬されます。
ここは24時間365日、陸軍第三歩兵隊(オールドガード)が衛兵として警護されます。オールドガードはライフルを片手に、墓碑の前を21歩で往復します。
衛兵は30分(冬場は60分)で交代して、その交代式が観光ポイントになってます。といっても厳粛な雰囲気で、交代式の際は観客全員起立して見守ります。
大きな声で「全員起立!」を促します。
Billy Joel「Goodnight Saigon」
And we would all go down together,
we said we’d all go down together,
yes, we would all go down together.
日本は、靖国神社に総理大臣さえ行けないのに。戦争だけでなく、精神でもアメリカ人に負けているな、と思わされた。悔しいですが。
「無名兵士の墓」のそばにローマの劇場?っぽいものがありました。
式典用のものでしょうか?
高台に上がってみたんですが、多分あれはペンタゴン(国防総省)じゃないでしょうかね?
上空からのペンタゴン、ウィキからの拾いです。
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